カテゴリー: パッケージ (page 20 of 30)

381. わかりやすい薬のパッケージ


読者の方から、工夫されている薬の包装について教えて頂きました。

ストナプラス2の包装

市販の総合風邪薬「ストナプラス2」(上の写真)は、1回に服用する分量である2錠を一組として包装されており、一度に必要な2錠を開封することができます。そのため、今までの一般的な市販薬と比べ、1回に2錠飲まなければならないことがわかりやすくなっています。

さらに工夫されているパッケージをみつけました。抗生物質「ジスロマック」です(下の写真)。「ストナプラス2」にはなかった、「1日に1回2錠を3日間飲む」という説明書きがあるため、はじめての人には安心して飲むことができます。

ジスロマックの包装

どちらの薬も、飲む人にとって大変わかりやすくなっています。
医薬品は、分量や用法を間違えると飲む人に悪い影響を与える恐れがあります。そのため、「ストナプラス2」、「ジスロマック」の様に説明書だけではなく、パッケージの工夫で、飲む人が間違いにくくする必要があると思いました。

378. いいこと尽くし!「小田原ちょうちんエコボトル」


小田原へ旅行に行ったとき、おもしろいペットボトルを見つけました。

小田原ちょうちんエコボトル

「小田原ちょうちんエコボトル」という名前で、その名の通り、ちょうちんのような形をしています。手に持つと、ちょうど蛇腹部分がフィットして滑りにくくなっています。

また、飲み終わった空のボトルを上からぐっと押しつぶすと、蛇腹部分が収縮し、小さくなります。 

潰した状態

ちょうちんという見慣れた形に似ているためか、潰した形がきれいに重なりそう、と想像できるし、早く飲み終えて潰したい!と思う人もいるのではないでしょうか。

潰して捨てなさい、と言われるよりも、自然と潰したくなるこのボトル、持ちやすさと捨てやすさに配慮されていて、すばらしいと思います。
小田原駅周辺、または小田原TMOのサイトでのみ販売されているのですが、もっと身近なものになって欲しいですね。

<関連情報>

小田原TMO(小田原箱根商工会議所)
http://www.odawara-tmo.com/

369. 工夫が満載! シリコンコーキング剤のパッケージ


先日、我が家のお風呂場の補修で、シリコンコーキング剤が必要になりました。

今まで一度も買ったことがなく、使い方もよく分からなかったので、ホームセンターでいろいろ手に取った物の中に、とても気になるパッケージを見つけました。

パッケージ正面

私はこの手のパッケージを開封するのが苦手で、台紙部分に書かれた説明書きをビリッと破いてしまい、後悔することがよくあります。しかし、このパッケージはどうでしょう。パッケージの裏面の「ここから開けてください」と書いてある矢印の先には、つまみが付いていて、開封しやすいようにミシン目も入っています。これなら説明書きを破らずに開けられますね。

裏面のツマミ

開封してみると、台紙が本のように見開きになっていて、全面が説明書きになっています。左側の上部には「用途」、左側の中部から下部にかけては「関連商品の紹介」があります。 この部分は、コーキング剤やマスキングテープ等、内容物を取り出すための口なので、 破ってしまっても問題ありませんね。続いて、右側には、見開きの中で最も重要な「使い方」が記載されています。

開封中 開封後

さらに、コーキング剤が使い切れなかった場合でも、元通りにパッケージに戻してフタができるようになっています。フタを固定するためのツメがついているので、次回使うときに「パッケージはあったけど、中身はどこだろ?」ということがなくなります。

ツメ

我が家では初登場のシリコンコーキング剤でしたが、よく考えて作られているパッケージのおかげで、安心して作業をすることができました。

関連ページ:使いやすさ日記『269. 説明書がいらないパッケージ

368. ポテリッチ~パッケージまでリッチなポテトチップス~


最近、プチ高級志向な食べ物や飲み物をお店でよく見かけるようになりました。 私もそんなプチ高級商品を見ると「おいしそうだなぁ」とついつい手を伸ばしてしまいます。 先日コンビニに行ったときも、素材にこだわったポテトチップス その名も『ポテリッチ』をこれまたついつい買ってしまいました。

家に帰って「さあ味の違いを確かめよう!」と袋を開けようとしたとき、 普通のポテトチップスとは違うパッケージの工夫に気がつきました。

パッケージの裏にある解説

写真のようにパッケージの裏の部分をつまんで開くと、ただの袋が『器(うつわ)』に早変わりするんです。 今までは、袋に手を突っ込んで食べたり、完全に開いて食べたりしていたのですが、 どれも食べやすいというものではありませんでした。

うつわになります

今までの多くのパッケージは、工場からお店へ商品を届けるための手段であったり、 店頭で商品を注目させるための方法であったりしました。 しかしこの『ポテリッチ』では、さらに消費者へ届けられた後にまで気が配られており、 その配慮に感心してしまいました。 もちろん、肝心の中身の方も感心させられるお味でした。

363. 「これってつまみ?」ドリップ式コーヒーの悲劇


頂き物のドリップ式コーヒーがあったので飲もうとした時のことです。コーヒー豆の入ったフィルターを取り出し、「線にそってお切りください」という表記に従いミシン目を切り取り始めたその瞬間、間違いに気づきました。

間違えた切り取り方

私は「線にそってお切りください」と書いてある厚紙の部分が、“つまみ”に見えたので その厚紙の部分のみを切り取ろうとしたのですが、剥がしていってもフィルターが破れないため、方法が間違っていることに気が付きました。どうやら表裏にある厚紙でフィルターを挟み込み、一緒に切り取るという方法が正しかったようです。

正しい切り取り方

普段私が飲んでいるドリップ式のコーヒーも、厚紙でフィルターを挟み込んで切り取るという同様の仕組みですが、厚紙がフィルターに覆いかぶさるような形をしているため、特に意識することなくフィルターも一緒に切り取ることができていました。
しかし、このもらい物のコーヒーは、厚紙の端に切り込みがあることと、「OPEN」という文字と矢印マークがその部分に表記されていることから、ミシン目をはがす為には「厚紙をつまんで引張るものだ」という意識が働いてしまったのだと思います。ちなみに社内の人間もやはり同じミスをしていたことを後日知りました。

厚紙でフィルターが覆われている(普段飲んでいるコーヒー)
厚紙の部分がつまみに見える(間違えた頂き物のコーヒー)

同じ構造、仕組みを利用したドリップ式コーヒーにもかかわらず、切り取り部分の形状やガイドする文字の位置などの違いで、ささやかなミスにつながることを感じました。

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