カテゴリー: パッケージ (page 14 of 30)

513. 開閉がしやすくクリック感が伝わる蓋~スペイン土産のお菓子~


先輩がスペインに行ったお土産にお菓子をくれました。おいしかったのはもちろんですが、箱にもちょっとした工夫がありました。それは、お土産のお菓子は蓋の開閉がしやすく、さらに「開けた」「閉めた」という実感が湧きやすかったのです。

お土産のお菓子

蓋の仕組みは、箱に付いているベロと蓋の内側ののりしろ部分が噛み合いロックがかかるようになっています。そのため蓋を閉めてロックがかかると「カチッ」と音がして、手にクリック感が伝わってくるのです!操作のフィードバックが明確なので蓋が閉まったことを実感できて安心します。これ以外にも、蓋の開閉が片手でできて使いやすい、箱を逆さにしても蓋が開いてしまうことがないなど、品質の良さが感じられました。

蓋を開けたところ

ユーザは蓋を開けるまでこのような仕掛けに気付かないためサプライズになります。お菓子を味わうだけではなく、そこに関わる動作の中にちょっとした演出があって感動しました。

先輩、素敵なお土産をどうもありがとうございました。

ちなみに、2008年3月に発売されたロッテのCUBEというガムの箱も同じ仕組みになっていました。紙質によってクリック感が微妙に違っていて紙の面白さを感じました。 

509. シールで判るアボカドの食べ頃


見慣れない頃は敬遠していたアボカドですが、友人にその美味しさを教えてもらってからは、自分でも料理に使うようになりました。ところが、自分で調理するとなると食べ頃の判断が難しく、ある時は熟れすぎていたり、逆にまだ固かったりと、なかなか美味しく食べることができません。

アボカドの食べ頃っていつなの?と思っていたところ、とあるスーパーで見慣れないシールが貼ってあるのを見つけました。 

アボカドの食べ頃を示すシール

このシールは、産地の他に「追熟中」「食べ頃」という文字と、3つの色(黄緑/緑/濃い緑)が表記されています。
表記の意味についてお店の人に聞いてみたところ、これは食べ頃までの表面の色の変化を示したもので、濃い緑は食べ頃を表している、とのことでした。

なるほど、シールの色と表面の色とを比較することにより、ひと目で現在の状態を知ることができます。このシールがあれば、数日後に食べる場合には「追熟中」のものを、すぐに食べたい場合は「食べ頃」のものをというように、店頭で購入する時に自分好みの成熟具合を選ぶ目安にもなりそうです。また、そもそも食べ頃があることさえ知らなかった、というようなアボカド初心者には、美味しく食べるためのコツを伝えられますね。

しかし、食べ頃を過ぎたアボカドは色の変化が無くなり、色で「熟れ過ぎ」を知ることはできないそうです。

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505. 手間なくおいしさを保てるチーズのパッケージ


我が家で時々活躍する「切れてるチーズ」。たまにはいつもと味を変えて・・・と思い、ゴーダチーズにチェダーチーズがサンドされた雪印のものを買ってみました。
食後に残ったチーズをしまおうとした時、なにやら赤いシールが付いているのを発見!

雪印のチーズ:赤いシールが添付されている

何に使うのか説明を読んでみると、開封後、袋の開口部を折り曲げこの赤いシールで止めておくことができると書かれています(写真左下)。今まで買っていたチーズ(写真右下)にはこのようなシールがなく、ラップに包み直したり、面倒だとそのまま箱にしまっていました。でも、チーズはそのまま放って置くと、冷蔵庫の臭いがついたり乾燥したりして美味しさが半減してしまいます。その点、雪印のものは、シールで止めるだけでチーズを包んだ状態で保存できるので、片づけがとても楽に感じ面倒だなと思うことがなくなりました。

雪印のチーズ:シールで止める 今まで買っていたチーズ:ラップで包み直す

また、このチーズは2つの小袋に分けられています(写真左下)。開封後、使い切らねばならない量が半分ですみ、残りの半分は新鮮な状態で保存できます。
一方、今まで買っていたチーズ(写真右下)は1袋で包装されているため、1人暮らしや夫婦2人暮らしの場合、チーズ一箱を短期間で消費するということがなかなかできないため「はやく食べないと・・・」という心配が尽きません。さらに忘れて長期間保存してしまった場合には「もう食べたくないなぁ」という気分になってしまいます・・・。

雪印のチーズ:2袋に小分けされている 今まで買っていたチーズ:1袋で包装されている

計画的に食材を処理できればいいのですが、それが出来ない私のようなずぼらな人間にとってはとても有難いパッケージです。どんな人がどのように使っているのか、様々なユーザの利用シーンを考慮し「最後まで美味しく食べられるように」という作り手の優しさが伝わってきました。

502. 折りたたみやすい地図~フォールディングマップ


最近、出張先でよく使っている地図を紹介します。

英語があまり得意ではない私は、海外出張先で地図を頼りに移動します。出張先での移動は荷物が多く、トローリーを片手で牽いている事も多いため、両手を自由に使えない状況が多々あります。私が今まで使用していた地図は、開きにくく折りたたみづらいため、地図を見る度に大変わずらわしく感じていました。また、急いでいる時などは、破ってしまう事もあります。そのため、従来の地図を見る時には、人通りが多い道でも立ち止まらなければなりませんでした。 

開閉しにくい地図

しかし、最近使用している「フォールディングマップ」は、下の写真の様に両端を持って左右に引くだけで簡単に開き、閉じるだけで折りたたまれます。そのため、地図を見たい時にすばやく開閉でき、急いでいても破ってしまう事がありません。

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容易に開閉できるフォールディングマップ

また、使い慣れてくると片手でも容易に開閉できるため、両手を自由に使えない状態でも立ち止まらずに地図を見る事ができ、通行人の邪魔になることがなくなりました。

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慣れると片手でも開閉できる

この様に旅先で便利に使えるグッズがあると出張も少し楽しくなりますよね。

500. 一気につぶせる!捨てやすいお土産の箱


私が働いている使いやすさ研究所は、仕事の関係で新幹線や飛行機を使う人が多く、かなりの割合でなんらかのお土産が置いてあるという素敵な職場です。今日のお土産は、サクサクとしていて美味しい「きしめんパイ」という人気の一品でした。

最後のひとつを美味しくいただき、いつものように箱をつぶそうと左右に開いたそのときです。 

なんと一気に真っ平ら!普段お土産の箱は力技でつぶしていたので、この手軽さと爽快感には感激ものでした!

この箱のような厚紙は、平らにして束ねて捨てなくてはならない地域もあります。お土産を受け取った人に箱をつぶす手間まで受け取らせない、すばらしいお土産だと思いました。 

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