カテゴリー: その他 (page 2 of 30)

763. コーヒーショップの待ち時間の心理戦をなくす工夫 〜タリーズの番号呼び出し方式〜


スターバックスなどのシアトル系コーヒーショップでは、注文後にレジカウンターの端で完成を待って受け取るシステムになっています。この時、スターバックスでは「トールのキャラメル マキアートでお待ちのお客様〜」みたいに注文した商品で呼ばれます。しかし受け取りコーナーで待ってる人は綺麗に整列しているわけでもなくまばら。更にオーダーによって時間が前後することもある為、呼ばれても「私のオーダー内容と同じだけど、もしかしてあの人も同じものを先に注文してるかも?」などと周囲に目配せをして、誰も動かないようであれば行く、みたいな一瞬の緊張が走ります。

そんな折り、普段あまりいかないタリーズにいったところ、写真のようなボードが掲げてありました。

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なるほど、レシートにお客様ナンバーが印字してあり、その番号で呼び出されるわけですね。銀行とかケータイショップ、回転寿司店などでよくみる番号票をレシートが合体しているという訳です。スタバなんかではカスタマイズすると「マンゴーパッションティーフラペチーノティーヌキホワイトモカシロップツイカでご注文のお客様〜」とか呪文のような呼び出しになり、呼ぶ方も呼ばれる方も煩わしいです。タリーズ方式の方が合理的だなと関心しました。

(タリーズの全ての店舗で導入されてるわけでもなさそうです)

761. 人と機械のホウレンソウ 〜freeeのレシート自動読み取り機能〜


私は昨年から確定申告にクラウドサービスのfreeeを利用しています。レシートを片っ端からスキャナで読み込んでアップロードすると、日付や金額をOCR(画像認識)で読み取って、あとは勘定科目(仕分け分類)だけ指定してやればレシート打ちが完了という大変有り難い機能が搭載されています。

この機能。さすがに100%の認識率とはいかずたまに日付や金額を正しく認識できない場合があります。

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この写真は駐車場のレシートを読み込んだものですが、金額は正しいものの日付が間違っています。駐車場のレシートは入庫日時と出庫日時が個別に記載されていたりでまぁよく失敗するジャンルです。それ自体は仕方ないのですが、認識できなかった時にしれっと読み込んだ日の日付を入れてくれるのが困ります。世の中にはまめにレシートが発生した日にスキャンしてアップロードするマメな人もいるかも知れません。唯一そんな人には有り難みがあるかも知れませんが、大多数はそんなことはしないのではないでしょうか?実際には何十枚ものレシートをまとめて取り込んで仕分け作業を連続して行うと思います。その時、こうした画像がズラーっと並んだ画面の中で、認識に失敗していて目視確認が必要なものに目印をつけてくれた方が有り難いのです。認識できなかったことを隠して勝手にそれらしいデータで埋めて素知らぬ顔をするなんて、まるで「報・連・相」のできない部下をもった気分です。認識ができなかった時や、自信がない時は、テキトーなデータを入れるのもいいですが、同時に正直に赤枠でもつけて教えてほしいものです。

これから機械学習を応用した製品がますます世に溢れてくると思いますが、いきなり完全に信頼して全てを任せられるようにはならない場合がほとんどでしょう。そうした場面で人間と機械が協調していくにもはやりこの「報・連・相」が重要な観点になってくるのではないでしょうか。

743. どれが注文できるか一目でわかる色分け 〜食べ放題店のメニュー〜


写真は、池袋にあるステーキとお好み焼きが食べ放題という熱狂道とん堀という店のメニューです。

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表紙をめくると1枚目の写真の様になっており、食べ放題コースが1,980円、2,480円、2,980円と3プランあり、高いコースほど多くのメニューが頼めることを示しています。

そして、更にめくると2枚目の写真のように上部に目立つカラーの帯が描かれています(上は見開きで左ページが緑、右ページが青)。そう、これ三種類の食べ放題のカラーと対応付いているんですね。1ページ目で自分はどの色のコースを頼んだか憶えておけば、以降どのメニューなら食べ放題の範囲内で注文できるか一目でわかる仕組みです。

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最近、複数コースが選べる食べ放題や飲み放題のお店は多いですが、ここまで目立つ色分けで工夫しているケースは初めてみました。とてもわかりやすいですね。

欲を言えば、上位コースでは下位コースのものも含む(青コースの人は赤や緑も頼める)ということがもうひと工夫あれば伝わりやすくなる気がします。

 

740. 素手でもまっすぐに切れるプチプチ 〜アイ・パック ノンカッタータイプ〜


740a写真は先日購入したプチプチことエアキャップこと気泡緩衝材です。ネットオークションの出品物を発送したりすると割と個人でもこうしたロールで買ったりするかと思います。

で、気になったのは「手で切れるから、使いやすい!!」の表記。使いやすい!!と言われたら試さないワケにはいきません。こうした気泡緩衝材は手でちぎれないワケではないのですが、実際にはナナメのあらぬ方向に破れていったりで汚くなっちゃうんですよね。個人とはいえ商品を送るのであまり汚いカットではと思い、結局ハサミで丁寧にカットすることに。それがもし素手でピリリっと真っ直ぐに切り離せるならおおいにアリじゃないですか!しかもお値段も変わらず。


740b早速帰って手でちぎってみた様子がこちら。本当に真っ直ぐ切れてます!間近でみてもミシン目のようなものは見えないのに不思議なものです。

公式サイトはこちら。幅方向、つまり写真でいうと縦向きにしか切れないようですね。横でも切れやすいようにすると結局思わぬ方向に破れていってしまって難しいのかも知れません。使い切りソースなどの袋に使うマジックカットみたいな手法なんでしょうか?

http://www.sakai-grp.com/110_products/detail.php?id=7

ともあれ、ちょっとだけ発送作業が効率化が実現できました。縦横両方切れる新製品が出ない限り、次もリピートすると思います。ちなみにドイトで買いました。

739. 4つの自由を手に入れたUSB Type-Cコネクタ


Appleの新型MacBookなど一部の最新パソコンでは、USB3.1という新規格と共に端子のコネクタがType-Cという新しいのものになりました。現時点では対応した機器、ケーブル、ハブなどの入手が難しくかえって使いづらいという面がクローズアップされがちですが、実のところこれがとても“自由”な規格で将来的にメカ音痴な人でも悩まず使える可能性を感じさせてくれます。

1. コネクタの向きを気にしない自由!

USBの歴史とともの登場した最も有名なUSBコネクタがType-Aです。パソコン側についており、USBフラッシュメモリなどもこの形状です。恐らく誰もが一度は抜き差ししたことがあり、そしてその誰もが向きを間違えてひっくり返して挿し直したことがあるアレです。イラっとしますね。USB Type-Cではあのストレスから解放されます!どっち向きでも刺さるのです。Type-Aでも一部のメーカーからどちら向きでもOKなケーブルやUSBフラッシュメモリなどが売られていますが、今度はUSB規格そのものがリバーシブルなので、最初から全製品が対応になります。

2. ケーブルの向きを気にしない自由!

本体、充電器とも同じコネクタ

本体、充電器とも同じコネクタ

従来のUSBケーブルはパソコンや充電器につなぐ側(Type-A)とプリンタやスキャナ(Type-Bなど)が別形状でした。コネクタの裏表以前にケーブルの向きを気にしなければなりませんでした。しかしType-Cではパソコン側も周辺機器側も同じです。長いケーブルをたぐって、たまたま手にとったどちらのコネクタでも目の前のポートに挿すことができます。

3. コネクタタイプを選ばない自由!

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左からUSB Type-A、Type-B、Type-C

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左からMicro-B、Mini-B

最近のUSBケーブルの役割として、パソコンと周辺機器の接続の他にスマートフォンなどのモバイル機器の充電用途が増えて来ました。あまりパソコンを使わない人はむしろUSB=充電ケーブルの一種、と思っているかも知れません。そしてモバイル機器で重要な薄さを実現する為、コネクタも技術進歩と共により薄い規格が求められてきました。数年前まではMini-USB Type-B(通称ミニB)というタイプが主流でしたね。PlayStation3のコントローラーのアレです。デジカメやHDDビデオカメラでも多く使われていました。ところがさらに薄いスマートフォンで使用する為、ここ最近はMicro-USB Type-B(通称マイクロUSB)というタイプにトレンドが移ってきました。

ガジェットがたくさんある我が家ではこれにiPhoneのLightningまで加わって引き出しや鞄の中がごちゃごちゃ。目的のケーブルを探すのに一苦労です。USB3.1+Type-Cはコネクタの薄さも通信速度も充電用としての性能も次世代規格としてかなり進んでいるので、今後何年かをかけてこれ1つにまとまっていくんじゃないかと思います。同じ充電という用途に、PS3はミニB、PS4はマイクロ、iPhoneはLightning、、なんて使い分けなくてよくなる日がそう遠くない未来に来るんじゃないでしょうか。

4. 目的毎にケーブルを選ばない自由!

この日記を書いている前日に発売された新型MacBookでは、ヘッドフォン端子以外ではこのUSB Type-Cポートが1つあるだけです。外付けHDDもLANケーブルもプロジェクターもそして充電すら、すべてここから(現時点では別売りの各種アダプタを通じて)つながります。USBケーブルが一種類にまとまるだけでなく、ディスプレイケーブル(これまたアナログRGBだのDVIだのHDMIだのありますね)も、RJ-45 LANケーブルも、いつかはType-Cコネクタのケーブル1本で済む時代が来るかも知れません(全て無線でできるようになる日の方が先かも知れませんが…)。

 

USBの”U”はユニバーサル、つまり「なんにでも使える」のUです。その名前と裏腹にすごくめんどくさいことになっていたのですが、ついにUSB 3.1とType-Cコネクタで真のユニバーサルを実現し、「誰にでも使える」ケーブルになれるのかも知れません。

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