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250. 駐車場のライン


みなさんは普段、車の運転で何か緊張する場面はありますか?代表的な場面のひとつに、微妙な操作が必要な”駐車”があると思うのですが、とある駐車場に行った時、ちょっと他所とは違った印象を受けました。

U字状にひかれた駐車場の枠線

この駐車場ではU字に引いた白線を区切りとしていました。駐車スペースが狭いようにも見えますが、この白線に沿わせて車を進入させると…

二台の車の間に余裕がある様子

こんな感じで車が収まりました。白線に沿って進入させるだけで、車両の左右にゆとりが得られました。

1本線の区切りとは異なり、あらかじめどの程度の降車スペースが有るのか分かる為、運転に不慣れでも安心して車の進入が出来るのではないでしょうか。利用者にとって使いやすい駐車場と言えそうです。

従来のものに少し手を加えただけでも良い効果が得られるという事に関心しました。

249. インスタント麺の小袋


とあるカップ焼きそばの中に入っている「ふりかけ」

ふりかけの袋

この袋を開封するときは、ギザギザのある辺を持って縦に破るとうまく開けることができます

ソースの袋

次は「ソース」

これを同様に開けようとするとなかなか硬い!

アルミは丈夫だな〜と思って苦労していると…

んん〜!?

サイドに「こちら側のどこからでも切れます」の表示が...

「ソース」はギザギザしていない方が切り口でした

すこし裏切られた気分です…

248. 動く歩道の手すりにドット~解決編~


動く歩道の手すり

この写真に見覚えのある方はいらっしゃいますか?これは、以前の使いやすさ日記でとり上げた、動く歩道の手すりの部分です。(「174.動く歩道の手すりにドット」参照)

その日記では「なぜこんなところに白い丸印がついているのか?」という問題提起を行っています。さて、この問題を解けた方はいらっしゃったでしょうか?

今回はその答え、すなわち、丸印の役割についてご報告いたします。

……….

エスカレーターのメーカー(日立ビルシステム)へ問い合わせたところ、以下のようなお返事をいただきました。

『お問合せ頂きました手すりの印ですが、東京ビックサイトで使用している手すりが黒色のため、少し離れた所から見ると、動いているのか或いは動いていてもどちらの方向に動いているのか瞬時に判断が出来ない為、白い印を付け、動く歩道の動きが判り易くする事を目的に付けています。』

  1. 動いているのか
  2. どちらの方向に動いているのか

これらを瞬時に判断するためだったのですね。

では、なぜ「動いているか」「どちらの方向へ動いているのか」を確認する必要があるのでしょうか?メーカーの方は、“手すりが黒色のため”とおっしゃっていますが、調べていくうちに必要な理由や利用状況がわかってきました。

デパートなどで、それまで上り方向に動いていたエスカレーターが、閉店どきになると下り方向に変わることってありますよね。このように、時間帯によって動く方向を変えるエスカレーターの場合には、利用者が乗り間違えないよう、どちらに動いているのかをより分かりやすく提示する必要があります。

また、動く歩道の足場には、エスカレーターのステップのように黄色い縁取りがありません。足場は真っ黒なものが多く、動いている様子が確認しにくくなっています。これでは、利用者だけでなく施設管理者も不便に感じますよね。

このように、時間帯で方向が変わるエスカレーターや、動きが確認しにくい動く歩道などで、この手すりの効果が発揮されることがわかりました。丸印一つにもこんな役割があったのですね。

ちなみに、丸型だけでなく、ダイヤ型のものもあるようですよ。

247. 3D表示の検索エンジン


ネットサーフィン中に偶然発見したのですが、面白そうだったので紹介します。

検索結果を3Dで表示することが出来る検索エンジンです。「gooラボ」で実験中のもので 、現在はお試し版をダウンロードして使うことができます。

3Dウェブ検索の検索結果画面

例として中古車検索の画面を載せていますが、この場合X軸(赤)が価格Y軸(緑)が年式Z軸(青)が走行距離になっていて、同時に3つの項目を比較して中古車を探すことが出来ます。

価格はなるべく安くて年式は新しい方がよくて走行距離のなるべく少ない中古車」と思って探す場合、下図のように「画面左のほうに表示されている中古車が該当するものだ」という形で分かります。

探したい中古車をエリアで見ることができる

中古車は色々な条件を比較して折り合いをつけながら探すものなので、この検索エンジンのように複数の項目を比較しながら探せると便利だと思いました。

まだ実験段階なので検索できるものが限られていますが、僕は住宅物件検索でこの検索エンジンを使えたらいいなと思います。最初に最寄り駅だけ選択して、家賃と広さと駅からの所要時間で3軸になってたらすごく便利だと思うのですが・・・

関連ページ
gooラボ

246. 業務効率をUPする技~回転寿司屋


先日、寿司の価格が均一な回転寿司屋に行きました。そこで会計をする際に、業務効率がUPする技を目撃しました!寿司を食べて皿を積み重ねると、このような状態になりますね。

積み重ねた皿

そして会計のため店員を呼ぶと、なんと!店員は重ねた皿に湯呑みをくっつけ、物差し代わりにしました!湯呑みの高さは皿6枚分であるため、そこからはみ出た皿だけ数えれば効率良くカウントできます。

このように積み重ねた皿が、湯呑みの丈よりも高いと判断された場合、湯呑みは物差し代わりに使われます。同じ種類の皿が連続で重ねられている時や、少し並べかえれば皿の種類を分けられる時などもこの技が有効ですね。

ちょっとした工夫ではありますが、このような工夫の積み重ねが業務効率の向上へとつながっていくのだと思います。

参考キーワード:先人の計算

使いやすさ研究所の用語解説のページにジャンプします。 「積み重ねた皿を効率よく数えるため湯呑みを物差し代わりにする」 というタスクに関連した事柄が載っています。

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