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711. 見たいのはそこじゃない!~iPhoneの「メッセージ」アプリ~


写真はiPhone(iOS7)の「メッセージ」アプリで新着メッセージ(メール)を開いたところです。

auショップから定期的に届くDMで、三画面分位の長文メッセージなんですが、一番最後までスクロールした状態で開きます。最初から読もうと思ったら自分でスクロールしなければなりません。iPhoneは画面上の時計の部分をタップすると一番上まで一気にスクロールして戻ってくれるという便利ワザがありますが、この画面でそれをやるとこの相手から届いている一番過去のメッセージまで遡ってしまうので、ここでは利用できません。

自分でiPhoneアプリも作ったりした経験からすると、この「新着(未読)メッセージの一番最初の位置にスクロールしておく」という至極当たり前のニーズを満たすのはやや面倒であることは想像がつきます。他のメッセンジャーアプリでも結構同じ様な挙動になってたりしますし。でもそこは使いやすさ自慢のAppleさんの純正アプリとしてサードパーティにお手本を見せるくらいのつもりで対応してほしいものです。

710. 乗る前に適不適がわかります〜ららぽーと豊洲の駐車場案内


写真はららぽーと豊洲店内のエレベーター脇にある案内表示です。ここはB1/4/5/R階が駐車場になっており、アルファベットでゾーン分け表示されているのですが、なんと右下の拡大図にあるように、エレベーターを降りてすぐに行けるゾーンをそれ以外を分けて表示してくれてました。この日は真冬の冷える日だったので、なるべく店内を通って、もっとも自車に近い出口から出たい!という気持ちがあったので、この配慮には感動しました。

参考までに、実際の駐車場側のゾーン表示はこんな感じでした。フロアガイドのある柱の色もオレンジで対応取れていて良いですね。

709. デザインとは制約下で最善を尽くすこと〜元気寿司のトレイ返却ボタン


写真は回転寿司チェーン元気寿司のカウンターの様子です。この店舗では一番下のフリー商品のレーンの他に、注文品を特急で届けるレーンが二台あり、F1カーなどを模したトレーラーの上に注文品のお皿を載せて届けてくれます。通常レーンの隙間を使うよりも素早く届いて嬉しいですね。

ただトレイからお皿を下ろした後で、トレイを回収してもいいよという合図をする必要があります。具体的には二枚目の写真にある黄色いボタンです(内側の黒いのは警告音を出すブザー)。ユーザインターフェイスの教科書的には、上下二段のレーンなのに操作ボタンが左右に並んでいるのは「対応付け」の観点からは[×]ネタとするべきところでしょう。実際そのつもりで写真を撮りました。もっと言えば各レーンやトレイ自体にボタンが配置されていればさらに直観的だったと思います。ただまぁコストや保守性の問題でこうせざるを得なかったんだろうなというのも想像に難くないですね。ボタンのあるフレームも縦にボタンを並べるにはやや高さが足りないでしょうし。

でまぁ一応の解決策として、「押すべきボタンが光っている」という事(一枚目の写真で確認できます)を後で写真で見て気付いたのでその工夫を[○]ネタとして取り上げてみました。そもそも初見のユーザはこうした操作が必要であること自体知らずにテプラの表示にも気付いてくれない可能性があるので、光ってお知らせするのは有効なんじゃないでしょうか。

もっとも競合チェーンのくら寿司でも最近こうした特急レーンを採用した店舗が登場しましたが、こちらはユーザはお皿をとる以外に特に操作を必要としないのでさらに便利ですね。

708. 名前とシリアルNoを一発入力〜オンラインソフトにみるフォーム入力の工夫


写真はMac用のswitchResXというオンラインソフトを購入した時に送られてきたシリアルナンバー通知メールです。ここに書かれているユーザ名とシリアルナンバーをソフトに入力することで購入証明となり、体験版として動作しているソフトが永続的に利用可能になる仕組みです。

赤線の部分に「上の二行をコピーしてから"シリアルナンバーの入力”ボタンを押すと、自動的に欄が埋まりますよ」と書かれてます。これはスゴい。ユーザ名とシリアルナンバーを二回にわけてコピペしなくて済むどころか、項目ラベル部分を抜いて範囲選択する必要すらありません。ザクっと二行まとめてコピーして、あとはソフト側でボタンを押すだけです(ペースト操作も不要)。

この手の長い文字列はソフトのシリアルナンバーに限らず、オンラインショッピングのクレジットカード番号などでよく入力する機会があるのですが、4桁ごとにハイフンが入っていて、入力欄の方も4桁分ずつで欄が分かれてたりすると、最悪4桁ずつ選択してコピペを繰り返さなければならなかったりします。ちょっと気が利いているところだと、4桁タイプすると自動的に次の欄にカーソル(フォーカス)が移動してくれたりもしますが、それに気付かず自分でも画面を見ずにTABキーおしてフォーカス移動しちゃったりして…。更に気が利いているところだと、ハイフンまで入った状態でペーストすると、自動的にハイフンを抜いて、4桁ずつ各枠に分割して貼り付けてくれたりしてとても気持ちが良かったりします。またマイクロソフト製品のプロダクトキー入力画面なんかでは欄は1つなんですが規定文字数入力すると自動的にハイフンが入り、その上でユーザがハイフンを打っても無視されるといったこれまたなかなか凝った作りになっていたりしますね。

そうした単一の項目における工夫は色々目にしてきましたが、「複数項目を一括で入力でき、更に見出しまで混ざってても気にしなくて平気」なんてのは初めて見ました。これって結構画期的なことなんじゃないですかね?もちろんこれは元のメール文面を作っているところ、その受け側のソフトでしっかり摺り合わせをしているからできることなんですが、いっそ業界標準作って、見出しと内容を対で下記のように記述することにして、それを丸ごとコピペしたらフォーム側もそれを受けたら自動的に必要な要素を取り出して並び替えて、各項目欄に分割ペースト、なんて仕組みにしたらいいんじゃないですかね?ユーザ側としては常に単一のテキスト文だけ用意しておけば、あらゆるタイプのフォームに一発ペーストできる、というワケです。

試しに簡単なデモを作って見ました。

1. 下記のデータをコピーします

自分の個人情報がこの形式でどこかにあらかじめ保存してあったり、住所録ソフトからこの形式でコピーできると思って下さい。

yomi_familyname:ふるた
yomi_firstname:かずよし
familyname:古田
firstname:一義
mail:furutakazuyoshi@ueyesdesign.jp
tel:045-914-7820
zip:224-0001
pref:神奈川県
city:横浜市都筑区
addr1:中川1-1
addr2:ハウスクエア横浜4F

2.以下のフォームのどこでも空いている欄にペーストします

通販サイトなどの決済画面だと思って下さい。上記データからフォームが自動的に必要な情報を組み合わせ埋めてくれます(ドヤァ。

■お支払い情報
氏名
よみ
郵便番号
住所
電話番号 (ハイフン無)

(即興で作ったデモなので、お使いのブラウザによっては正常に機能しないかも知れません)

ちなみに、Googleさんはフォーム側に、ここは名前欄、ここは住所欄という様に隠し属性を追加して、ブラウザ側でそれを読み取って適切な情報を自動入力させよう、というアプローチを提案しているみたいですね。

707. 転がりづらいソーセージ


鉛筆が六角形をしているのはいくつかの理由[えんぴつの豆知識|三菱鉛筆]があるようですが、主なものは「勝手に転がらないように」と言えるでしょう。

先日銀差のカルネステーションという焼き肉店で出てきたソーセージもなんと六角形をしていました!

なるほど、確かにお皿や鉄板の上で勝手に転がったら不便です。しかもここはバイキング方式の食べ放題店なので、自分でお皿に載せて席まで運ばなければならないのですが、これなら山盛り状態や子供でも落としにくいのではないでしょうか。

そしてもうひとつ驚くべきことに、焼いたら丸くなりました!!(取り皿の上では転がり落ちない様に注意しなければなりませんね…)

(これが単に輸送時にもの凄いぎゅうぎゅう詰めされててこうなってただけなのか、上記の意図があって整形されているのかご存じの方がいらしたら是非お知らせ下さい。)

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