631. 思わずサクサク検索したくなる機能


不景気が続く日々。経済に疎い僕も、景気の動向が気になります。最近は、勉強も兼ねて経済関連の記事を読むようにしています。

ニュースサイト「47news(よんななニュース)」の記事を読んでいたときのことです。

「『量的緩和策』ってなんだろう?」

解らないまま記事を読み進めると内容が理解できなくなってしまいそうだったので、ちょっと検索エンジンで調べてみることにしました。
コピーしようと、「量的緩和策」をドラッグすると、選択した右下に「Wikipedia」というポップアップが現れました。
「なんだろう?」と思って、「Wikipedia」のところにカーソルを持っていくと…

左:ドラッグ箇所すぐ右下にポップアップが表示されている状態→右:ポップアップから検索サイトのリストが現れた状態

どうやらこのリストから選択したサイトで、検索できるようです。
試しに、Wikipediaを選択してみました。「きっと新しいタブかウィンドウが開いて、そこに検索結果が表示されるんだろうな」と思っていたところ、

Wikipedia検索による検索結果

キーワードに関するWikipediaの項目が、読んでいる記事のウィンドウ内に表示されました。この機能は、「popIn Rainbow」というブログパーツで実現しているそうです。

これまでWebページで知らない言葉に出会ったときは、

キーワードを選択→コピー→新しいウィンドウ(タブ)を開く→検索サイトを表示→検索ボックスにコピーしたテキストを貼り付け→検索ボタン→検索結果表示

という手順を踏んでいました。ところがこの機能では、

キーワードを選択→ポップアップしたリストから検索エンジンを選択→その場で検索結果表示

と、キーワードのコピー&ペーストやウィンドウを開くといった操作の必要がありません。知らない言葉をちょっと調べたい時など、ストレスを軽減しつつ記事にも集中できる、スムーズな情報提供の形ではないでしょうか。これなら今まで以上に、知らない言葉をサクサク検索したくなります。
とはいえ、この機能があるからといって、僕が経済通になれるかは別の話ですが…

注釈———————————————–

  • 2009年3月にリリースされたInternet Explorer 8にも類似機能があり、キーワードを選択すると「アクセラレータ」というアイコンが表示され、そこから翻訳、地図などの機能がポップアップで表示されるようです。
  • popIn RainowはInternet ExplorerとFirefoxのアドオンとしても提供されており、インストールするとこの機能を別のサイトでも利用できます。ただし、今回紹介したような動作と異なる場合があります。
  • 執筆時点において、47newsでこの機能が使用できることを確認したブラウザは、Firefox (ver.3.5)、Internet Explorer (ver.8)、Opera (ver.10)、Chrome (ver.3.0) です。(それぞれ初期状態)

1 Comment

  1. わからない単語があったら反転させてみよう!

    popln Rainbowのデモ動画を参照。 いやぁ、これは便利。前にも書いたけどブログって過去記事は埋もれるので。「どうしたもんかなぁ」と考えた結果。…

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