カテゴリー: デジタル家電 (page 7 of 9)

329. 見た目は同じなのに、同じ操作ができないリモコン


TOSHIBA製のHDD/DVDレコーダーを所有しているのですが、最近HDDの容量が足りないと感じ、2台目を購入しました。購入したのは、同じくTOSHIBA製のHDDレコーダー。DVDドライブがないものの、基本機能、操作手順、画面デザインなど、共通点が多いため、新たに操作手順等を学習する手間もなく、その日からさくさく操作できるなと考えていました。ところが、そう思った通りにはなりませんでした。

実はこの2つのリモコン、形状やボタン配置はほぼ同じ(上図参照)にもかかわらず、 キーアサインに違いがあり、既に学習したリモコン操作がそのままあてはまらないのです。 (同じ位置にあるボタンなのに違う機能が割り当てられているということ)

そのため、後で購入したHDDレコーダを操作する時はリモコンのボタン名称を都度確認する手間が増えてしまいました。

操作頻度の高そうなものを挙げて見ると・・・(下図参照) 

  • 録画予約している番組の一覧を表示する「録るナビ」
  • i-EPG(番組一覧表)を表示させる「番組ナビ」
  • 録画した番組の一覧を表示させる「見るナビ」

こうみると、見事にばらばらです。

発売された時期もさほど変わらないのに、なぜなのでしょうか。あとで購入したHDDレコーダーはネットSHOP専売商品で、「追加でHDDが欲しい!そんな方にオススメ」という売り文句もあります。単体で購入する場合はこういった問題はないのかもしれませんが、HDDを増設する気分で購入した私にとっては、ちょっと想定外の出来事でした。 

294. ピントが合わせられない~SANYOのプロジェクター~


打ち合わせのためにプロジェクターの準備をした時のことです。「このプロジェクター、ピントが合わせられないんだけど…」と尋ねられました。私はレンズ付近のダイヤル等でピントとズームの調整ができると思っていたので、早速ツマミをいじったのですが、ズーム操作になってしまいました。「あ、間違えた。」と思い、ピントの操作部分を探したのですが、どうも見当たりません。

ズーム操作部分しか見当たらない

実はピント調整をするためには、ツマミの下にあるダイヤルを回せば良かったのですが、ズームのツマミとピントのダイヤルが一体化して見えるため、わかりませんでした。

ズームとピントの操作部分が一体化して見える

その原因は、ツマミの位置がピントのダイヤルの真上にあることです。実際には奥のダイヤルを操作するための部分なのですが、この位置のせいで手前にあるピントのダイヤルを操作するものに見えてしまいます。

このツマミが奥のダイヤルの真上にあれば、もっとわかりやすかったのかなと思いました。

274. ユーザに利用状況を想像させる工夫 ~電機屋さんに敷いてあった畳シート~


某電器店にリサーチに行った際、テレビ売り場の床に6畳分の畳シートがはってありました。 畳シートには、テレビの大きさに応じて、どのくらい離れて見るべきか、距離の目安が示してあります。店員さんは、薄型テレビを畳シートの上に移動して色々説明していました。

この畳シートを置くことによってテレビを設置する部屋が想像しやすくなります。 何も基準がない床にくらべるとずいぶん楽に利用状況が想像できますね。

畳のシートにテレビ画面からの距離の目安がつけてある

薄型テレビが登場したことによって、ブラウン管のテレビが置いてあった場所により大きな画面のテレビが設置できるようになりましたね。でも置けるからといって、大きすぎる画面だと疲れちゃいますよね。大きな画面にはそれなりに大きな部屋が必要です。

買い物をするときは、自分の利用状況を想像して、自分の生活に合う商品をさがしていると思います。もちろん、購入する商品をどのようにつかうかなんて、店員さんより自分が良く知っていますよね。

こういった形でユーザ自身に利用状況を想像してもらう工夫が増えていくと、 家に帰ってから「しまった!」と思うことも減っていくのではないでしょうか?

227. 戻る操作もサクサクできる~SonyのHDD搭載DVDレコーダー~


今回は、SonyのHDD搭載DVDレコーダーRDR-HX10の電子番組表(EPG)画面でのお話です。 電子番組表(EPG)とは、テレビの画面に番組表を表示し、リモコンで録画予約などが行えるものです。

すごろくの画
面写真

写真の状況は、番組表で録画したい番組を決め、リモコンの決定ボタンを押して
メニューが表示されたところです。当然、ここで一番頻度が高く重要な目的となる「録
画予約」が選ばれています。これにより、非常にスムーズに録画の予約が行えます。さらに良く見ると、「録画予約」の上に「閉じる」という項目が並んでいます。実は、これが非常に便利なところなのです。

普通「閉じる」や「戻る」などはメニューの最下位に表示されることが多く、誤ってメニューを表示させてしまった場合などは、これを閉じるためにリモコンの下キーを連打することになってしまいます。これでは、操作に手間がかかったり、更にリモコンの反応が鈍いとイライラしてしまいます。私は今回のレコーダーに限らずこういうことをよくやってしまいます。

しかしこの機種では、「閉じる」が最初に選ばれている項目のすぐ上にあるため、リモコンの上キーを押してサブメニューが簡単に閉じられるのです。このように、メニューの並び順が考えられていると、進む(決定する)操作も戻る(閉じる)操作もとても楽にできます。地味ですがいい味出してると私は思いました。

関連ページ
ソニーDVDレコーダーホームページ

114. 充電されないCDウォークマン


写真はσ(^^)の愛用しているSONYのCDウォークマン(最近はディスクマンと言わないらしい)D-E999の、充電/ホールド状態を示すLEDです。

充電中は点灯。ホールド警告は点滅

この機種は単にDCアダプタをつなぐだけでは充電が始まりません。外部バッテリ端子と共用している関係かも知れませんが、まずこれが非常に面倒です。携帯電話の感覚で、アダプタを差すだけで充電が始まって欲しいですね。

で、充電をスタートするにはどうするか、というと、本体の停止ボタン(「■/CHG」と書かれている)を押すんです。買って最初はまずこれでやられました。寝る前に充電かけたつもりが、翌朝もバッテリは空のまま。

次はしっかりマニュアルを確認。CHGランプが光ったのをチェック。でも次の朝や
はり充電されていませんでした。そう、この充電ランプは、ホールド状態のインジゲー
ターも兼ねていて、ホールド(誤操作防止のためのボタン無効モード)がオンの状態で
何かボタンを押すと一定時間点滅するんです。σ(^^)は、何度かカバンの中でボタンが誤作動した経験があるので、すべてリモコン操作とし、本体側のスイッチはホールドで無効にしているのです。この状態でDCアダプタをつないで「■/CHG」を押すと、「今はホールドだからボタンは効かないよ」という意味でこのLEDが点滅するんですが、どうしてもこれが充電が始まった合図にしか見えない(点滅してるとモリモリ充電してるように見えません?)。しかも、この点滅は10秒間も続きます。2、3度光れば十分だと思うのですが、継続的に光るもんだから、なにかしらの状態表示に思えてしまいます(普通10秒も点滅終るまで見続けないですよね?)

再度マニュアルをチェックして、完全に仕様を理解した後でも、2回ほど同じミスをして、朝充電が完了していない、という状態でした。スタミナが自慢のSONYだけあって、本当によく電池が持ちます。それだけに、忘れた頃に電池が切れて同じミスを何度でも繰り返してしまうんです。

この事例からの教訓は、

・例えロジカルには明確な差異でも、ユーザにとってはそうとは限らない

・利用頻度が低いからといってユーザビリティ対応の優先度を下げていいことにはならない。時計合わせなど、むしろたまにしかやらない故にユーザの記憶には残らず、マニュアルを紛失した頃に問題になるものも多い。

といったところでしょうか。

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