写真は回転寿司チェーン元気寿司のカウンターの様子です。この店舗では一番下のフリー商品のレーンの他に、注文品を特急で届けるレーンが二台あり、F1カーなどを模したトレーラーの上に注文品のお皿を載せて届けてくれます。通常レーンの隙間を使うよりも素早く届いて嬉しいですね。

ただトレイからお皿を下ろした後で、トレイを回収してもいいよという合図をする必要があります。具体的には二枚目の写真にある黄色いボタンです(内側の黒いのは警告音を出すブザー)。ユーザインターフェイスの教科書的には、上下二段のレーンなのに操作ボタンが左右に並んでいるのは「対応付け」の観点からは[×]ネタとするべきところでしょう。実際そのつもりで写真を撮りました。もっと言えば各レーンやトレイ自体にボタンが配置されていればさらに直観的だったと思います。ただまぁコストや保守性の問題でこうせざるを得なかったんだろうなというのも想像に難くないですね。ボタンのあるフレームも縦にボタンを並べるにはやや高さが足りないでしょうし。

でまぁ一応の解決策として、「押すべきボタンが光っている」という事(一枚目の写真で確認できます)を後で写真で見て気付いたのでその工夫を[○]ネタとして取り上げてみました。そもそも初見のユーザはこうした操作が必要であること自体知らずにテプラの表示にも気付いてくれない可能性があるので、光ってお知らせするのは有効なんじゃないでしょうか。

もっとも競合チェーンのくら寿司でも最近こうした特急レーンを採用した店舗が登場しましたが、こちらはユーザはお皿をとる以外に特に操作を必要としないのでさらに便利ですね。