写真は都営大江戸線の築地市場駅のトイレ出口に掲示されていた忘れ物の注意喚起ポスターです。

単に文字で「お忘れ物にご注意ください」と書かれたポスターはあちこちで目にしますが、これはイラストで実際によくあるであろう忘れ物を挙げて「お忘れ物はございませんか?」と問いかけています。実際にこれでどれくらい効果があがっているのかはわかりませんが、心理学的にはとても有効なんじゃないかと思います。忙しい移動中、文字情報はあまりしっかり読まれることはないでしょうが、こうしたカラフルで目立つイラストなら目に留まって、「あ、そういえば」と気付く確率が上がるのではないでしょうか。また言語情報に拠らないということは日本語がわからない外国人にも伝わるし、大きいので弱視の方がわざわざ単眼鏡をかざさなくても識別できるなんてことも期待できるかも知れません。

私もお腹弱いので駅のトイレはよく利用するし、実際傘などをたまに忘れることもあります。そんな時にこういう形でリマインドしてくれると有り難いなと思いました。