写真は回転寿司チェーンのはま寿司の客席にあるお茶用の蛇口です。一般的な蛇口と違って湯飲みで押し込むレバースイッチがついていません。どうやってお湯を出すかおわかりになりますか?ちなみに赤外線センサーによる自動式ではありません。
もっともよく見かけるものは、12年前のこちらの日記にあるタイプですね。日記では黒いボタンをうっかり指で押してしまうと指に熱湯がかかって危ないんじゃないかという指摘をしています(実際にはこのボタンはかなり強く押さないとお湯が出ないようになっており、うっかりミスにも配慮はされています)。
対して、はま寿司のタイプは、金色を部分がハンドルになっていて、普通の蛇口のようにひねってお湯を出す方式です。しかも出過ぎや出しっ放しを防ぐように、ひねることができる角度は限定されており、かつ手を離すとバネで停止位置に戻る仕組みになっています。
なるほど、この形ならば出水口の増したに操作部がある、という位置関係ではない為、事故の可能性は減りそうですね。難点は片手で操作が完結しない点でしょうか(一応湯飲みを置けば片手でも注げますが、落差があり跳ね返りが不安でした)。
押しボタン式は安全の為、ボタンが固めになっていると書きましたが、これが力の弱い人にはちょっと負担が大きい(押せない)という指摘もあるようで、その辺りの意見も考慮してこうした別解が考え出されたのでしょうか。正直慣れてしまえば押しボタン式の方が手早い気はしますが、これはこれでより安全側に振った設計ということでアリかも知れません。