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421. 待たせるカーオーディオ


先日、レンタカーを借りました。

ラジオを聞こうとして選局をしましたが、どうやら放送局の設定があっていなく、うまく受信できません。そこで、受信できる放送局を自動的にセッティングしてくれる、オートプリセット機能を使おうと思いました。

「ポチッとな。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「長い・・・。」

「あ、プリセットできた。」

オートプリセット機能はよく使っていたのですが、いままでこんなに待ち時間を感じることはありませんでした。よくよく見るとこのカーオーディオ、周波数が表示されたり、変化するといったことがなく、画面がずっと止まったままでした。 

それがこの画面

私が普段乗っている車のカーオーディオは、オートプリセットしている最中にラジオの周波数が表示され、徐々に増加しながら、放送局と合うたびに「ピッ!」という音が出ます。一方、今回借りた車のカーオーディオは、オートプリセット中に画面の変化や音での通知は一切ありませんでした。

例えば、パソコンでは、ダウンロードや計算処理を行っている最中に「プログレスバー」という現在の進行状況を示す棒状の表示が出たり、駅の券売機では、発券作業中に「ただいま、発券中です」という音声で、どのように機能しているのかをユーザーに知らせる配慮がなされています。

同じ機能を実現していても、作動しているのかどうか、どのように機能しているのかをユーザーに知らせることで、安心感のある、もっと心地の良い「待つ」経験を提供できる機器になるのではないでしょうか。 

420. 中身が見えないヘアカラーリング剤容器


旦那の髪を染めようとヘアカラーリング剤を購入しました。多くのカラーリング剤の場合、1液と2液を混ぜてから塗る、または、ブラシの上に1液と2液をそれぞれ出してから塗るという使用法が一般的です。しかしこの商品はその手間を省き「簡単に塗れる」ということを売りにしており、その言葉に惹かれたのです。

購入したカラーリング剤のパッケージ
パッケージ裏面に書かれた「簡単に塗れる」解説

早速使ってみることに。「確かにワンプッシュはラクだなぁ!」と順調にカラーリング剤を塗っていきました。しかし、数分後悲劇が起きてしまいました…。髪の毛の2/3程塗った状態でカラーリング剤が無くなってしまったのです!慌てて既に塗った部分からカラーリング剤をかき集めて残りの髪の毛に塗りましたが、努力虚しくムラ染め状態となってしまいました…。

なぜこのような悲劇が起こってしまったかというと、一般的な容器は半透明なので中身の量を確認しながら全体にまんべんなく塗ることが出来るのですが、ワンプッシュ容器はアルミで出来ているため中身がわからずペース配分を測れず、つい最初に塗りすぎてしまったのです。 

アルミ容器と中身が見える半透明容器

不透明な容器でも2液がワンプッシュで出るこの容器は便利だし、ペース配分に気を遣い慣れれば上手く使えるようになるかもしれません。でも、やはり中身の残量が見えていた方が便利だと思います。圧力容器を透明にするのは難しいとは思いますが、ワンプッシュで使用できてかつ中身が見える容器を是非開発してもらいたいものです。

419. モバイル派にウレシイ!変形するマウス


学生の頃からノートパソコンを使っていますが、長時間操作をするときはトラックパッドではなく、マウスを繋いで使っています。特に、スライドを作ったり、絵を描いたりするときには、遥かに操作しやすくなるので外出の際も手放すことができません。

外出のときには一般的なマウスはサイズが大きくかさばってしまうため、モバイル用の小さなマウスを持って行くようにしているのですが、モバイル用のマウスは男性の私が使うにはホールド性が悪く、デスクトップ用のものに比べると満足いく操作性とはいえませんでした。

そんな状態を数年続けていたある日、ふと立ち寄った電気屋さんで画期的なマウスを発見したのです。

持ち運ぶときの状態
本体後部を180度ひねると…
握りやすくなります

このマウスは前と後の2つのパートからできており、後部をくるりと回転させることができるデザインです。平らだったマウスは、回転させることで「山」の形となりボリュームを増してくれるので、握る際のホールド性が高くなり格段に操作しやすくなります。また、持ち運ぶときには小さく平らなスタイルに戻すことで、かばんに収納しやすくなります。

「ひねる」という単純な仕組みを用いることで、持ち運び時の「より小さく」というニーズと、使用時の「ホールドしやすいボリューム」という2つの異なったニーズを共存させています。この変形するマウス、私のようなモバイル派にはオススメの一品です。 

418. 滑らないマンホール


私は普段、自転車に乗ることが多いのですが、マンホールで滑り、何度か危険な目に遭った覚えがあります。特に雨の日、しかも曲がり角に設置されていたりすると冷や汗ものです。皆さんもマンホールで滑ったなど、ヒヤリとした経験はありませんか?

曲がり角付近のマンホールは滑りやすくキケンです

通常、マンホールは十分な強度を保つために金属でできていると思いますが、私が最近見かけたものは少し違います。このマンホールは、表面がコンクリートで加工されており、ザラザラで滑りにくくなっています。

歩道で見かけたマンホール

このように、表面が滑りにくく加工されていれば、サイクリストはもちろん、歩行者にとっても安心ですね。さらに、ブロックのパターンを周囲と合わせるなど景観に配慮している点も良いなと思いました。 しかし、残念なことにこのマンホールは歩道用なんです。車道でも滑り止め効果の高いものがあればいいのですが…。

参考

どうやら「滑らないマンホール」というものも開発されているようです。たくさんの凹凸が付けられていて、見るからに効果が期待できそうです。 

※本画像は、転載許可を得て掲載しています

他にも、表面をセラミックで覆ったマンホールやスリップ効果の高いパターンが採用されているものもありますが、あまり一般的でないのが現状のようです。もちろん、コストなどの問題があるのでしょうが、こうしたマンホールがもっと採用されることを願っています。

417. “天才☆テント” の巻


下の写真のテント。カッコイイです。シビれます。

このテント、HOGLOFS(ホグロフス)というブランドの、その名もGENIUSという商品なのですが、設営が非常に簡単にできるように工夫されています。

【step1】ポールを同じ色の差込口に付け、ポールが交わる部分を、同じ色のパーツで留める。

 

【step2】その後、テント本体についている色分けされたフックを同じ色のポールに吊るす。

【step3】この上にシートをかければ設営完了。

アウトドア初心者でも、迷うことなく、簡単にテントが設営できます。

要するに、各パーツのジョイント部に、色による対応付けがなされているだけの話なのですが、
時にはヘッドライトの明かりのみでテントを設営しなくてはならないような、アウトドアでの使用状況をよく考えて作っているなあと思いました。

年に数回しかテントを張らないというような使用頻度でも、毎回説明書を見る必要なくテントを建てられますし、
なにより、彼女との初めてのキャンプで、このテントをてきぱきと設営すれば
「す・て・き☆」と思われること間違いなしです。おすすめです。

■参考写真提供元:

UTILITY : http://utility.petit.cc/
※掲載している設営写真は大阪にあるアウトドアセレクトショップ、UTILITY様よりご提供いただきました。

HAGLOFS:http://www.haglofs.jp/products/html/gear/12tent/genius.html 

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