カテゴリー: 自動車 (page 2 of 11)

702. こんなところにコンビニフック〜三菱ekワゴン


先日車検の見積もりで三菱のカーディーラーに行き、時間つぶしに先日発売された新型ekワゴンの展示車を見ていたところ、写真のようなフックがついているのを発見しました。これはもしや?と思って後で担当の人に効いたところ、やはりコンビニ袋などをひっかけておく所謂コンビニフックでした。公式ページに袋をかけた状態の写真があります(ページ一番下)。
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ek_wagon/utility/uti_02.html

これはなかなか便利じゃないでしょうか。普通は前席背面についていて(あるいは後付けして)、後部ドアを開けて吊したりします。助手席足元の方が積み卸しの手間がだいぶ省けそうです。一瞬、自分の車にも無理矢理つけてやろうかと思いましたが、たぶんこれはフロアがフラットでないといまひとつだろうなと思い留まりました(笑)。この位置でブラブラされても運転しづらそうなので、基本底が床につくくらい低い位置にあるのもいいかなと。

新型ekワゴンは日産自動車との共同開発車種なんですが、どちらのアイデアなのか気になりますね。また助手席にフックをつけるというアイデア自体はホンダ車などでも採用例があるようです(N-BOX+の例。リンク先一番下の図で15番)。こちらは格納式みたいですね。実際に触ってみないとわかりませんが、ワンアクション必要になるのは面倒なので、出しっ放しにできるといいですね(邪魔にならない場所であれば)。今度機会があったらチェックしに行ってみようと思います。

同日補足

読者の方から「平成12年式の(スズキ)ワゴンRには既についてた」よと写真をお送りいただきました。フックが奥側に出ているので、使わない時にも邪魔にならなそうです。やはりこの手の装備は軽自動車の方が充実してますね。

697. ある意味一番直接的なレーン表示


色々バタバタして大変間が空いてしまいましたが、どうにか一段落してきたのでたまっていたネタを放出していきたいと思います。

写真は愛知県豊橋市で撮った交差点です。運転しながら気付いて「おっ!?」と思ったので、慌てて近くの駐車場に車を止め、撮影する為に歩道橋に駆け上がりました。なんと車線毎にアスファルトが塗り分けられています。右折レーンがブルー、直進可能な車線はピンク、左折のみの車線は着色無し、というルールなんですかね?案内標識やカーナビのレーン案内表示よりもずっと直観的で気付きやすいと思いました。路面の矢印表示は交通量が多いとなかなか見えなかったりしますしね。

カラーユニバーサルデザイン的には微妙な配色(ある種の色弱者の人には見分けにくい)かも知れないですが、どういう経緯でこの色に決まったんでしょうね。夜間の視認性やコスト、退色しにくさといった要因も考慮してのことなんでしょうか。検索してみた感じ他の地方でも同じ配色のようなので全国統一のルールとしては策定されているみたいです。右=ブルー、直進=ピンクというルール自体は恣意的ですが、ちゃんと統一されて教習所とまでも教えてドライバーの身についていればこれほど気付きやすい提示方法もないんじゃないかと思います。全国でやろうと思ったら某大なコストがかかるんだろうと思いますが、レーン構成がトリッキーな交差点などは率先して採用してくれるといいなぁ。

689. 足を使って開けられます 〜Audi バーチャルペダル〜


クルマ好きにはやや旧聞かも知れませんが、なかなか外車ディーラーまで撮影に行く機会がなく時間が経ってしまいました。埋もれさせるには惜しいネタなのでYouTubeに上がってた動画でご紹介。

ドイツの自動車メーカーAudiやBMWの一部車種に搭載されているバーチャルペダルというギミックです。ぶっちゃけ動画みてもらった方が早いのでどうぞ(短気な人は40秒位から)。

どうです、便利そうじゃないですか?トランクのハッチを開ける為に、バンパーの下で足を動かし、実際には存在しないバーチャル(仮想)なペダルを踏むようなジェスチャーをするだけでいいというワケです。両手が荷物で塞がってる状態で更に鍵を挿したり、リモコンを取り出してボタンを押したりが不要になります。もちろんスマートキーを持っている人にしか反応しませんので、他人が勝手に開けたり、ネコが通っただけで開いたりはしません(運転者が中にいる時にネコが下をすり抜けてったら開く?)。

こういうセンサー技術を駆使したハイテクなギミックって日本メーカーのお家芸のようなイメージがありますが、実はドイツ車も昔からお得意だったりします。日本のそれは「ハイテク装備スゲー!」って感じなのに対し、ドイツ車のは技術的には地味ながら「お、気が利いてるじゃん!」ってのが多い印象。日本も負けてられませんね。

688. 鏡を使って安価に見せます〜HONDA N BOX ピタ駐ミラー


写真は先日叔母が購入したホンダの軽自動車N BOXのドアミラーです。何故か前面にも鏡がついています。一体誰が何を見るためについてるんでしょう?

実はこれ、N BOX独自の安全装備で「ピタ駐ミラー(リンク)」と呼ばれるものの一部なんです。

運転席から助手席側を見ると、Aピラーの付け根にもミラーがついています。ドアミラーはこのミラーよりも後ろに位置していて、2枚の鏡を合わせ鏡の様に反射させることで、直接目視できない助手席側前方の死角確認できるというものなのです。上下2枚の鏡があり、下側の鏡がドアミラー前側の鏡とペアになって前方確認用、上側は少し角度がついており、助手席側ドアの辺りを見ることができるようになっています。

実際に運転してみましたが、縦列駐車などで前方障害物スレスレに出入りする時には重宝します。写真では少しわかりづらいかも知れませんが、ちょうど前方の白い車の右テール部分が映っており、自車と接触せずに済みそうだということが見てとれます。高級車ではドアミラー下部にカメラを搭載してカーナビ画面に表示する機能がついたものもありますが、こちらは鏡だけでコストパフォーマンス的には有利そうですね(ちなみに標準装備です)。難点はカメラの様に電子的にズームされないので像が小さめな点と暗所でやや見辛い点でしょうか。おそらく前にもっと長い車では(像が小さくなりすぎて)採用が難しいかも知れませんが、このN BOXという車にはピッタリの装備ですね。驚いたことに、ディーラーのセールスマンはこの機能について一言もPRせず、叔母は納車までここに鏡がついてることすら気付いてなかったそうです。もったいないですよね。

678. うっかりミスをエコにガード 〜バスの運転席で見つけた工夫


先日かなり久しぶりにバスに乗りました(東急の路線バス)。たまたま運転席のすぐ後ろの席に座ったので、メカ好きな私は運転席をガン見していたワケですが、そこで写真のようなものを見つけました。どう見てもペットボトルのキャップが取り付けられています。穴をあけてレバーに通してあります。イタズラでしょうか?飾りでしょうか?

あれ?なんか見慣れた物が? アップ

更に寄って見てみると、どうやらこのボックスは運転手さんの声を車内に流すPA操作に関するもののようです。上面の黒いレバーは「スピーカー」と書かれており運転手さんが停留所の案内をする度にせわしなくON/OFFしています。手前(運転手さん側)奥の黒いツマミが「音量」で、問題のペットボトルキャップがついているレバーが「電源」であるというのが読み取れました。なるほど、どうやらこのキャップは、うっかり肘などが当たって電源が切れてしまうのを防ぐ為に取り付けられているようです。エコですね(笑)。そう考えると元々のこの操作ボックスのデザインも取り付け位置もあまり考えられていないなという気がしてきます。停留所毎(あるいはそれ以上)に頻繁に操作をするのに、この位置、レバーの向きは適しているとも言えそうにありません。

残念ながら運転中も停留所停車中の運転手さんに話しかけられそうなタイミングを見つけられず聞き取りは叶いませんでしたが、これが東急バス全体のワークアラウンド(応急手当)なのか、この運転手さん個人の創意工夫なのか、はたまた一人前の運転手さんは皆ポケットに穴の空いたペットボトルキャップをじゃらじゃら持ち歩いてるものなのか気になりますね。

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