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305. 2つ並んだランプ付きスイッチ


出張でホテルに宿泊したときのことです。ユニットバスを使おうと思い、照明と換気扇を点けようとしましたが上手く点けられず、スイッチの操作を迷ってしまいました。そのスイッチにはランプが付いていたのですが、上下のスイッチで「点灯」のルールが異なっていたことが原因のようです。

実際に照明・換気扇とも「入」の状態

このようなスイッチでは一般的には右側がONなので、照明・換気扇の両方が「入」の時は、上側の照明用スイッチのランプは消えた状態になります。しかし、少し離れた位置からスイッチを確認した私は「点灯=入」と思い込んでしまったので、ランプを2つとも点灯させなければいけないと勘違いして操作してしまいました。

上:OFFの時に点灯・下:ONの時に点灯

スイッチにランプが付いている意味は、

照明・・・「切」の時に点灯し、夜の暗い中でもスイッチの位置を知らせてくれる。

換気扇・・・「入」の時に点灯し、ONかOFFかわかりにくい換気扇の動きを知らせてくれる。

ということだと考えられます。それぞれの役割では理にかなったとても便利なものだと思いますが、並べて使用した場合、同じ点灯という状態が別の意味になってしまい、ホテルのような初めての場所で目にした私にとっては非常に使いづらいものになってしまいました。

個別にみれば理にかなった機能であっても、設置する状況やユーザの情報の受け取り方を考慮しなければ使いにくいものになってしまいます。これは、そのような問題がよく表れている例ではないでしょうか。

304. なくならないスプレーのキャップ


スプレーのキャップをなくしたことはありませんか?僕は使った後についつい閉め忘れて、そのままなくしてしまいます。

キャップがなくても普段は困りませんが、引き出しにしまうときや鞄に入れて持ち歩きたいときは必要になりますよね。でもなくす心配のないキャップもあるんです。

この整髪料のキャップは、外すのではなくまわして使います。キャップをまわすと「キャップの穴」と「噴射口」が合う位置で止まり、真ん中のボタンが持ち上がってロックが解除されます。

キャップを外すのではなくまわします
ノズルの位置とキャップの穴の位置が合います

普通のキャップだと鞄の中で外れることがありますよね?運が悪ければ鞄の中身が整髪料だらけになることも。このキャップなら外れないのでそんな心配もありません。

当たり前だと思っていた「外す」という行為を「まわす」に代えたおかげで、キャップをなくす心配がなくなり、持ち運びの際も便利になりました。常識をかえた所から使いやすさが生まれています。こういった商品を見ると目から鱗ですね。

303. 距離が分かる地下鉄の方向案内


丸ノ内線から半蔵門線に乗り換える時のことです。

案内表示に従い、半蔵門線のホームへ歩いていったのですが、たどり着く気配がありません。「もしかしたら道が間違っているのではないか?」と不安になってきましたが、そんな時、この表示が目に入りました。

半蔵門線の円の中心に乗り換えまでの移動距離が表記されている

この表示の場所からは、約120メートルで半蔵門線のホームに着くことを示しています。「あと120メートルか、もうちょっと歩けば着くのかな?」と歩いていくと、次の表示では数字が減っているので、自分の進んでいる方向があっていることがわかりました。

目的地までの距離を表しているだけの表示ですが、目的地にたどり着かないと不安になってしまう気持ちをうまく解消していると思います。いいですね。

302. 紛らわしい取っ手の掃除機


会社の掃除時間に掃除機を使おうと少し持ち上げた瞬間、ゴミパックケースが掃除機から取れてしまいました。おまけにケースからゴミパックが外れてしまい、ゴミもこぼれて大ショック。私はゴミパックケースの持ち手で掃除機を持ち上げようとしていたのでした。

ケースが外れてしまった

こんな失敗をしたのは自分だけかと思っていたのですが、他の人たちも同じ体験をしていたとのこと。

なぜ、このようなことに・・・?

持ち手の形状に一体感

それは持ち手の形状に原因がありました。本体の持ち手とゴミパックケースの持ち手に一体感を持たせているので、つかみやすい位置、角度にあるゴミパックケースの持ち手のほうをつい持ってしまうのです。

持ち手に一体感があるデザインはすっきりとしていて好感を持っています。しかし役割の違いには気付きにくく、持ち手を間違えてつかんでしまいました。ゴミパックケースにはロックをかけることができるなど、どちらを持っても持ち上げられる配慮が欲しいです。

301. 地下鉄で大活躍!メールの自動送信機能


地下鉄や地下街でメールを打っていると、圏外で送信できないことがありませんか?皆さんにも同じような経験があるとおもいます。

私はすぐにメールを送信しないとメール自体を忘れてしまうので、携帯電話を持ったまま駅に着くのを待って送信したり、地下街では電波のある場所を探しながら移動したりしています。メールの送信が終わるまで、電車で落ち着いて読書もできませんし、地下街では安心して歩くこともできません。

最近買い換えた携帯電話はひと味違いました。電車の中でメールのやりとりをしていたところ、電車が地下に潜ってしまい、メールを送信できませんでした。するとなにやら見慣れないダイアログが表示されるではないですか。なんと圏内に移動した際に、自動的にメールの送信を行う設定ができるのです。

自動的に送信するかどうかのダイアログ

メールを自動送信に設定しましょう。あとは携帯電話が自動的に送信してくれます。これで電車では落ち着いて読書ができますし、地下街も安心して移動できますね。

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