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170. ラベルをはがしやすくするためのラベル


最近は自宅でも職場でも、積極的にゴミの分別をするようになりました。「みんな分別なんかしてないよ、自分一人がやったからって・・・」という甘い考えは捨ててみました。

みなさんはペットボトルの分別方法はご存じですよね?キャップをはずして・・・ラベルをはがして・・・ベコッと潰しますね。僕はこの過程でとってもイライラすることがあります。

 ラベルをはがす切り口が見つけにくいんです!

ペットボトルには、ラベルをはがしやすくするためのミシン目が施されているのですが、これがとっても見つけにくい。ペットボトルをぐるっと一周探さなくてはならないなんてこともよくあります。これでは気軽にラベルをはがすことができず、「分別して地球にやさしくなろう」なんて気も失せてしまいそうです。

そんなとき、何気なく買った麦茶のペットボトルに便利な表示を見つけました。

「きりくち→」と切り口のミシン目に書いてあるじゃないですか!かなり地味に表示されていますが、これなら簡単に切り口が見つけられます。

ちょっとした工夫なんですが、正しく分別する人は増えるんじゃないかと思います。ラベルの切り口が見つからないがために「めんどくさい」と頭にきてラベルがついたまま捨ててしまう人もいるでしょうから。

「リサイクルにご協力ください」なんて表示をするのも良いですが、捨てる人のことを考えた「捨てやすいデザイン」を少しでもする方が、正しく捨てる人は増えると思います。

169. 背景色で文字種識別~CLIEの新手書き認識システム「デクマ」


タッチパネルがメインのPDAでは、文字入力に手書き認識をよく用います。そこで必ず発生する問題は、「O(オー)」と「0(ゼロ)」、「カ(カタカナ)」と「力(ちから)」などストロークが似ている文字の識別です。システムがどう認識するかという問題もそうですし、認識した文字をユーザにどう評価させるかも悩ましいところです。単なるメモならPDA上のフォントで本人が読めれば良いのですが、それをメールで送ったりするとPC上のフォントではあからさまに誤字として目立ったりします。

この問題になかなか上手いソリューションを組み込んだのが、SONYのPalmOS搭載PDA、CLIEの最新機種PEG-NX80VおよびNX73Vです。これらの機種には新しい手書き文字認識ソフト「デクマ」が搭載されているのですが、このソフトは認識した文字種毎に認識枠の背景色を変えて表示するのです。

ひらがながピンク、カタカナは紫、漢字は黄、アルファベットは水色、数字は青

写真は右2枠は、アルファベット大文字のオー、全角記号の丸を認識(全角記号は漢字扱いらしい)、表示した状態です。もし誤認識した場合は、各枠の右下の「めくれ」部分をタップすると、3枠目のような8候補表示になります(右下の「消」は削除)。こちらでも文字種別に背景が色分けされています。青(濃い水色)が数字です。詳細な色分けの凡例は、製品情報ページのココを参照して下さい。

色の意味を覚えるまでがちょっとナンなのと、全角半角の区別があまり考慮されてない(というか英数字は半角しか入力できない)こと、明度コントラストが低いので色覚異常の方が見分けられるか心配など、気になる点はありますがなかなか良いアイデアだと思いませんか?

関連ページ
CLIE PEG-NX80V製品情報

168. ブロードバンドのエリア・チェック


σ(^^)は自宅でサーバーを運用していることもあり、下り速度だけでなく上り速度も高速な光ファイバー接続にあこがれています。しかし、残念ながら現在住んでいる場所はBフレッツ、U-SEN、TECPOひかりのどれもエリア外なのです。光接続の為に引っ越す、というと「本気かよ」って顔をされますが、まぁ賃貸住宅斡旋サイトを巡回するくらいは実際にしてたりします。

そんな中、各ブロードバンド・サービス業者のWebサイトに共通の不満を感じています。ひとつは、エリアチェックに電話番号を必要としている点、もうひとつはその入力フォームがハイフン毎に別枠になっている点です。

ひとつ目の点は、Bフレッツのサイト、というよりフレッツADSLを含むADSLの業者全般に言えることです。ADSLは電話回線をベースにして技術なので、電話番号から収容局を調べる必要があり、この事自体は納得がいきます。しかし、それ以外の検索方法があまりイケてない点が不満なのです。引っ越し先がエリアかどうか調べようって時は、電話番号なんてまだ決まってないんですよね。NTT東日本のBフレッツ提供エリアのページでもフォームは電話番号のみ。リストは並びが都市の規模順(?)になっていて、これから引っ越そうかなんて人には直感的とは言えない状態です。

しょうがないのでどうするかというと、住宅情報サイトで表示された大雑把な住所を検索エンジンで叩いて、ほぼ同じところにあるお店の情報を探し、その電話番号を使います(注:この方法はあくまで参考程度であり、最終的には正確な住所でブロードバンド・サービス業者に問い合わせることをオススメします)。そこで2つ目の不満にぶち当たります。検索エンジンで目的の住所の近所にある事業者の番号が「045-123-4567」であることがわかったとしましょう。コピペしますよね?どうぞ、実際にコピーして下さい。そして、ブロードバンド・サービス業者のサイトに行きます。そうするとこういうフォームがあるワケですよ…

お住まいのエリアをチェック!
電話番号:

ペーストできまへんがなっ!(;´Д`)⊃

なんでひとつの枠にしといてくれないんでしょう?上記のようなシチュエーション以外にも、アドレス帳ソフトからコピペしたりする状況はあり得るし、手打ちするにしてもTABキーで枠を移動できることを知らないような人はいちいちキーボードとマウスを往復しなければならなくて大変でしょう。ひとつだけメリットがあるとすれば、「ここは電話番号いれるところ!」ってのが見えとしてアピールしやすいというのはありますね。実際、有線BROAD GATEでは郵便番号を使いますが、

郵便番号でチェック

のようなフォームになっており、ひと目で電話番号欄ではないことが分かります。でもこれは他の手でフォローできる気もしますし、せめて裏技として1枠目に全部ペーストしても機能するようにしておくくらいは簡単にできるんじゃないでしょうかね。

P.S.
 それにしてもホントにブチ切れ寸前なのは有線の新しいキャッチ「ほんとは光ファイバーにしたいんじゃないの?」ですわ。

あぁそうさ!したいさ!!だからとっととエリアにしてくれよっ!(;
´д⊂)

167. 機能的十分、ユーザビリティ的不十分~無線LAN機器のセキュリティ機能


写真は、一般的な無線LANアクセスポイントのMACアドレス制限の設定画面です。MACアドレスとは、無線LANやEthernetなどのネットワーク機器に割り振られた固有の番号(英数字)のことで、同一製品であっても製造番号のように異なった番号になっています。無線LANカードであれば、たいてい裏面にシールに書いて貼ってあります。最初から無線LAN機能を内蔵したノートパソコン等の場合は、画面上で呼び出して調べられたりします。 無線LANでは電波が届いてしまえば隣の家や道路からでもアクセスができてしまう危険性があるので、このMACアドレスを使って相手を見分け、通信を制限する機能が備わっている訳です。。

さて、写真がそのMACアドレスを使って通信を許可する相手を登録する画面なのですが、単純にMACアドレスしか登録できません。これだと後からメンテナンスしようと思った時に、ひどく効率が悪いです。MACアドレスと一緒に、任意の名前(マシン名など)をつけられるようにしておいてくれれば随分楽になると思うんですが、今まで触ったことのなる無線LAN機器の中にはそういう仕様のものはないようです。

同様に、アクセスを通過させるポート番号を設定する画面や、ルート登録の画面など、ネットワーク機器にはわかりづらい数値パラメーターで指定する設定が一杯あります。そういった設定毎に名前を付けておければ随分と管理が楽になると思います。セキュリティ的には第三者が読み取り易くなって好ましくない、と考えられるかも知れませんが、コンシューマー向け製品であれば、むしろ覚えきれないユーザーが紙にでも書いて一緒に貼っておくなんて可能性を考えれば、むしろその方が危ないかと。管理画面自体へのアクセス制限がしっかりしていれば十分なんではないでしょうか。

実際にこういう機能が実装されている製品や、どうしてどのメーカーもそうできないか等、事情通の方がいたら是非教えて下さい。

166. アメリカで見つけたむやみなシャワーダイヤル


またまたアメリカネタ。

シャワーの
温度調整ダイヤルの写真1

写真は今回滞在した妹のアパートのシャワーの温度調整ダイヤルです。とんがった部分に「H|C」の文字が刻んであります。普通に解釈すると、この状態から左へ回すと熱く、右へ回すと冷たくなりそうなもんですが、実際には書き込んだ矢印ような動作になっています。

つまり、最大限デザイナーの気持ちを汲んで解釈すると、下の写真のようになるかと思います。

シャワーの
温度調節ダイヤルの写真2

わからなくはないですが、わかりたくもないですよねぇ。アメリカのシャワーはシャワーヘッドにホースがついておらず、頭上位置に固定されており、多少向きが変えられるだけです(足の裏とか洗いたい時にエラい不便でした)。そして、このダイヤルや水量調節のコックはその真下にあります。つまり、水を出したり温度を調整するのは水をかぶりながらでないとできない位置関係にあります。それだけに、温度調整がこんな間違えやすいデザインをしていたらシャレにならないですよね。

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