カテゴリー: 公共、住宅 (page 51 of 53)

30. 信号待ち~より良いインジケータの提案


最近(といっても随分前からありますが)歩行者用の信号に、青になるまでの時間を表示するインジケータが併設されている信号機が増えてきました。

確かにこれは良くできたフィードバックで、有ると無いとでは信号を待つときの気持ちが随分違います。

設置に至った経緯は知りませんが、やはり信号無視を減らす為なのでしょうね。

でも、青信号までのインジケータが残り少なくなってくると、あと2メモリ、1メモリが、やっぱりイライラしてしまいます。

私がイライラするのは、人間の感覚が対数的であることに原因があると考えられます。1から1増えると2となり、その差はとても大きい(倍!)ですが、同じ1の増加ですけど、10,000から10,001になっても、これはたいした違いではありません。(ウェーバー・フェヒナーの法則)

信号の場合には逆に少なくなって行くわけですが、やはり、残り時間が10から9になるのと、2から1になるのとでは、人間の感じ方が違うわけです。

しかし残念ながら、せっかくのインジケータも、そこまで考慮したデザインにはなっていません。

そこで考えてみました。

このようなインジケータはどうでしょうか。


信号が青信号になるまで

青に近づくと、人間の感覚に合わせてフィードバックの更新頻度が高まります。また、青になるまでの待ち時間のより詳しいフィードバックも得られます。

どうですか?

29. 電車の扇風機~時代錯誤?


写真は東急新玉川線~田園都市線を走る列車の天井にとりつけられた扇風機です。平気で人間の指が入るようなガードなんですけど…


電車の扇風機

むか~しのアンティークなものや体育館などにつける大型のものでは確かにガードもなくおっきなファンが剥き出しのものもありました。これにしてももしかすると設計された頃にはこれでよかったのかも知れません。

けれど、身長の高い外国人もたくさん乗るし、日本人の平均も人間工学ハンドブックのデータも見直さなきゃってくらいにかわってきている昨今ではヤバいんじゃないですかね。指とんじゃいます。

σ(^^)は鉄っちゃんじゃないので詳しくは知りませんが、今の鉄道のシートの幅を決める元になった人の標準的な横幅のデータってのも昭和何年だかって随分古いものを使ってるらしいですね。一生懸命7人掛けシートに7人座ってもらう工夫は各社しのぎを削っていますが、大本になるデータがそんなじゃ、そりゃ誰も座らんわさ。

24. そこにあるのに使えないボタン


三度登場のさくら銀行ATMコンビニ設置モデル。最近モデルチェンジしたんです。以前紹介した所員お気に入りのモデルに比べ、いくつかの点で改悪されています。

ATM

基本的に先代モデル同様、タッチパネル操作+暗証番号のみテンキー入力なんですが、何故かテンキー部分に「万」、「千」、「円」といったボタンがついています。テンキーで暗証番号を入力した後は金額入力なので、つい続けてこのテンキーで金額まで入力できると思ってしまうんですよね。

ATM

それ以外にも、全体の反応速度も落ちてるし、テンキー自体も小さく押しにくいものになっています。

頼むから前のに戻してくれ〜>さくら銀行

関連ページ
17. コンビニ設置のさくら銀行ATM(2)〜視線移動
02. コンビニ設置のさくら銀行ATM

18. 肝心な所が読めません~サインのデザイン条件


トイレのサインです

写真をご覧ください。これは、先日とあるトイレで撮影したものです。

おそらく、強調したい部分を赤色で目立つようにしたかったのだと思いますが、今となっては、退色してしまい、逆にそこだけ字が読めなくなっています。(まあ、確かにかえって気になってしまう、という効果はありますが)

製作当初は、「注意を喚起したい」という意図だったのでしょう。また、実際目立って、効果があったと思います。しかし、残念なことに「時の流れ」というものが考慮に入れられていなかったのでしょう。

このように、ユーザビリティの検討項目は多岐にわたっており、ある検討条件で最適であるものでも、もう一つ要件が追加されただけで、たちまちその良さは色褪せてしまいます。(苦しいですね)

逆に考えると、経年変化にも留意したために、当初の注意喚起が劣ってしまうデザインも考えられるわけです。

ある条件の中で最適なデザインを検討することも、ももちろん大切ですが、条件そのものに対する視野を幅広く持つこともユーザビリティの向上には欠かせません。また、最終的にどのような条件の中でデザインを行うのか、という選択もまた重要なユーザビリティの検討要素であるといえるでしょう。

17. コンビニ設置のさくら銀行のATM(2)~視線移動


ふたたび、コンビニに設置してあるさくら銀行のATMの話です。

このATMは、金額入力などのほとんどの操作はタッチパネルで行います。しかし、設置場所がコンビニという場所であり、かつ表示部が立っていて周りから見やすいためでしょう、暗証番号だけは手元のハードキーで入力するようになっています。

このように、通常の操作(ここではタッチパネル操作)とは異なる操作(ここではハードキー操作)が途中にあると、そこで操作がつまづきやすいものですが、このATMでは、それを巧く解決してあるように見えます。


さくら銀行のATM

写真のように、暗証番号の入力を促すガイダンスが、画面中央ではなく、画面左下に表示されています。この前画面では、ガイダンスは画面中央に表示されているため、自然と視線を左下方向、すなわち暗証番号入力用のボタンへと誘導しているのです。

小さな工夫ですが、ATMを使用する人の視線の動きを良く検討したデザインであると思います。

関連ページ
使いやすさ日記/コンビニ設置のさくら銀行ATM

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