カテゴリー: 公共、住宅 (page 12 of 53)

618. 狭いスペースでも機能的な駐車場


駐車場で車を止めた際、偶然にも同じ車が隣に止まっていると、止めた後はミラーも同じ位置になってしまいます。メタボなお腹が邪魔をして狭い所を通るにも一苦労な私ですが、このミラーの隙間を通る時が一番ドキドキします。こんなときは、車に触れて傷をつけたりしないようにお腹を引っ込めて通らなければなりません。

狭くて通りづらいです

しかし、先日利用した駐車場では、なぜかこのように車が互い違いに止まっていました。

1台ずつきれいにズレています

不思議に思って裏に回ってみると、なんと、隣り合った交互のスペースで、車止めが前後にずらして配置されていました。

車止めが1台ずつズレていました

似たような車が隣り合うことはよくありますが、この日は駐車位置がズレてミラーとミラーの位置も重なることがありませんでした。そのため、ドキドキすることなくスムーズに通ることが出来ました。

この駐車場では乗り降りがスマートに出来た私ですが、ウエストも少しスマートになってドキドキしない日常を過ごしたいです。

615. 使いやすい? ~多摩川サイクリングロードの減速帯~


私は最近、運動不足解消のため、巷で人気のサイクリングを始めました。そしてつい先日、東京の自転車乗りの聖地とも言うべき「多摩川サイクリングロード」を走っていたら、こんな道路標示を発見しました。

路面上に「この先凸あり注意」の文字が!

舗装された道なのに凸?と不安に思いながらペダルをこいでいると、その先には緑のシマシマが・・・?

緑色の帯状に塗装が盛られた路面

実はこれ、一般道路のカーブ手前や坂道などによく見られる減速帯だったのです。自動車の場合には、ドライバーに振動等で注意を喚起するといった効果がありますが、それを自転車にも転用したということですね。昨今の自転車ブームにより、歩行者との接触事故が多発しているため、その対策として設置されたようです。

この減速帯に興味がわいた私は、設置した府中市に問い合わせてみました。すると、歩行者からはもっと増やして欲しいといった声があるものの、一方の自転車乗りからは、走りづらいから無くして欲しいといった声が寄せられているそうなのです。

安全の為の設置とはいえ、自転車乗りの快適性だって尊重すべきですよね?例えば、直感的に減速を訴えかけるような視覚効果を、路面にペイントするといった方法も取れたのではないでしょうか(下記リンク参照)。しかし、強制力などの面からは効果に疑問が残るのも確かです。そう考えると結局は、利用者双方がお互いを配慮する気持ちを持つことが、事故防止且つ気持ちよく利用できる一番の方法なのかもしれませんね。

<参考リンク>

164. バーチャルかまぼこ~ペイントだけで減速させる

613. パッと見てトラブル確認 ~JR駅構内の異常案内ディスプレイ~


朝、最寄りの駅に着いてみたら列車が大幅に遅れている…。列車で通勤通学をしている人なら、年に一度や二度はそのような状況を経験したことがあるのではないでしょうか。私が普段利用している駅では、こうした運行に関する情報を、下の写真のような表示器によって知らせてくれます。

(図1)文章による情報がテロップのように流れる

この表示器を見れば、現在の運行状況を把握することができるので、乗車前に確認するように心がけています。しかし、列車に乗ろうというタイミングで、パッと見た瞬間には殆どの情報が隠れてしまっていて、なかなか立ち止まって全部読む気にはならないのが正直なところです。

一方、下の写真はJR新宿駅の改札口付近に設置されている、列車の運行情報を表示するディスプレイです。(

(図2)JR線の運行情報を知らせるディスプレイ

運行情報を文章ではなく、路線名と状況、原因などを単語と図で表し、ひとつの事象に対する情報が1画面にまとめて表示されています。
このディスプレイでは、文字情報だけでは伝えきれなかった様々な情報までも路線図に照らし合わせて伝えることができます。乗客は、トラブルの原因となっている場所や迂回方法の確認を迅速かつ的確に把握できるため、急な事態による不安やイライラも軽減してくれそうですね。

こうした屋外・店頭・交通機関など、あらゆる場所でネットワークに接続した電子的な表示機器を使って、その場所・時機にマッチした情報を流せる仕組みのことを「デジタルサイネージ」と呼びます。ディスプレイの発展や通信インフラの整備などを背景に、普及が進んでいます。今後は、デジタルサイネージを利用する人たちがより求めるコンテンツを提供することが重要になってくるでしょう。

611. 水洗トイレの流し方(中国)


この写真は、中国のごく普通のレストランでよく見かけるトイレです。皆さんはどうすれば水を流せるかわかりますか?

実は貯水タンクの上にあるボタンで流せるのです。

貯水タンクの上にボタンがある
2つの大きさと形の違うボタン

ルーツはよくわかりませんが、中国では数年前から、このような押しボタン式の水洗トイレが数多く使われ始め、現在主流となっています。確かに初めて見たら、ココを押して水が流せることはわかりにくいと思いますが、普段使っているトイレがこのタイプなので、中国では使い勝手に問題ありません。

日本では、水を流すためのレバーがタンクの側面にあるものが多いですね。中国のようにタンクの天板に配置されているタイプは見たことがありません。 先日、中国の友人が始めて日本に来たとき、貯水タンクの上にボタンが無いため、水の流し方がわからず戸惑ったという話をしていました。

同じ水洗トイレの水の流し方でも、普段使い続けると、たとえ多少の不便さはあってもいつのまにか慣れ親しみ、それが当たり前だと思えてきます。しかし、自分が「当たり前」と思って疑っていないことでも、他の人(他の国の人)にして見れば、逆に「あれっ?」と気になることはたくさんあるのではないでしょうか。 改めて、「習慣の違い」があると「使いやすさ」の基準も変わるということに気付かされました。

609. お金を支払う、その前に ~支払いミスを防ぐ駐車場精算機~


ちょっと気の利いた駐車場を見つけたのでご紹介します。そこは駐車券が発行されず、駐車位置の番号を自分で精算機に入力して精算するタイプの駐車場でした。

見つけた駐車場

このタイプの駐車場では番号を間違えて精算すると、他人の駐車代を支払ってしまう事になります。今回見つけた駐車場の気が利くところは、このようなミスを防ぐため、精算機に番号を入力した後にある情報を表示してくれるところです。

駐車位置番号を入力すると、この画面が表示されます

それは「入車時刻」です。この表示された時刻が自分の記憶から遠ければ、違和感を覚え間違いに気付けるという訳です。

一般的な精算機では番号と料金くらいしか表示されないので、そもそも番号が合っているのかいまいち判断できませんでした。だから私はいつも精算機の表示はあまり気にせず料金を支払っていて、実際に番号を間違えた時に、気付かずにそのまま隣の車の精算をしてしまった事がありました。しかし入車時刻なら大体の時刻を経験として思い出しやすいので、見過ごさずに間違いに気付けていたでしょう。

コインパーキングは結構利用する方ですが、この駐車場以外で入車時刻を表示しているところはまだ見た事がありません。他の駐車場でもどんどん採用して欲しいですね。

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