カテゴリー: 公共、住宅 (page 16 of 53)

550. 居眠りしてても大丈夫、ローカル特急電車のチケットホルダー


出張先でJRのローカル特急電車に乗る機会が増えてきました。その際、若干わずらわしさを感じていたのが、車内での切符の扱いです。

切符は改札を抜けた後にも、席の確認時などに何かと必要となりますが、中でも「切符の拝見」だけは避けては通れません。あの、寝ていたときに起こされる不快さや、そうでなくても、なかなか車掌さんが来なくて席を立ちにくいもどかしさといったらありません。しかし、写真のようなチケットホルダーのある電車に乗ったときは、そういった心配をせずに済んでいます。

前席ヘッドレストカバーに設けられたチケットホルダー
こんな風に切符を挟んでおくことができます

車掌さんが検札に来るタイミングはなかなか読めません。そんなときでも、チケットホルダーに前もって切符をはさんでおけば、ウトウトしていても大丈夫。目を覚ましたときにはスタンプが押されています。このホルダー、車掌さんにとっても乗客に気を使わせずに済むので、案外都合がよいのかもしれませんね。

以来、無用心さを感じさせないローカル特急ならではの大らかな雰囲気と、車掌さんの気の利いた対応に、すっかり味をしめてしまいました。この「ゆるさ」を都会でも味わえればなぁと、ついつい思ってしまう私です。

#この他にも、チケットホルダーのある電車は全国に走っているようです。もし出先で見かけたら、一度試してみてはいかがでしょう。ただし、くれぐれも切符の取り忘れにはご注意を・・ 

548. 路線図内に立体的な現在地表示~駅の路線図~


出掛けた先や出張先の普段利用していない駅で、切符を買う場面があると思います。そんなとき、私は見知らぬ路線と見慣れない駅名により、現在地が見つけられずにしばらく路線図を見上げ立ちつくしてしまい、思いの外手間取ることがあります。特に首都圏は路線が入り組んでいるので、瞬時に現在地を見つけるのは難しいと思いませんか?現在地の表示を目立たせる方法としては、大きく表示したり、強い色を使ったりということが考えられますが、それとは違う方法で分かりやすくしたものを見つけました。

券売機の上の路線図

ご覧の通り、現在地が立体的な三角柱で示されています。普段業務でGUIなどの平面のデザインをしている私には、立体化するという解決案は選択肢に入っていなかったので、この方法は新鮮さを感じました。この表示にすると現在地を目立たせるだけではなく、仮に路線図を横方向から見てしまっても、立体的な現在地が浮かび上がり、位置を掴めます。後は見やすい正面へ周り、目的地を探すといった使い方もできますね。

横から見ても位置を把握できる

切符をいつも利用している方はもちろん、普段SuicaやPASMOなどのICカード型乗車券を使い、切符を購入する機会が少ない方であっても、このような工夫により、それほどストレスなく切符の購入ができるのではないでしょうか。現在地の表現の方法は他にも色々ありそうなので、普段からチェックしつつ利用していきたいと思います。

533. 洋式便座に “ロックオン”~ターゲットポイントが付いている洋式便座~


先日、とあるうどん屋へ行きました。

トイレで用を足そうとして、洋式便座の内蓋を上げたところ、水たまりの水面が緑色の明かりで照らされていることに気付きました。最初は天井ライトの反射かと思い、気にかけませんでした。用を足し、内蓋を戻した瞬間、「え?」なぜか明かりが消えました…

これは何だろうと思い、ホームページを調べてみました。

あった!これは温水洗浄便座に付いている「エチケットポイント」と言う男子小用の機能で、内蓋を上げると水面にターゲットポイントの光が現れます。そこをめがけて用を足すと、飛び散りを抑えることができるそうです。

便座の内蓋を上げると、緑色のターゲットポイントが現れる

しかし、せっかく考え出されたグッドアイデアですが、この光の意味に気が付くでしょうか。疑問に思います。

なので例えばですが、便座の見やすい場所に使い方をわかりやすく書いたシールを貼るなど、何かちょっとした工夫があったらどうでしょう。そうすれば、初めてこのトイレを使う人にも意味が伝わり、キレイに使ってもらえるのかなと思いました。

◆参考リンク:ナショナル(現パナソニック)温水洗浄便座「ビューティ・トワレ」
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060921-2/jn060921-2.html  

532. 混雑緩和!ランチスペースの電子レンジの貼り紙


とあるビジネスビルのランチスペースでは、ランチタイムにお弁当が販売されます。お弁当売り場の隣には、数台の電子レンジが置いてあったので、早速買ったお弁当を温めようと思いました。

ランチスペースの風景 ランチスペースに置かれた電子レンジ

その電子レンジはオーブン機能付きで、単にお弁当を温める以外にもグリル料理やケーキとクッキーを焼く事も出来、操作部にはたくさんのボタンがありました。

「パッ」と目立つ操作手順の説明書き

買ったお弁当を温めるため、順番待ちの列に並びましたが、思ったほど待ち時間は長くありません。いざ私の順番が来たときに気づいたのですが、電子レンジの扉に貼り紙がありました。そこには使い方が書かれていて、操作部右側にある2つのボタンにも番号が振ってありました。貼り紙の手順通りに操作をすると、買ったお弁当を温めるのに適切な時間で加熱が始まります。

ビジネスビルのランチスペースに置かれた電子レンジは、ランチタイムという限られた時間に多くの人が利用します。そのような環境において、戸惑ってしまいそうな操作手順を貼り紙でわかりやすく示して、混雑を緩和する工夫がなされています。人によっては決められた加熱時間では物足りない!などの声もあるでしょうが、機器の使いにくさを使い手の貼り紙という工夫で、一人でも多くの利用者がスムーズに使えるよう配慮されていることに関心しました。 

530. ガッカリさせない洗車場


せっかくキレイに愛車を洗っても、次の日に雨が降ってガッカリ…という経験。車をお持ちの皆さんなら、一度や二度はあるかと思います。しかし先日、静岡市内のガソリンスタンドに立ち寄ったときのこと。なんと、洗車場の横にこんな看板が置いてありました。

左端の看板に注目

それまであまり意識していなかったのですが、「明日の天気」と「洗車をするかしないか」には、密接な関係があるように思います。あらかじめお客さんに天気を知らせておけば、「洗車した翌日に雨が降って損をした」とガッカリさせることもないですし、「明日晴れるなら洗車をしよう」というキッカケになるいいサービスですよね。

雨の多いシーズンはジメジメしていて嫌ですが、「明日の気持ち」にまで気を配ってくれるサービスがあると、晴れ晴れと過ごすことができるかもしれません。 

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