投稿者: 古田 (page 61 of 103)

526. 炊飯器の落とし穴―「時刻表示」


家の炊飯器が古くなったので、買い替えました。台所には時計がないのですが、この炊飯器には、大きい液晶パネルに時刻が表示されていて遠くからでもはっきり見えます。なので、時計の代わりとしても使っています。

時刻が大きく表示された液晶

この炊飯器には、決まった時刻にご飯を自動的に炊き上げてくれる、予約炊飯機能が付いています。わが家では、この機能をよく使いますが、この便利な機能には思わぬ落とし穴がありました。

ある日、予約炊飯をセットして、買い物に出かけました。帰ってきて液晶表示を見たら、「やばい、もう炊き上がりの時間だ」と慌てておかずの支度を始めました。しかし、ご飯は一向に出来上がりません。実は、私が【現在時刻】だと思ったのは【炊き上がり時刻】だったのです。 

予約炊飯中の【炊き上がり時刻】 通常炊飯中の【現在時刻】

この炊飯器の表示は、通常炊飯中は【現在時刻】なのですが、予約炊飯中には【炊き上がり時刻】になるのです。確かに予約炊飯中には、液晶の左端に小さく【予約】の文字が表示されます。しかし、私は大きく表示された時刻に目を奪われ、ほとんど見えていなかったのです。

時刻の表示は、液晶も大きく見やすく配慮されていてとてもいいと思いますが、今、何の時刻が表示されているのか、見やすく気付きやすくすることも大事ではないでしょうか。そうすれば、表示時刻の勘違いも減りますし、もっと使いやすくなるのになと思いました。 

525. 再起動を妨害!? ~Windows XPのメッセージ~


新入社員が配属されてきた日の出来事です。新人が真新しいパソコンをセットアップしていたのですが、何やら困っている様子だったので声をかけてみました。すると、「必要なアプリケーションをインストールしたのだけれど、再起動する方法がわからない」とのこと。「いくらなんでもそのくらいわかってくれよ」と思いながらモニタを覗いてみると…

メッセージで「シャットダウン」が隠れてしまっている

写真のように、画面には「新しいプログラムがインストールされました。」というメッセージが表示されており、「シャットダウン」のボタンを隠してしまっていました。「メッセージはクリックすれば消えて、下からボタンが出てくるよ」と新人に教えると問題なく再起動は行なえたのですが、確かに初心者にとってこのメッセージの配置は問題と言えそうです。(この新人、入社前はWindows XP以外のOSを使っていました)

普段のスタートメニュー

インストール後に再起動が必要なアプリケーションではダイアログが表示されるため、通常は流れのままに操作を進めればよいのですが、今回はその後に他の操作も合わせて行なっていたため、このような問題が起こったようです。私は、この一件で、ソフトを作る上では「推奨以外の行動をしたユーザ」の操作にまで気を配ることが大切であると再認識させられました。たとえ親切な機能であっても、配慮が少し行き届かないことで、ユーザの不満の原因となってしまうわけですから。

◆ちなみに

最新版であるWindows Vistaでは、項目の背景が注意を促す色に変わることでアプリケーションの追加を表す仕様に改善されており、操作を阻害するという大きな問題点は解消されていました。ただし、色の変化だけでは意味が確実に伝わるとは言い切れないため、その点は次期バージョンでの改善に期待といったところでしょうか。 

「シャットダウン」が隠れない仕様になりました

524. コーヒーカップのフタに思う / 便利だけど 使いにくい


コーヒーを飲んで舌を火傷しました。

やけどの原因になったコーヒーカップのフタ

原因はコレ。スターバックスやタリーズのカップに付いてくる、飲み口の穴が開いたフタです。フタがあれば中身をこぼしにくいし保温効果もあるのですが、私はこの飲み口が苦手でよく火傷してしまいます。ある程度冷めてからであれば大丈夫ですが、やはり買ったらすぐに飲みたいので、そこまで待つこともできません。

火傷してしまうのは、飲み口の穴が小さくて中がよく見えないために、中身がいつ出てくるのか分かりにくいせいなのだろうと思っていたところ、マクドナルドやロッテリアから穴が大きくなったフタが登場しました。 

飲み口の穴が大きくなったフタ

「これなら中身が見えて飲みやすそうだ!」──と思ったのですが、実際に飲むと従来のものと同じで飲みにくく、火傷しそうになります。飲み口とカップの側面の角度が異なるために、中身が出てくるタイミングを掴みにくいのか?そもそも飲み口がカップから離れていることに違和感があるのか?それとも・・・。飲みにくい要因は、飲み口の大きさ以外にも色々ありそうです。どうすれば飲みやすくなるのか。答えは簡単に出せそうにありません。

歩きながら飲んだりしている時には、フタをしたまま飲めるのはとても便利です。しかしこのフタの使いやすさについては今一歩でしょう。道具というのは「便利さ」と「使いやすさ」が両立してこそ、ユーザが満足して使える物になるのだと思います。今後のもっと飲みやすくなったフタの登場が楽しみです。 

523. ちゃんと精算できるか不安 宅配便の送料着払い領収書


皆さん、宅配便の「送料着払い」って利用したことがありますか?私は仕事柄、よく受け取るのですが、一つどうにかしてほしいなあと思っていることがあります。それは「送料着払い」時の領収書についてです。

宅配便の伝票控え

宅配便を受け取ったときにもらえる伝票控えに、「本書をもって領収書にかえることがあります。」と書いてあります。つまり、これが領収書を兼ねており、私の会社では、後で送料の精算に必要なのです。

ところがこの伝票控え、領収書としては不安材料があるのです。写真のように、配送時に擦れて汚れたりして、文字が非常に読みづらくなっている場合が多いのです。そのせいで精算ができなかったら、しがないサラリーマンの私には、大問題です…。 

擦れた後などで、表面が汚れちゃってます

領収書なのに、ちゃんと精算できるの?という不安感につながるというのは、利用者に対する配慮が足りないですよね。もう少し、安心して扱えるものに改良してくれたらなぁと感じています。

【補足】

調べてみたところ、別紙で領収書を発行してくれることもできるそうです。でも後日いただくという形で、それもまた、とり回しが悪いなと感じちゃうんですよね。 

522. このままレンジで!-レトルト食品の紛らわしい商品名-


近ごろのレトルト食品は、昔に比べて味が良くなって、我が家でもよく利用させてもらっています。その中でもお気に入りは、「このままレンジで!まるごと野菜」。

パウチ式のパッケージ

このレトルト食品は、パウチの封を開けずにそのままレンジで加熱できるのです。パウチの上部には、加熱した際に中の蒸気が抜ける空気孔が付いているのがミソです。でも、加熱後に中身をお皿に移さなければならず、ちょっぴり面倒でした。

この前、仕事で帰宅が遅くなりそうになったので、夜食を買いにコンビニへ行ったところ、同じ商品名でカップ式のバージョンを見つけました。 

カップ式のパッケージ

最初からカップが付いているので、別のお皿に移す手間も省けて、もっと手軽に食べられそうです。早速、購入し会社のレンジで加熱しようとしたところ、

「あれ?これって実はこのままレンジに入れたらだめじゃん!」

よくよく説明書きをみると、蓋を外し中のフィルムを剥してからレンジで加熱するように書いてあるではありませんか!

パウチ式とカップ式でパッケージの形態が異なっていますが、これらは調理方法の手軽さをうたっている同一商品名です。一見、調理方法も同じものと思ったのですが、パウチ式はそのままレンジで加熱できるのに対し、カップ式はフィルムを剥がす手間が追加されていました。カップ式になって、もっと手軽になると期待していた分、ガッカリ感も大きくなってしまいました。

同一商品名なのに、パッケージの形態ごとに調理方法が異なっているなんて、なんとも紛らわしいですね。 

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