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716. ど真ん中に飛び出ていて邪魔な棒の意味〜羽田空港のエスカレーター


写真は羽田空港の随所で見られるエスカレーターの乗り口のものです。なぜかど真ん中に邪魔な棒が突き出ています。普通に考えたら意地悪してんのか?と設計者に苛立ちを憶えるレベルですね。しかしよくみると右上の拡大図の様に2つのピクトグラムが貼ってあります。1つはカートや代車を禁止、もう1つはベビーカーを禁止している意味のようです。つまりこの棒はそうした乗り物が通れないようにわざと通路のど真ん中で通せんぼをする目的で設置されているんです。こうしたルールは注意書きや放送で伝達してもなかなか徹底されないものですが、空港のように大きな荷物を携えた利用者が多くいる場所では、そうした乗り物がバランスを崩してしまった時の危険度もより高いと思われます。通常の歩行者に多少不便を強いても、ここまで徹底してカートやベビーカーを排除する必要があるということなのでしょう。

改めて見てみると、中心部には視認性を高めるべく照明も点いてるし、万一気付かずぶつかってしまう人がいても衝撃が和らぐように前方はエッジを落とした形状になっていたり、しっかり気配りしたデザインになっているようですね。

715. 血管の辛さが体感できる(?)血圧体感シミュレーター


最近血圧が高めということは「712. 適正量を測って注げます~カルピス酸乳アミールS~」の回にも書きましたが、今回は病院に行ってみた時の話です。

お医者さんはおもむろに写真の器具と取り出し、左から順に押してみるよう言いました。この器具のそれぞれの円柱部分は押し込めるようになっていて、それぞれ中に入っているバネの強さが違っており、左から正常血圧の110mmHg、軽症高血圧の140mmHg、そして重症高血圧の180mmHgの血圧をイメージした反発力を体感できるようになっています。演出のために多少大袈裟な強度になってるかも知れませんが、180mmHgなどは体重を使わずに腕だけで押すのは結構しんどい固さです。これを使って、健康な人に比べて高血圧症のあなたの心臓はこんなに負担がかかってるんですよ、と体感できるようにしているわけですね。血圧が高いこと自体はなかなか自覚症状がないので、こうしたデモンストレーションでヤバさを体感させることは重要だなと思いました。“見える化”ならぬ“感じる化”ですね。

714. 取っ手がすぐに外せます!〜Let’s Noteの外箱


先日PanasonicのノートパソコンLets’ Note SX3を10台まとめて箱から出して初期設定をする、という作業をしました。写真はその時にプラ製の持ち手部分を裏表から撮ったものです。

通常、この手の持ち手は裏側でT字になった部分をグイっと曲げてイの字にして穴を通して外す必要がありますが、本製品の箱では矢印部分が切れていてより簡単に取り外せるようになっていたのです!

1台位ならどうということのない手間ですが、今回のように10台もあると地味に嬉しい配慮です。さすが企業等での一括導入実績が多そうなLet’s Noteだなと感心した次第です。

713. ボタンが見切れてることに気付けないページ〜都バスWi-Fiサービス


都バスが移動中のバス車内で利用できる無料Wi−Fiサービスを開始しました。最近のスマートフォンはLTEで下手な公衆Wi-Fiより通信が速かったりするし、結局バスから基地局へ無線通信するのだから電波の有効利用的な意義も薄いよな、などと思いつつ、使えるWi-Fiサービスは使ってみる派なのでトライしてみました。

トップ画面 もうつながった?なにかの説明?何をすれば??

車内で拾えるSSIDを選ぶと、ブラウザに左のような画面が出ます。「インターネットに接続する」をタップすると出てくるのが右の画面。なにやら警告らしきことが書いてあります。はて、いったいこれを見てなにをしろということでなんでしょう??「接続する」ってとこを押したんだからもうつながったのかな?

画面下方にボタンが!

正解はこちら。画面を下にスクロールすると「同意する/しない」のボタンが出現しました。これで「同意する」をタップすると晴れて車内Wi-Fiを経由してネット接続することができるようになります。

Webページでスクロールをしていない最初の状態で見えている部分のことをファーストビューと呼びます。この認証画面ではファーストビューに収めるべき操作ボタンを収めていないせいで、ユーザに次はなにをするべきか伝え損ねていると言えます。もちろんスマートフォンの画面は様々なので、その全てに対応させるのは難しいですし、同意前に読んでもらうべき文面も一定量あるのだから対応は難しいのですが、このケースの場合、「無料インターネット接続」「警告 セキュリティレベル等について」「【無線LANレキュリティについて】」といった曖昧でしかも意味がだいぶ被った見出しをつけているのも一因と言える気がします。前の画面で「インターネットに接続する」をタップしたユーザからすれば、既にそれで接続が完了していて、ついでに注意事項を見せられた、くらいの気分でしょう。例えば、最初の画面のオレンジのボタンは「Wi-Fiを利用する」くらいにしておき、二番目の画面は見だしを「利用確認」、同意ボタンを「同意してインターネットに接続」とかにしたら混乱も減るのではないでしょうか。

712. 適正量を測って注げます~カルピス酸乳アミールS~


この「使いやすさ日記」を始めた頃は20代だったはずが気付けば40代。日頃の不摂生も祟り血圧が気になる今日この頃です(泣)。そこでカルピスの特保飲料「カルピス酸乳アミールS」を飲んでみることに(←無類のカルピス好き)。この商品は1Lと200mlの2サイズがあり割安な1Lを通販で購入したのですが、届いて見ると説明に「1日摂取目安量:1日200mlを目安にお飲み下さい。」と赤字で書いてあるではありませんか。「なら200mlの方をたくさん買っておいた方が計量いらなくて面倒が減ったなぁ…」などと考えた次の瞬間、なんと外装フィルムの1角が透明になっており、その脇に200ml単位で目盛りがふってあることを発見!

これなら計量ツールを使わなくても毎日ほぼ規定量をコップに注いで飲むことができますね。

P.S.

味はカルピスというよりヨーグルト飲料という感じで、カルピス好きとしては少し残念でした…

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