投稿者: 古田 (page 60 of 103)

531. 危ない!くるくる回る包丁


私はよく料理をします。しかし、安物の包丁しか使っていませんでした。いいものを使えば、料理もおいしくなる!?わけでもありませんが、たまにはいいものを使ってみようと、人間工学に基づいたという流線型グリップの、切れ味のよい小型の包丁を購入しました。

早速、ためしに果物の皮をむいてみたところ、握り心地といい、切れ味といい申し分がなく、料理が楽しくなりそうに思えました。

しかし、果物の皮をむき終わり、まな板の上に包丁をおいたとき、えっ!危ない!私は思わず飛びのいてしまいました。なぜなら、包丁が下の写真のようにくるーんと回り、刃先が自分の方に向かって来たからです。 

写真:包丁が回転するイメージ

後で観察してわかったことですが、この包丁は刃とグリップの重さがバランスしていて、置いたときに水平になります。このとき、まな板と接地するのは、丸みのあるグリップの一点だけとなり、ちょっとした弾みでまるでコマの様に回転してしまうのです。

他の包丁でも、同じように回転してしまうものがあるようで、この包丁に限った話ではないようです。ちなみに、私はフキンの上に置いたり、回転したときに何かにぶつかる様な場所に置いたりして対処しています。

刃物である以上、安全性は重要ではないでしょうか。どのように置いても動かないよう、形状やバランスなどの工夫により、安心して使えるようなものになって欲しいと思います。 

530. ガッカリさせない洗車場


せっかくキレイに愛車を洗っても、次の日に雨が降ってガッカリ…という経験。車をお持ちの皆さんなら、一度や二度はあるかと思います。しかし先日、静岡市内のガソリンスタンドに立ち寄ったときのこと。なんと、洗車場の横にこんな看板が置いてありました。

左端の看板に注目

それまであまり意識していなかったのですが、「明日の天気」と「洗車をするかしないか」には、密接な関係があるように思います。あらかじめお客さんに天気を知らせておけば、「洗車した翌日に雨が降って損をした」とガッカリさせることもないですし、「明日晴れるなら洗車をしよう」というキッカケになるいいサービスですよね。

雨の多いシーズンはジメジメしていて嫌ですが、「明日の気持ち」にまで気を配ってくれるサービスがあると、晴れ晴れと過ごすことができるかもしれません。 

529. 矢印の方向へ進め!エスカレーターの方向表示灯


ある日の帰宅途中の出来事です。私が電車を降りて、上りエスカレーターに乗ろうとしたちょうどその時、前の人がブザーの音と共に立ち止まったのです。どうやらこの人、隣の下りてくる方に乗ろうとしてしまったみたいなのです。普段ならあまり起らない出来事。どうしてこんなことになったのでしょうか?

(写真1)エスカレーターの両脇に立つ運転方向表示灯

実はこのエスカレーター、一定時間使用しないと運転が停まる作りになっています。この時もちょうど上下両方向が停まっていたため、間違えて下りてくる方に乗ろうとしてしまったのですね。ただ、こういう事態が起らないよう、このエスカレーターには乗り口に運転方向を示す表示灯が設置されています(写真1矢印)。それでも間違えてしまったということは、きっとこの表示に気がつかなかったのでしょう。

表示灯を設置する上で重要なのは、まず表示が見えやすい位置にあるかどうか、そしてそれが分かりやすい表示であるかどうかだと思います。そう考えると、この表示灯では十分とは言えません。

そこで、発見!乗り換えのため経由した駅には、もっと分かりやすい表示灯が設置してありました。(写真2) 

(写真2)上面と正面(進行方向に矢印がアニメーション)の両方で、方向を表示する表示灯

まずは上面!例えば正面以外の方向にいる時や、すぐ側を通り正面の表示が見えない場合でも、ここに表示があれば自然と目に入ります。そして、正面の表示もより大きく、分かりやすい言葉や進行方向を表す矢印のアニメーションなど、とても目を引く作りになっています。これならば、どちらに乗るべきなのかが容易に伝わってきますよね。

伝えるべき情報を確実にユーザーに伝える。当たり前のように聞こえますが、これができていないモノって結構多いんですよね。
 

528. 見通し良好!~工事現場のフェンス~


私が普段よく利用している最寄駅で少し前から工事が始まりました。他の工事現場同様、周囲をぐるりとフェンスで囲って作業が進められています。出掛ける度にこの脇を通るのですが、今まで目にしてきた工事現場には無い工夫がされていることに気が付きました。

角部分が透明な工事現場のフェンス

この工事現場では、フェンスの角にあたる部分が透明になっています。
このような透明の部材を採用することによって、曲がった先の状況が確認しやすくなり、出会い頭の事故を未然に防ぐことができます。先日も曲がる手前で人の存在が目に入り、危険を回避することができました。

工事現場に設置されるフェンスは非常に背が高く、曲がり角は見通しが悪くなりがちです。
私は今まで、曲がり角では足音など人の気配に注意するようにしていましたが、工事現場には騒音がつきものです。そのため気配がかき消されてしまい、人や車の存在に気づかなかったこともありました。しかし、角にあたる部分が透明のフェンスならこうした問題も無くなりそうです。

フェンスの一部を透明にしただけのちょっとした工夫ですが、そこを通る人のことをよく考えているなぁと感心しました。 

527. ひっくり返りやすい電子辞書


私は英語の勉強のため、洋書を読んでいるのですが、今読んでいる本は分厚く、わからない単語が1ページに常に20個くらいあります。頑固なアナログ派だった私も、ついに電子辞書を買ってしまいました。すぐに単語の意味がわかるので画期的です。

この電子辞書、キーボードが大きいので文字が打ちこみやすく、また、大きさのわりに軽いので、非常に気に入っているのですが、ひとつだけ難点があります。それは、よくひっくり返ることです。 

写真1:電子辞書がひっくり返ったところ

私は普段、本を上から見下ろすような姿勢で読みます。それは、本に直接訳を書き込んだり、わからない単語に線を引くためです。 電子辞書もそれにあわせ、ディスプレイが上から見えるよう大きく開くことになるのですが、そのとき「写真1」のようになってしまいます。

図1:横から見たところ。オレンジ色は電子辞書がひっくり返ってしまう角度

この電子辞書は、ディスプレイを開いても図1の黒色の位置ではひっくり返らないように設計されています。しかし、私が辞書を引く場面において最もよく使うオレンジ色の範囲では重量バランスが悪いのです。

改善方法としては、

  • 本体とディスプレイの重量バランスを変えて、どの角度に開いてもひっくり返らないようにする
  • オレンジ色の位置まで開けないように、制限を設ける

などがあると思います。

現状では仕方がないので、倒れない角度に開いてから見やすい場所に置いています。でもこれではキーボードが打ちやすい場所に置くことができません。多少の重量増加はあったとしても、どの角度に開いてもひっくり返らないように、改善されることを望みます。 

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