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195. 繰り返しマークするツール“リマーキット”の効果


今回は、私達が行ったちょっとした工夫を日記に書きたいと思います。

付箋に日付と時刻を記録したコーヒーメーカー

これは、私達のオフィスにあるコーヒーメーカーです。皆でこのコーヒーを飲んでいま す。朝出社すると既にコーヒーが出来ている嬉しい日もあれば、誰にも触られない悲しい日もあります。このコーヒーメーカー、付箋が貼られているのがわかりますか?ここには、日付と時刻が記されています。コーヒーを入れた人がその時刻を付箋に書き貼り付けることで、いつ入れられたコーヒーなのか、という情報を共有するようにしているのです。

しかしこの付箋、ほぼ毎日、古い付箋を捨て新しい付箋に貼り替えます。また、この画像では見えていませんが、コーヒーメーカーの傍らには、付箋の束とボールペンの入った紙コップが置かれています。ちょっとした情報を共有するだけなのに、ちょっと仰々しいような気がしていました。

そして、今回私達の行った工夫は、というと・・・
 この付箋の代わりに、「リマーキット」を利用してみたことです。


何回でも書いて消せるビデオテープのラベル【リマーキット】。
インクいらずでビデオを何回撮りなおしても大丈夫です!

(ホームページより引用)

このリマーキット、もともとは、ビデオテープのラベル用の商品ですが、一言程度をメモすることができ、何度でも書き直すことができる。しかも、指先ひとつで。そんなところが、まさにこの“いつ入れたコーヒーなのか”という情報を記すのにピッタリでした。

リマーキットに日付と時刻を記録したコーヒーメーカー

このリマーキットなら、サッと消して、指先で時刻を書き込むだけです。もう付箋はいりません。

なんだか、リーマッキットのまわし者のようになってしまいました・・・

ともあれ、このリマーキットを使うようになってから、記入漏れが少なくなった気がします。目新しいツールだから、好奇心をそそっているのでしょうか。本来であれば、人がわざわざ時刻を記入しなくても、コーヒーメーカーそのものに時間の経過がわかるようなインターフェイスがあると良いのですが、今回のように、使うのが楽しくなるようなツールを利用するのも解決策の一つと言えるようです。

194. 止めた車はどこ?~西東京最大級のショッピングセンター


家族で「ザ・モールみずほ16」という大きなショッピングセンターへ、車で出かけた時の出来事です。

父が、国道16号をしばらく運転していると横長の大きな建物と広い駐車場が見えてきました。たくさんの車が止まっていましたが、待たされることなく駐車し、さっそく店内へ入りました。

店内をあちこち周り買い物を楽しんだ後、そろそろ帰ることになりショッピングセンターを出ました。再び、駐車場に向い車を探すと、なんと止めたと思っていた場所に車がありません!

父は困った表情をしながら、「こっちのほうだっけ?」と5分程あたりを探しましたが、見つかりませんでした。「広すぎて見つからないのかしら?」と首をかしげながら、考えた末「分からないけれど、建物の反対側も駐車場なのかも?」と父が言いました。私達は、半信半疑のまま、再びショッピングモールに入り反対側へ出ると、こちら側にも駐車場がありました!その時、建物をはさんで両側に駐車場がある構造だということをようやく把握し、車も見つかりました。ホッ…としながら、私達は「初めて来た場所とはいえ、もう少し案内板が出ていれば迷わずに済むのにね」と話しました。

以下に3つの問題点を挙げます。

  1. 建物をはさんで両側に駐車場があることが把握できない
  2. (2回目に散策した時、建物全体を表す地図を入口から離れた場所で見つけました)

    建物と駐車場の配置
  3. 建物の表側と裏側は風景が似ている


  4. 北口側


    正面口側
  5. 北口、正面口の入口が似ている為、判別できない
  6. 北口/正面口の入口

大きなショッピングモールでは、全体を把握しづらい為、少なくとも入口の方角を示した看板等は容易に判別できるようになっていると良いですね。例えば、入口を通る際見える場所に全体を表す地図がある、または看板の色をかえる、アルファベット等を見やすい大きさで表示する等が考えられます。

このような、手がかりとなる表示があると安心して買い物ができると思います。

193. まだ選んでないのに!?~紙カップ式自動販売機~


友人達とドライブに出かけた時の出来事です。その日は、とても暑い日だったのでパーキングエリアで飲み物を買うことになりました。

私達は、味調節を自分の好みに合わせることができる、紙カップ式の自動販売機を選びました。

紙カップ式自動販売機

この自動販売機の操作手順を読むと、以下のように書いてあります。

  1. お金を入れてください
  2. 商品ボタンを押してください
  3. 砂糖、クリームボタンで味調節してください
  4. 出来上がるまでお待ちください

ひととおり読んだ後、さっそく、お金を入れ「アイスカプチーノ・バニラ」を選択すると、『クリーム』に「標準」のランプがつきました。しかし、『砂糖』にはランプがつきませんでした。

味調節部分

私達が「砂糖の量は選べないのかな?」と話している最中、「コトン」という音が鳴り、あっと言う間に調理スタートしてしまいました。せっかく味の調節ができる自動販売機を選んだのに、がっかりです…。

実際に時間は計っていませんが、調理スタートまでの間、5秒程度に感じました。タイムアウトまで10秒ぐらいあるだろうと想像している人にとっては、いつの間にか調理スタートしてしまい、5秒程度だと想像している人にとっては、タイムプレッシャーを感じる為、後ろに人が並んでいるわけでもないのに焦ってしまいます。

私は、タイムアウトするまでの時間があと数秒長く、かつ最初からタイムアウトするまでどれぐらい時間があるのかを把握できると良いと思いました。

2003/10/8補足

日記を読んでくださった方から「歩行者用信号機のようなゲージを用意してくれる
と判りやすいと思います」というご意見をいただきました。ありがとうございます。
タイムアウトするまでの時間を把握することができる良いアイディアだと思いました。

192. 所要時間と勘違いしてしまう~横浜市営地下鉄の駅番号


地下鉄やJR等で普段乗り慣れていない線に乗車する時には、目的地までの距離感が掴めていないので、小心者な自分は不安でいっぱいになります。

そんな時の心の支えはドアの上などに張り出されている路線図です。

先日、横浜市営地下鉄に乗車した時も、いつものようにドア上部の路線図を確認していたのですが、駅名と共に大きく数字が表記されていました。

路線図の駅を示す丸印の中に通し番号が振られているの図

さて、ずらりと並んだこの数字をみて一体何だと思いますか? 駅名と数字が並んでいるので、その数字は「駅間の所要時間」というように考えませんか? しかし、よく見ると数字は1刻みで並んでいますし、さらによく見るとこんな事が書かれています。

上記番号の凡例。「数字は駅の番号です」と書かれている。

いったい何の為の駅番号なのかと思いますが、これは、2002年に開催されたワールドカップの際に、「海外の旅行者が困らないように」という目的でつけられた番号なのだそうです。

確かに「Shin-yokohamaで降りる」と憶えるよりも「25で降りる」という様に憶える方が簡単そうですし、駅が分からなくて質問する外国人にとっても、それに応対する駅員さんにとっても、駅名よりも数字で伝えられる方が良いですよね。

しかし、例えば「新横浜=A」のようにアルファベット等が駅表記に使われていれば、 駅番号を所要時間と間違える様なことも起こらないのではないかと思います。

この路線図を見て、「一分経ったのに着かないなぁ」とそわそわしていた日本人は自分だけでしょうか?

191. ネバネバが、手に付かない納豆容器!


ネバネバに
なった納豆容器の中のフィルムの写真

納豆を買ってきて食べるとき、どうしても避けられない行為があります。 そう、タレの袋と納豆を分けているフィルムを剥がす行為です。

ネバネバがフィルムにまとわりつき、そのフィルムをどこへ置こうか迷ってしまうものです。納豆のフィルムは柔らかいものが多く、剥がす時にそのネバネバが手に付く事もしばしば。場合によっては、タレの袋にも・・・ 最悪の場合、そのネバネバのおかげでタレの袋をうまく破れない、なんて事もあります。

私はいつも、おかめ納豆を買っているのですが、この度、新型の容器が登場!

従来品と新
製品を並べた写真
従来品:納
豆の上にフィルム、その上にタレとからし 新製品:フ
タが凹んでいて、その上にタレとからし
従来品:ネ
バネバが手に付いてしまう 新製品:ネ
バネバが手に付かない

写真のように、フタが凹んでいるのです。そしてフタの上にタレの袋が! これなら、タレの袋にネバネバが付くことはありません!

フタを開けるとフィルムは、入っていませんでした。ネバネバは、フタの裏に付いてしまうのですが、フタがフィルムのように、柔らかくないので、手にネバネバがまとわりつくことは少ないのです。

今までのフィルムは納豆の乾燥を防ぐために不可欠だったわけですが、タレの袋を載せられるような密着保温効果のある形状を考案したということですね。 従来の容器とほとんど同じ材料しか使っていないのに、少し形状を変えるだけで とても、使いやすい容器になっています。ネバネバしない納豆を作るのは無理な 訳ですから、容器で少しでもフォローしてもらえるというのはうれしいですね。

関連ページ
おかめ納豆 タカノフーズ株式会社

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