先日、横浜の『大さん橋国際客船ターミナル』へ行った時のことです。1階にある駐車場へ車を止めて、2階へ上がるエレベータのある場所まで、案内にしたがってたどり着きました。しかしそこでは「下の階へ行く」と思われるエレベータしか見つけられず、焦ってしまいました。

たどり着いた先にあったエレベータ

ところが、エレベータに描かれているサインをもう一度よく見ると、実はこれが上へ行くエレベータだったのです。私が「このエレベータは上へは行かない、下に行くもの」だと勝手に思い込んでいたことが、見つけられなかった原因でした。

ではなぜ、私はこのような勘違いをしてしまったのでしょうか?

このエレベータは、油圧によってジャッキが動作することで、ガラスで覆われたカゴが上下する仕組みになっていました。私の中では「エレベータは、動く方向に柱や壁があり、囲まれているものだ」と思い込んでいたため、初めて見たこのエレベータが上に行くとは想像できなかったのです。 

油圧でカゴ全体が上がっていく

柱や壁などが無くスッキリとしていて、デザインはとても美しいと思います。しかし、今までに無かった形状のエレベータなので、サインなどで「上に行く」ことをもっとアピールする配慮があってもいいかと思いました。