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275. 気づきにくい異常報知表示~HITACHIの洗濯機~


我が家の全自動洗濯機、全自動なのに途中で停止してしまう現象が発生するようになりました。 途中で停止すると、ランプが規則的に点滅しているので、調べればその症状と対策が分かるはずだと思い、洗濯機に貼ってある警告シールを見たり、Webでマニュアルを見たりしましたが分かりませんでした。結局、修理スタッフの方に診てもらうことにしました。

診断時間はおよそ30秒。すぐに解決です。なんで? 蛇口のひねりが足りず、満水になるまでに時間がかかりすぎていたのです。(別にけちっていたわけではありませんよ。使い始めに蛇口を開けて以来、そのままでしたから。) 蛇口を全開にして修理は終了となりました。

たった30秒で直ったこともショックでしたが、「実はここに異常報知のシールが貼ってあるんですよ」と言われたのが一番ショックでした。なんとそれは洗濯機の蓋の裏側にあったのです。

いつもの開け方
警告表示は蓋の裏側に

蓋は少し持ち上げれば自然に折りたたまれるようになっていたので、その裏側にあるとは全く気が付きませんでした。いつもの使い方からは想像も付きませんでした。

感電や漏電などの人体に影響のある致命的なエラーについては蓋の表、ランプの点滅による機械の故障などについては蓋の裏、という切り分けがされているようですが、そんなところに貼られちゃ無理ですよって感じです。

異常報知のシールが目に付く所にあれば、あんなにお高い授業料を払わずに済んだのになぁ。。。

274. ユーザに利用状況を想像させる工夫 ~電機屋さんに敷いてあった畳シート~


某電器店にリサーチに行った際、テレビ売り場の床に6畳分の畳シートがはってありました。 畳シートには、テレビの大きさに応じて、どのくらい離れて見るべきか、距離の目安が示してあります。店員さんは、薄型テレビを畳シートの上に移動して色々説明していました。

この畳シートを置くことによってテレビを設置する部屋が想像しやすくなります。 何も基準がない床にくらべるとずいぶん楽に利用状況が想像できますね。

畳のシートにテレビ画面からの距離の目安がつけてある

薄型テレビが登場したことによって、ブラウン管のテレビが置いてあった場所により大きな画面のテレビが設置できるようになりましたね。でも置けるからといって、大きすぎる画面だと疲れちゃいますよね。大きな画面にはそれなりに大きな部屋が必要です。

買い物をするときは、自分の利用状況を想像して、自分の生活に合う商品をさがしていると思います。もちろん、購入する商品をどのようにつかうかなんて、店員さんより自分が良く知っていますよね。

こういった形でユーザ自身に利用状況を想像してもらう工夫が増えていくと、 家に帰ってから「しまった!」と思うことも減っていくのではないでしょうか?

273. ユーザの言葉で言ってよね!~新幹線用券売機~


最近、新幹線用の券売機をよく見かけます。窓口が混んでいるので券売機を利用することが多いのですが、いつも最初の画面で一瞬考えてしまいます。

新幹線用券売機
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「指定席の切符を買いたいんだけど、どのボタンを押せばいいんだ?」

結局、画面のボタンからは判断しにくいので、画面周囲にある張り紙を見てボタンを押しています。指定席の切符を買うには「新幹線特急券(指定)+乗車券」ボタンを押すのですが、ボタンを見ただけでは分かりませんでした。

ボタンを見ただけで切符の種類が分からないのが問題ですね。ボタンの文言がユーザに馴染みのある言葉になっていないからだと思います。さらに、漢字がズラッと並んでいるので読みにくいと思います。

一方、画面周囲の張り紙は馴染みのある言葉で簡潔に表現されているから分かりやすいです。張り紙の言葉をボタンに使用してくれると、かなり分かりやすくなると思います。

おそらく最初は張り紙が無かったと思います。それではユーザが切符を購入できないため、補助情報として張られたと思います。駅員さんの苦労がしのばれますね。本来なら張り紙が無くても使えるようになっていなければならないと思います。

272. 遠くからでも電車の発車案内がわかりやすい~東横線渋谷駅の発車案内


今年の春ぐらいから東急東横線の一部の発車案内表示が変わり、以前の電光掲示板より遙かに便利になったので、皆さんにご紹介したいと思います。

写真1:左から順に発車案内が画面に表示される

写真は渋谷駅です。この表示画面、改札の並びと直角になるように配置されています。JRハチ公口を通って東横線方面へ進むと、自分の正面に電車の発車案内が見えるというわけです。

また、反対側から来ても同じように画面が設置されているので、きちんと情報を確認できます。

今までは、行き先・ホーム・各停・快速・通過待ち・待ち合わせなど、知りたい情報は改札の奥に設置された電光掲示板を見ないと、わかりませんでした。 また、通過待ち・待ち合わせの情報は、電光掲示板の文字をスクロールさせて表示するタイプが多く、一度見逃すとしばらく表示されず、イライラすることも…。

でも、この表示画面では、スクロールでの情報表示に加え、赤いマークが付いた電車がその時間帯で一番早く横浜へ到着することを表しています(写真2)。よって、横浜方面へ急いでいる場合は、赤い表示があるホームへ進めばいいですよね。

写真2:一番先に横浜に着く電車には、画面中央に赤いマークで横浜到着時間が表示される

このように進行方向に発車情報が見えると、遠くからでもどの電車に乗ればよいかわかり、安心してホームへ向かうことができます。 また、少し急げば乗れる電車があったのに、表示を確認できずに乗り過ごしてしまった、なんてことも防げそうです。

ただ、前もって情報が手にはいるということは、駆け込み乗車にも繋がる可能性があります。情報を手に入れても危険な行為をしないよう、私達ユーザが意識して使うように心がけたいです。

271. 中身が見えるって意外といいかも~駅ホームのゴミ箱~


4/13日付の朝日新聞に“東京メトロ全駅に「中身が見える透明ゴミ箱」を設置”という記事が掲載されていました。記事によると、一連のテロ対策の一環として一時的に撤去していたゴミ箱を再設置すると言っています。 再設置するゴミ箱は安全対策のため、ゴミ箱の前面と側面を透明パネルにし中身を確認しやすくしてあります。JR山手線駅にも同じようなゴミ箱が設置されていました。

本体部分に透明の窓がついているゴミ箱の写真

ゴミ箱の中身が見えれば安全なのかな?と思いましたが、これによって意外な効果が出ているそうです。それは、お客様がゴミを分別して捨ててくれる「丸見え効果」があると言うのです。

どうして「丸見え効果」が現れたのでしょうか?記事には説明がありませんでした。中身が見えることによって、どこに捨てて良いかの判断がしやすくなります。ここに入れて下さいというメッセージ性があると思います。 他には、他人が捨てたゴミが見える=自分が捨てたゴミも見られている、ということでしょうか。これでは、ゴミを捨てる時にちょっとした緊張感があって気が抜けません。丸見えなのはゴミ箱の中身ではなく自分の行為なんですね。

身の回りにも「丸見え効果」を活用した製品があると思うので、探ってみようと思います。

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