カテゴリー: 公共、住宅 (page 25 of 53)

398. カートの使えるオートスロープ


私の家では、よく、家族総出で食料品などの買い物に行きます。駐車場までの長い道のりやエレベーターに乗る手間を思うと、何日分もの食料品や日用品が満載したカートを見たとたんに、荷物だけでなく気まで重たく感じます。しかし、最近愛用している大型スーパーでは、食料品売り場のすぐ下の階に駐車場があり、平面状になったエスカレーターのような「オートスロープ」で結ばれています。このオートスロープでは、エスカレーターでは不可能であったカートの使用が出来るとのことです。

下まですべり落ちてしまうのでは?という不安を胸に、恐る恐るオートスロープにカートを載せてみると…なんと、乗った瞬間に、カートは自動的にガッチリと固定されました。 

滑り落ちません

手の力をそっと緩めてみてもすべり落ちて行く気配もありませんし、最近メタボが心配な私が力いっぱい押してみてもビクともしませんでした。

溝と溝とが噛み合ってます

不思議に思って覗き込んでみると、オートスロープの溝と車輪の溝がガッチリとかみ合って、オートスロープに乗っている間は、固定される構造となっていました。こんなにしっかり止まるのならば、来週も気兼ねなく、たくさん買い物ができそうです。

※こちらに詳しい機構が紹介されています。
http://www.gyomu.net/smate/catapage/072.htm
(外部のwebサイトへのリンク) 

397. 開けられないロマンスカーのドア


先日、念願の新型ロマンスカーに乗ってきました。

天井が高く木材を使用したインテリアは、非常に良い雰囲気の空間を演出していました。くつろぎの旅を演出する工夫も車内の様々なところにほどこされていました。たとえば、各車両をつなぐ扉は、人が近寄っただけでは開かない様にタッチ式の自動ドアになっていました。これは、静かな車内空間のための配慮です。

新型ロマンスカーVSEの車内

「う~ん、いいな~。」と感心していると、一組の親子がドアの前で立ち止まっていました。お母さんがしきりにドアをタッチしているのに、ドアは一向に開かないのです。そうこうしているうちに、子供がマネして扉をタッチするとようやくドアが開きました。

さて、何が起こったのか詳しく見ていきましょう。まず、お母さんは、 「開扉センサーは下にあります」というシールを見て、そのシールの矢印が指し示す先をタッチしました。
しかし、タッチしたところは、表示のすぐ下のセンサーの無い箇所でした。実際のセンサーは、もっと下の帯の様に見える部分だったのです。そして、子供がマネしてタッチした箇所がちょうどセンサーだった事で、扉が開いたのです。 

ここをタッチ

このようなことが起こった原因として、

  • 「操作するべき箇所(センサー)」より「操作部を呈示する表示(シール)」の方が目立っていた
  •  「操作部の呈示の仕方」が適切ではなかった

ということが挙げられるのではないでしょうか。

せっかく、静かな車内空間を配慮しつつ、子供でもあけられる位置にセンサーを置いたのに、シールによって紛らわしくなってしまった惜しい例ですね。 

395. 入れたらあカン ~資源ゴミの回収ルール~


みなさんのお住まいの地域では、資源ゴミであるカンやビンの回収はどのように行われていますか?

私の住む地域では、カン・ビンの回収日になると、それぞれ専用のコンテナが用意されます。そしてコンテナに入れられたカン・ビンは、巡回してくる回収車によって運ばれていくのですが、残された2つのコンテナを見ると、置かれ方の違っていることに気が付きました。 

青:回収済(カン)  黄:未回収(ビン)

どうやら、「回収を終えたコンテナはひっくり返す」というルールのようです。

コンテナが口を上に向けていれば「まだ出してもいいよ」(黄:ビン)、下に向けていれば「もう出しちゃだめだよ」(青:カン)。回収の状態がひと目でわかります。

さらによく見ると、青いコンテナには「回収終了」のメッセージ。 

このメッセージはコンテナの底にあるため、回収が終わるまでは見えず、「回収を終えたからひっくり返す」と現れます。「行為」と「提示したい情報」がうまく連動されていますね。

ゴミ出しには時間外に出す不届き者の存在が付き物です。もしかすると、その人達に対する対抗策からこのルールは生まれたのかもしれません。それを窮屈なルールで縛るのではなく、さりげない工夫として取り入れたところがミソではないでしょうか。

いずれにせよ、ゴミ出しはただでさえ面倒なものです。それを少しでも気持ちのよいものにしてくれるこういった工夫は大歓迎です。

他の地域ではどんな工夫がされているのか、見てみたくなりました。

394. 洗面ボウルと一体になったハンドドライヤー


公共のトイレでよく見かけるようになったハンドドライヤーですが、私はあまり印象が良くありません。

大抵のハンドドライヤーは、洗面台から少し離れた場所にあるので、利用する人は手が濡れた状態でそこまで移動します。そのため手から落ちた水滴で床を汚し、滑りやすくしています。また手を差し込むタイプや受け皿が有るタイプは、それまでに吹き飛ばされた水滴が内側に残っているので、なんとなく不潔に感じてしまい、手を差し込むこと自体ためらってしまいます。

こういった良くない印象を解決したハンドドライヤーを見つけました。洗面ボウル内蔵型のハンドドライヤーです。

洗面ボウルの前面にハンドドライヤーが内蔵されています。
手前から奥に向けて風が吹き出します。

これなら手を乾かすのに移動する必要がないので、床を濡らさずに済みそうです。もちろん洗面ボウルの内側には水滴が付いていましたが、自分で水を流したばかりなので、あまり不潔には感じませんでした。

洗面ボウルにハンドドライヤーを一台ずつ内蔵するので、コストは高くなるでしょう。ただイメージを大切にする高級レストランやデパート、衛生面を重視する病院などにはニーズがありそうですね。 

386. つり銭切れを知らせてくれる自動販売機


皆さんは自動販売機のつり銭切れランプにすぐに気がつきますか? 私はいつも、『ジュースが出てこない!』とボタンを連打した後につり銭切れランプに気がつきます。

小さくて気がつきにくいつり銭切れランプ

そんな私にぴったりな自動販売機を見つけました。 つり銭切れに気が付かずに、お金を入れてボタンを押してしまうと、『すんません、今つり銭切らしてますねん』(関西弁)と、音声で教えてくれます。

つり銭切れランプが点灯していても、ついつい商品に気を取られ、ランプに注意が向かないこともあると思います。 関西弁が良いかどうかは別として、ボタンを連打しておろおろしてしまう私にとっては、すぐにつり銭切れに気づくことができるので とても便利だなと感じました。

ちなみに、関西弁だけではなく、共通語、博多弁、名古屋弁、津軽弁もあるようです。 HPから視聴出来ますので、一度聞いてみてください。

■関連ページ

DyDo 公式サイト: http://www.dydo.co.jp/jihanki_w/talk/kansai.html

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