カテゴリー: 公共、住宅 (page 3 of 53)

776. 普段は押しずらく非常時は押しやすいボタンを 〜公衆トイレの呼び出しボタン〜


写真は都内で立ち寄ったスーパーのトイレで見つけた光景です。非常時の呼び出しボタンが、惣菜やお肉の販売に使う発泡トレイでカバーされていました。小さな窓が切り抜かれていてとっても押しにくくなっています。

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この呼出ボタンは気分が悪くなった時などに係員を呼ぶためのものですが、おそらく普段から便器洗浄やお尻洗浄と間違えて押してしまう人が続出したのでしょう。トイレを長そうとして人が呼ばれてしまう場面を考えるとちょっとクスっとしていまいますが、よくよく考えてみるとこれはなかなかに難しい問題です。緊急時に押すボタンなので、押しにくくしてしまっては本末転倒です。むしろいの一番に押せなくてはなりません。火災報知器のボタンの場合、利用者の意識ははっきりしているのでフタがついてたりしてもまだなんとかなる知れませんが、トイレという場所柄、急激な血圧上昇や低下が起きやすく失神、脳卒中など重大な障害が発生するリスクが高いので、「あ、これはヤバいかも」と思った利用者が迷い無く押せる必要があります。本来はこのお手製カバーもあまり適切なものではないかも知れません。一方であまりに誤報が多ければ「狼と羊飼い少年」的に対応が遅れてしまうかも知れません。

少し検索してみると、やはりあちこちで同じ様な問題に頭を悩ませている跡が見られるようです。こちらの問答によると、倒れてしまった人が押せるよう低い位置に取り付けることで、お子さんがイタズラで押してしまうケースもあるようです。

もっと緊急性をアピールするよう赤系の色にしたりするのはどうなんでしょうね?

766. 異なる動作に不要な一貫性 〜ティーサーバーのボタン〜


写真は東名高速のサービスエリアに設置されたティーサーバーです。例によって標準のデザインでは使い方が理解されなかったのか、後付けのラベルが貼られています。デザイナーとしては悔しい事案でしょう。

お茶は単押し、水と湯は長押しとラベルが貼られたサーバー

さてこの例は何が問題だったのでしょう?話を難しくしているのは、緑茶と玄米茶は短押しするとコップ1杯分のお茶が出てくるのに対し、お湯と水は押している間だけ出る方式な点にありそうです。こうなっている理由はたぶん色々あるのでしょう。お茶は一杯分の都度抽出する仕組みなのかも知れませんし、お湯や水は例えばほ乳瓶とかコップに注ぐ以外の用途があったりしそうです。目的によって最適化されているのはむしろ利便性を追求した結果である可能性があります。

問題なのは、動作が異なるにも関わらずボタンは同じデザインになっていることなんでしょう。そしてボタン群の上下に「お茶は一度押すと定量抽出されます」「水・お湯は押している間、抽出されます」と丁寧に四ヶ国語で書かれていますが、結果としてあまり読まれず、こうした後付けラベル(日本語のみ)を貼らざるをえなかったと思われます。

上2つと下2つで少し距離を離してグルーピングしたり、ボタンを丸と四角に違えるなどやりようはあったかも知れませんが、そもそも2:2とは限らず、設定で3:1で使える様に汎用化されている可能性もありますね。

皆さんならどんな代案を考えますか?

 

765. エラーに見えないエラー 〜自走タワー式駐車場の操作盤〜


我が家で契約している駐車場は自走してゴンドラに車を乗せて指定位置まで上げるタワー式です。車ごとゴンドラに入り、窓を開けた位置にある写真のような操作盤にカードキーを刺し、発車ボタンを押すとゴンドラが動いきます。ゴンドラが自分の駐車スペースの前に着いたらまた車を動かして駐車し、ドライバーだけゴンドラに乗って下に降ります(車を出す時は逆)。

ある日、前の人が発車ボタンを押してもゴンドラが動かないと悩んでいました。

カードを逆に挿した写真。

カードは刺さっており、7セグのディスプレイは、4階、R方向となっています。実はこれエラーなんです。カードが逆向きに刺さっています。正しく刺すと下のように3つ目の7セグ表示器にも数字が出るんです。

カードを正しく挿した写真。

タワーはちゃんと4階まであるし、ゴンドラの前後に駐車スペースがあるので、FかRが出るのも正しい表示です。どうして逆刺しのエラーで4階、R方向なんてそれらしいエラーになるんでしょう?エラー音すら鳴りません。せっかく3つの7セグ表示器があるので、「E」「R」「R」とかにすればいかにもエラーっぽくてミスに気付きやすいんじゃないでしょうか?(まぁ7セグなんでRというよりAに見えますが…)エラー番号を表示するにしてもせめて最初は「E」にして正常表示とは区別してあれば彼もミスに気付けたかも知れません。

 

764. ゲストにも有益なゲスト証シール


最近では会議室などでゲスト向けのWi-Fiを提供している企業も増えて来ました。弊社にもあります。社内LANとは分離されてるとはいえ、勝手には利用されないよう暗号鍵(パスワード)を入れないとつなげないところがほとんどだと思いますが、それをお客さんに伝えなければなりません。今までみたパターンだと、

  • 口頭で伝える
  • 壁に貼ってある
  • クリアファイルに入れたりラミネートした紙をテーブルに置いてある

などがあります。セキュリティ意識が高い企業だと定期的に暗号鍵を変更しているかと思いますが、たまにこうした伝達手段が更新されておらずつながらないなんてことも。

先日お邪魔したとある企業さんでは、セルフチェックイン端末がロビーに設置されており、名前や訪問先担当者の名前を入力すると、シールになったゲスト証がプリンターから出てきます。なんとそこにSSIDと暗号鍵が記載されていました。

受付を済ませると発行されるゲストシール

これはなかなかスマートですね。大元でデータを更新しておけば会議室毎の掲示情報を更新する手間もいらないし、迎える社員側が知っている必要もありません。胸に貼ってしまうと若干読みづらいですが(笑)。

そもそもゲスト証はうっかり返却し忘れてしまうこともありがちですが、使い捨てだとそれもありません。カードキーになっているところだとそうもいきませんが、そこにシールで貼っておくのもいいかも知れません。

763. コーヒーショップの待ち時間の心理戦をなくす工夫 〜タリーズの番号呼び出し方式〜


スターバックスなどのシアトル系コーヒーショップでは、注文後にレジカウンターの端で完成を待って受け取るシステムになっています。この時、スターバックスでは「トールのキャラメル マキアートでお待ちのお客様〜」みたいに注文した商品で呼ばれます。しかし受け取りコーナーで待ってる人は綺麗に整列しているわけでもなくまばら。更にオーダーによって時間が前後することもある為、呼ばれても「私のオーダー内容と同じだけど、もしかしてあの人も同じものを先に注文してるかも?」などと周囲に目配せをして、誰も動かないようであれば行く、みたいな一瞬の緊張が走ります。

そんな折り、普段あまりいかないタリーズにいったところ、写真のようなボードが掲げてありました。

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なるほど、レシートにお客様ナンバーが印字してあり、その番号で呼び出されるわけですね。銀行とかケータイショップ、回転寿司店などでよくみる番号票をレシートが合体しているという訳です。スタバなんかではカスタマイズすると「マンゴーパッションティーフラペチーノティーヌキホワイトモカシロップツイカでご注文のお客様〜」とか呪文のような呼び出しになり、呼ぶ方も呼ばれる方も煩わしいです。タリーズ方式の方が合理的だなと関心しました。

(タリーズの全ての店舗で導入されてるわけでもなさそうです)

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