先日会社でユーザテストの撮影用にDVカメラを購入しました。

DVカメラ
ついに当研究所にも最新鋭のハイテク機器が!

このカメラを買って大失敗だったなぁ、と思うことがひとつあります。それは、テープが写真の様に本体の底面を開いて入れる方式だったことです。

普通ユーザテストでは、特定のアングルから被験者(モニタ)さんを撮影するのに三脚を使ってカメラ位置を固定するのですが、これでは被験者さん毎にテープを交換する度に三脚から外さなければなりません。そして再び三脚に取り付けてアングルを調整しなおしです。

また先日のユーザテストでは三脚を使用しなかったんですが、その場合でも、テープを取り出して、ラベルを貼ったり次のテープの外装フィルムをはがしてケースから取り出して、としている間にテープ挿入口が開いたカメラは置き方に困ってしまい、写真の様に置いたりしていました。経験的にこの辺のメカはよく故障するとわかっているので、結構ナーバスになりながら。

ひっくり返したところ
テープ交換時の恥態

もう一台追加で買うことになって今度は失敗しまいと調べてみたんですが、この底面が開いてテープを出し入れする方式は、実はSONYさんのたまたまこの機種の話ではなく、かなりの数のメーカーのかなりのモデルが採用しているんですね。しかもどうやら増える一方のようです。小型化するためには現状やりやすい方式なのかも知れません。競って小型化とバッテリの持ちを伸ばしていますが、いずれDVのテープは長くても90分毎に交換するんですから、もう少しこの辺の使い勝手を考慮していただければと思います。>メーカーさん

もちろん開発時に設定するメインのターゲットユーザ像は、我々のような室内固定点撮影ではなく、運動会や学芸会でお父さんが子供を追いかけまくるというようなイメージなんでしょうが、それにしたって三脚使う人くらいはそれなりにいるんじゃないでしょうか?

いずれにせよ、皆さんもDVカメラを買う機会があれば(そして特に三脚の使用を想定しているのであれば)、光学ズーム倍率や電池の持ちと併せて、テープ交換のしやすさという比較も行ってみてはいかがでしょう?幸い、これは店頭で簡単に比較してみることができます。撮影の終わったテープを取り出した。次のテープをバッグから出したい。一時的にフタが開いたままのカメラをどこかに置きたい。さて、どう置けるでしょうか?