地下鉄やJR等で普段乗り慣れていない線に乗車する時には、目的地までの距離感が掴めていないので、小心者な自分は不安でいっぱいになります。

そんな時の心の支えはドアの上などに張り出されている路線図です。

先日、横浜市営地下鉄に乗車した時も、いつものようにドア上部の路線図を確認していたのですが、駅名と共に大きく数字が表記されていました。

路線図の駅を示す丸印の中に通し番号が振られているの図

さて、ずらりと並んだこの数字をみて一体何だと思いますか? 駅名と数字が並んでいるので、その数字は「駅間の所要時間」というように考えませんか? しかし、よく見ると数字は1刻みで並んでいますし、さらによく見るとこんな事が書かれています。

上記番号の凡例。「数字は駅の番号です」と書かれている。

いったい何の為の駅番号なのかと思いますが、これは、2002年に開催されたワールドカップの際に、「海外の旅行者が困らないように」という目的でつけられた番号なのだそうです。

確かに「Shin-yokohamaで降りる」と憶えるよりも「25で降りる」という様に憶える方が簡単そうですし、駅が分からなくて質問する外国人にとっても、それに応対する駅員さんにとっても、駅名よりも数字で伝えられる方が良いですよね。

しかし、例えば「新横浜=A」のようにアルファベット等が駅表記に使われていれば、 駅番号を所要時間と間違える様なことも起こらないのではないかと思います。

この路線図を見て、「一分経ったのに着かないなぁ」とそわそわしていた日本人は自分だけでしょうか?