都バスが移動中のバス車内で利用できる無料Wi−Fiサービスを開始しました。最近のスマートフォンはLTEで下手な公衆Wi-Fiより通信が速かったりするし、結局バスから基地局へ無線通信するのだから電波の有効利用的な意義も薄いよな、などと思いつつ、使えるWi-Fiサービスは使ってみる派なのでトライしてみました。

トップ画面 もうつながった?なにかの説明?何をすれば??

車内で拾えるSSIDを選ぶと、ブラウザに左のような画面が出ます。「インターネットに接続する」をタップすると出てくるのが右の画面。なにやら警告らしきことが書いてあります。はて、いったいこれを見てなにをしろということでなんでしょう??「接続する」ってとこを押したんだからもうつながったのかな?

画面下方にボタンが!

正解はこちら。画面を下にスクロールすると「同意する/しない」のボタンが出現しました。これで「同意する」をタップすると晴れて車内Wi-Fiを経由してネット接続することができるようになります。

Webページでスクロールをしていない最初の状態で見えている部分のことをファーストビューと呼びます。この認証画面ではファーストビューに収めるべき操作ボタンを収めていないせいで、ユーザに次はなにをするべきか伝え損ねていると言えます。もちろんスマートフォンの画面は様々なので、その全てに対応させるのは難しいですし、同意前に読んでもらうべき文面も一定量あるのだから対応は難しいのですが、このケースの場合、「無料インターネット接続」「警告 セキュリティレベル等について」「【無線LANレキュリティについて】」といった曖昧でしかも意味がだいぶ被った見出しをつけているのも一因と言える気がします。前の画面で「インターネットに接続する」をタップしたユーザからすれば、既にそれで接続が完了していて、ついでに注意事項を見せられた、くらいの気分でしょう。例えば、最初の画面のオレンジのボタンは「Wi-Fiを利用する」くらいにしておき、二番目の画面は見だしを「利用確認」、同意ボタンを「同意してインターネットに接続」とかにしたら混乱も減るのではないでしょうか。