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130. iPod ~ユーザ・コンテクストがわかってなさゲ~


iPodの写真

写真はMacユーザにはお馴染みのApple製MP3プレーヤー、iPodです。

このプレーヤーは記録メディアに5GBのHDDを採用しており、1,000曲(Apple談)もの曲を保存/再生することができます。ですので、目的の曲を探すためのナビゲーション方法も他のシリコンオーディオ・プレーヤーより工夫が成されています。

具体的には写真にある丸い大きなダイヤルを使います。MP3ファイルはアーティスト名やアルバム名を記録する仕組みがあり、iPodではその情報を使ってツリー状に整理して表示されるので、このダイヤルでそれを選ぶことで聴きたいアルバムや曲を選択していきます。

残念なのはこのダイヤルで、よく携帯電話やマウスについているダイヤルやホイールと違って、クリック感(カクカクっていうの)が全くなく、ツルンツルンのクリンクリンなんです(拙い表現ですみません。是非店頭でお確かめ下さい)。ズラーっと並んだリスト項目のあとひとつだけ下を選びたいって時に、力加減が難しいんです。よく使う設定など、「3項目め選んで、次に2項目め」みたいなことが完全に頭に入っていても、結局画面を見ながらでないと操作ができません。

で、上記の点を補完するためか、設定でダイヤルを回してリスト項目を1つずらす度に「カッカッカッ」と効果音を鳴らすことができるんです。店頭で使ってみて「んー、まぁ、ないよりはマシかぁ」と思って購入したんですが、家に帰って使ってみて愕然。この効果音、本体のどこからともなく鳴ってるんですが、なんとヘッドフォンには出力されてないではありませんか!Appleは一体誰にこの音を聴かせたくて設計したんでしょう?少なくとも標準添付品のようなインナータイプのヘッドフォンをしてたらユーザ自身には聞こえませんぜ?

 ただでさえ日本人には一杯一杯の18mm径のインナーフォンを添付してるんだから(日本では普通15mm、耳の小さい人用に13mmというのも売ってます)。

はぁ。Appleっていつからこういう、ユーザの使い勝手に配慮が足りないデザインをする会社になってしまったんでしょうね。昔はそれが自慢だったのに…

 いや、わかってるんですけどね。「インターフェイスの神様(某Mac雑誌談)」が去り、彼が帰ってきた時からだって。彼は本当のところ、自分でこういうデバイスを使って音楽聴いたことあるのかしら?

関連ページ
iPod製品情報
waagに投稿したその他のイケてない点(リンク先消滅)

129. わざと道をせまくして事故防止~制約の応用


今日(2001/12/18)の日経新聞朝刊に、愛知県県警が住宅密集地の生活道路のセンターラインを消し、路側帯を広くして、わざと車道をせまくすることで、運転手の緊張感を高めて事故を減らす取り組みが紹介されていました。

結果、事故発生件数が半年でほぼ半減したそうです。車両の平均通過速度も53km/hから46km/hに落ちたんだとか。

#あっ、この測定を行った道路、σ(^^)の大学の割と近くだわ。

人間が無意識的に動的に外界とのインタラクションをしながら行動を決定していることを制約として上手く利用した作戦ですね。やっぱり人は速度標識ではなく、道路のカーブ具合、見通し、路面状況などの状況から走行速度を決めて走っちゃいますもんね。

一時、ある地域で道路に箱が落ちているかのようなペイントを施して、減速させるという手を実施して、かえって危ないと不評を買った例なんかもありますが(σ(^^)の街の市役所の駐車場にはまだ残ってる)、それよりは穏当でデザインとして優れていると思います。

一瞬、道路事情の厳しい都心部ではこういう「贅沢」な取り組みは難しいかも、と思いましたが、渋滞時の混雑が悪化するかどうかとは実は無関係かも、という結論に達しました。あくまでスイスイに走れる時の速度超過を抑えようという話ですもんね。

うん、いい手じゃないですかね。

128. 「同意」できません!


これは、東京めたりっく通信(ADSLのプロバイダ)を利用するときに必要なソフトのインストール画面です。

普通はこの辺を読み飛ばして?「同意する」を押して次に進むのですが・・・

これには同意できませんでした。

ドライバインストール画面
インストールで最初に出てくる画面
ドライバインストール画面拡大
「同意」がない・・・

127. 不十分なウィルス警告~Microsoft Outlook Express


「警告 ファイルにはウィルスやコンピュータに問題を起こす可能性のあるものが含まれていることがあります。このファイルが信頼できる所からのものか確かめてください。」と書かれたダイアログの写真
ウィルスらしいファイルを検出すると表示されるダイアログ

写真は、最近巷を騒がせているBADTRANS.B、W32/AlizやNimdaといったコンピュータ・ウィルスをOutlook Expressで開こうとした際の警告画面です。Service Pack2をインストールしたInternet Explorer5.0/5.5(まだの人は是非導入しましょう)や同6.0では、このように表示されて、この種のウィルス(ワーム)の侵入を警告してくれます。

先日帰省した際に家族のマシンにも上記Service Packを導入しておいたんですが、一昨日、国内にWin32/Alizeが急速に広まったのとタイミングを同じくして実家から「ウィルスに感染したらしい。助けて。」と電話が入りました。

メールの特徴からしてWin32/Alizeに間違いなさそうなんですが、SP2は導入したはず。なぜだろうと思ってよくよく話を聞いてみると、警告はちゃんと表示されたらしいのです。ただ写真の警告文章をよく読んでみてください。「このファイルが信頼できる所からのものか確かめてください。」とあります。これを読んでσ(^^)の父のしたことは、

  1. メールの発信元を確認
  2. よく知っている人なので信用した
  3. だから「開く」ボタンを押した

だったのです。

しかも当然「開く」しても見た目には何も表示されないので、念入りに何度も試したとか(T_T)。

確かにこの文章だけでは、

  • 今や「ウィルスとは悪意をもった第三者が送りつけるもの」とは限らない

といったことを初心者ユーザに対して充分に説明しているとは言えないですね。例えば日本なら、「知ってる人間でも普段英語で題名をつけるような人間か?」といった現実的な判断材料を提示するといったことも有効だと思います。

世界一ウィルスに狙われる宿命のメールソフトとしては、もう少し頑張ってほしいですね。

2001年11月29日 補足
 σ(^^)は普段Outlook Expressは使わないですが、今日、vCard(名刺ファイル)の動作試験で使ってみたところ、上記のダイアログが表示されてしまいました。どうもOutlookはウィルスの侵入をちゃんと識別してるワケではなく、自動実行されるプログラムはなんでも警告を出す、という仕組みのようですね。だから上記のような曖昧な表現にならざるを得ないのかも知れません。Windowsのソフトのアンインストール時に表示されるダイアログと同じで、一応警告はするけど、結局ユーザーだって判断つかないってオチですね。だからこそ、先に挙げたような現実的な判断材料を挙げてほしいと思います。

関連ページ
Internet Watch “IPAなど、危険度の高い「W32/Aliz」ウィルスを警告”
マイクロソフト ダウンロードセンター:Internet Explorer 5.5 SP2

126. お姉さんよいもんすすめてくれるじゃん


使いやすさ日記初登場です。

先日JR横浜駅でお姉さんが11月18日にデビューしたSuicaの紹介をしてました。

当然自分はお姉さんにつられ即購入です。

Suicaとは簡単に説明すると

1.センサーにタッチするだけで改札機を通過できる

2.乗り越しても改札機で自動精算できる

3.チャージ、リライトができるため繰り返しつかえる

4.紛失しても再発行できる

ってな感じです。

ある日、自宅最寄り駅の改札機を急いでいたのでBダッシュで通過しようとしたところ、どうも出口・入口とも対応している改札機で入り口側は対応していなかったらしく、勢いよくゲートが閉まりやられました。なんとズボンのポケットに携帯電話を入れていたのですが、ゲートが携帯電話にあたり携帯電話のアンテナが自分の×××に・・・。結局電車は行ってしまったんですけどね。対応してない改札機がある駅ではETCのようにレーンの案内標識を設置して欲しいななんて思いました。

あと困るのはカードを見ただけでは残高がわからない。カードを通した時にはわかるのですが前回の残高を覚えてないと足りるのかわかんないですよね。券売機では履歴明細をだすことができるので会社員の人や交通費の領収証が必要な人には便利です。あっ!あと袖の中に入れても反応したのでSuicaポケットつきスーツは発売されますね。

いままでの日記と違う感じですがご勘弁お

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