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721. 自分で試して見たらこうはならなかったかも〜QRコードを羅列したチラシ〜


たくさんのQRコードが列挙されたポスター

写真は都内の書店、書泉グランデのエレベーターの中に貼ってあったチラシです。書泉グランデはフロア毎に高度に専門化された書店で、Twitterの広報用アカウントも細分化されているようです。早速ひとつをフォローしてみようとスマートフォンを取り出してQRコード読み取りアプリを向けてみたんですが…隣接するQRコードを勝手に認識してしまい、ついにエレベーターが目的のフロアに着くまでに狙ったコードを読み取ることはできませんでした。QRコードの思わぬ弱点を発見した気分です。エレベーターを下りた後の廊下にも同じものが貼られていましたが、全く上手くいく気がせず「もういいや」とフォロー自体を諦めてしまいました。おそらく時間圧がないところで落ち着いてやっても、手などで上下左右の余分なQRコードを隠すなど、やや不審な行動をとらなければ達成できなそうでした。そこまでしたフォローしなくていいや、と。

もしかしたらこのチラシを作った当時は今よりQRコードの認識に時間がかかっていて余裕をもってフレーミングできたのかも知れません。是非店員さんには最新のスマートフォンでチャレンジしてみて欲しいと思います。

720.カード挿入画面で警告します〜ATMのスキミング注意喚起〜


写真はローソン店内のATMでお金を引き出す時の、キャッシュカード挿入を促す画面です。スキミング用の不正スキャナ装置が取り付けられてないか確認しろと警告しています。これまでにもATMの周辺に張り紙がしてあったり、こちらの記事にあるように上部のサブ液晶画面に表示されるものはありましたが、なかなか目に入りづらかったですよね。ローソンのこの見せ方が一番目が向きやすくて良いように思いました。タイミングとしても最適ですし、実際の挿入口がこの画面のすぐ下にあるので見比べるのも簡単です。

ただセブンイレブンのように実際に不審なスキャナ装置が取り付けられた例を掲載した方が機械が苦手な人にはわかりやすいかも知れません。一方スキミング被害の概要は知っててもうっかり入れてしまわないようにするリマインドとしてはローソンの方が優れているように感じました。互いの良いところを参考にしあってスキミング被害の撲滅につながっていくと良いですね。

719.ご不安でしたらお使い下さい〜トイレの補助内鍵〜


新東名高速のSAのトイレに入ったところ、通常の位置とは別に、大人の目の高さくらいの位置に内鍵がついおり、写真のような注意書きが貼られていました。

なるほど!通常位置の鍵はベビーチェアの座った子どもがいたずらして空けてしまうことがあるので、もうひとつ絶対に届かない位置に補助鍵をつけました、という訳なんですね。子どもがいないのであのチェアは荷物置き場くらいにしか思っていませんでしたが、そういうトラブルもあり得るんですねぇ。他であまり見かけたことがない配慮ですが、もしかしてこのSAで実際に起きてしまって苦情が来たんでしょうか…

718. 誤解を招くレイアウト〜書店店内の検索GUI


写真は三省堂書店の店内に設置されている検索端末の画面です。何フロアもある大きな書店ではこうした端末で在庫や棚の位置をセルフ検索できると非常に助かりますね。

しかし今まであまり利用したことがなかったこの書店の端末、初めて使った時に混乱をしてしまいました。画面上部には入力欄が「書名」「著者名」「キーワード」の三種類と、送信ボタンとして「書籍検索」「雑誌検索」「電子書籍検索」のやはり三つが配置されています。これらが三つずつなのは全くの偶然で本来関連がないのですが、狭い画面に単純に並べてしまった為に、三つの欄と三つのボタンが一対一で対応付いて見えてしまうのです。つまりキーワードで検索した人がうっかり「電子書籍検索」ボタンで送信してしまう可能性があるわけです。これはレイアウトが悪いのと同時に、送信ボタンに検索種別選択の機能も混在させてしまっている点もよろしくないと思います。検索したい手段を選ぶラジオボタン等を別に配置する方が、こうした公共性の高いGUIでは有効ではないでしょうか(慣れた人を対象にするなら現行のデザインの方が操作ステップが少なくてすむメリットがあります)。
例えばこんな感じです。

1. 本の種別:一般書籍 雑誌 電子書籍
2. 検索ワード:
3. 検索ワードの対象:書名で調べる 著者名で調べる キーワードで調べる

電子書籍の対義語という意味で紙の書籍をどう呼ぶか悩ましいですが仮に「一般書籍」として区別してみました。テキスト入力欄は1つに集約してしまえば、入力箇所を間違えた時や、書名で見付からなかったからキーワードでやり直してみようといった時に打ち直さなくて済んで良いかと思います。

逆に他書店の端末ではあまり見かけない工夫として、拗音や促音で使う「ぁぃぅぇぉっゃゅょ」といった小さい文字が「小文字」のようなモード切替ボタンを使わなくてダイレクトに入力できる点がありました。モード切替の概念は機械操作が苦手な人には壁なのでこれは良い配慮ですね。

みなさんならどんな検索フォームが使いやすいと思いますか?

717. どの組み合わせでも挿せるコロンブスの卵的コンセントタップ


caption

先日ヨドバシカメラAkibaで写真のようなコンセントタップを見つけました。ヤザワコーポレーションから今年に発売されたばかりの新製品のようです。プラグを差し込む二本一組のスリットが等間隔に並んでいて、これではどれとどれがペアなのかわからりづらいですね。これは×日記ネタでしょうか。いやいやそうではないのです。説明をみると「どっちでも挿せる。」「ひとつずつ差し込み穴をズラして挿せます。」などと書かれています。なるほど!こうしたコンセントタップはACアダプタのような隣の穴を塞いでしまったりプラグ同士が干渉してしまって本来の口数すべてを活用しきれない悩みがあり、過去に様々な工夫がなされた商品が発売されてきました。しかしこの発想はなかった!もともと極性を気にしなくて良い交流電源なので、任意の隣り合った組み合わせを使えば問題ないというわけですね。いやはや驚きました。この時は別段タップを必要としてなかったので買いませんでしたが、次は是非これを買って使い勝手を試して見たいですね。

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