限定のポケモンシール、三日で剥がれてきました… |
写真はSoftbankが販売している“みまもりケータイ”(ZTE製005Z)です。先日安かったので今度小学生になる姪(とついでにその妹)に買ってやりました。これは主に子供にもたせる為に発信機能を制限した携帯電話端末で、GPS機能で今いる場所をメール送信することもできます。操作面の特長としては、発信できる相手を1件に制限にし、ボタン1つでかけられるようにした点です。
で、実際に購入して試してみて思ったんですが、このワンボタン・インターフェイス、思ったよりイケてませんでした。まずこのボタンには他にも役割があり、短押しと長押しを使い分けなければならない点。短押しで発信、待ち受け中の長押しは着信音量、マナーモード設定、通話中の長押しは通話切断になります。これは小さい子供にはかえって難しそうです。そしてネットでレビューをみていると不意にボタンが押されて発信されてしまって困っているという書き込みがとても多く見受けられます(ホールドスイッチ的なものもありません)。仕方なくカバーをつけたり厚紙やスポンジシートを貼ったりしてかかりにくくするDIYをされてる方も多い様です。音量、マナー設定はネットからも行えるので、割りきって「長押しで発信、長押しで切断」にしてしまった方がわかりやすいし、操作ミスも起きにくかったんじゃないかと思います。
ちなみに写真ではまだ取り付けていませんが、本体上部に非常用ベルのスイッチがあり、リング付きのストラップをつけておき、何かあったらそれを引っ張るとサイレンが鳴りつつ電話も発信されます。つまり緊急時に最低限のアクションで発報する手段は別にあるのです。現状だとボタン単押しでもリングを引っ張るのでも負荷としてはあまり差がなく別れてる意義が薄いとも言えます。
こうしたトレードオフは他の製品でもよく見られます。見かけ上ボタンが少ない方が簡単そうに見えるので、頑張ってリモコンのボタン数を減らした結果、モードや押し分けが複雑になって、トータルで使いにくくなったり。最近だとiPhone・iPadもホームボタンに長押しやらダブルクリックやらアサインされてどんどんややこしくなって来ていますね。
なお、子供向けの端末はdocomo、auからも販売されていますが、例えばdocomoのキッズケータイHW-02Cの場合、こちらにあるように、4方向キーを兼ねた1~4のボタンで相手を選択->電話かSMSかを選択という操作ステップを経ることになります。ワンボタン式に比べれば複雑ですが、4月に小学校にあがる姪を見ていると普通にiPod touchやiPad、Nintendo DSなどを使いこなしており、docomo式の操作方法でも難なくこなせることは明らかです。通常の通話目的ならそちらの方が便利でしょう。みまもりケータイはその名の如く、子供や高齢者、バッグや車などを見守る方に主眼を置いているとも言えます。機種選びの際にはその辺りを意識していただくと良いんじゃないでしょうか。
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