新横浜駅は、最近再整備工事がひと段落し、構内がとてもきれいになりました。しかし少し前までは、工事中のために簡易案内板がいたるところに取り付けてありました。

工事中の新横浜駅

ある日予定していた新幹線に乗り遅れそうなので、構内を急ぎ足で移動していました。工事が始まってから様子がだいぶ変わったなぁと思いつつ、案内板を横目に改札口への足を速めたのですが、ふと気がつくと、なぜか私は地下鉄の改札口の前に…。どうやら案内を読み違えていたようです。

当時取り付けられていた案内板は、右方向へ誘導する場合は名称の表示に対して矢印を「右側配置」、左側に誘導する場合は名称の表示に対して矢印を「左側配置」としてあるものがほとんどでした。 

一般的な案内板

私が読み違えた案内板は、階段の踊り場にありました。この案内板だけは名称の進行方向側に矢印をつけるというルールに従っておらず、どちらの方向に誘導する場合も矢印が「右側配置」になっていたのです。

私が読み違えた案内板

焦っていた私は、無意識のうちに「矢印の示す方向」ではなく、「矢印が名称のどちらについているか」で、向かうべき方向を判断していました。

この日は息を切らしながら、新幹線に乗り込むことになってしまいました。工事が終わった後は、このような失敗をすることなく新幹線を利用できていますが、こんな私のために、工事中であっても一貫性のある簡易案内板を使って欲しいと思いました。