投稿者: staff (page 4 of 62)

296. 家電のアラーム音“つぶやきアラーム”の展開


今回は趣向を変え、家電のアラーム音について考えてみたいと思います。

電子レンジでお弁当を温めていた時のことです。 私は、温め時間を設定してその場を離れ、近くにいた友人と雑談をしていました。 楽しい時間はあっという間に過ぎ「ピー!ピー!」と終了アラームが鳴ってからも、忘れて話し込んでいました。

その時、「ピピッ!」

わずかに聞こえる程の小さな音が聞こえてきました。不思議に思いながらもしばらく放っておくと、また、「ピピッ!」と鳴っています。どうやら電子レンジから注意の音が出ているようです。ようやくお弁当のことを思い出し、暖かいうちに取り出すことができました。

イラスト

通常アラーム音は、その場の状況におかまいなくけたたましく鳴るために、確実に気づくことができます。しかし、手が放せなかったり、その場に居なかった場合には、対応できずに忘れてしまうこともあるでしょう。一方、今回ご紹介した“つぶやきアラーム”は、小さく気づきにくい反面、間欠的にずっと鳴っているため、気づき対応するチャンスがたくさん提供されます。

このアラームを、「近所迷惑だ!」「わかってるのにいちいちうるさい」などと感じる方もいるでしょう。もちろん、気づかせるための音ですから、時には耳障りな音になるかもしれません。しかし、だからこそ、プライベートな空間に置いて使う家電製品にはよい機能だとも考えられます。

例えば、洗濯機で、洗い終わった洗濯物を放置していた場合に鳴ったらどうでしょう?不規則に洗濯する人にとっては、うっかり干し忘れることを防止できる機能となるでしょう。
炊飯器で「炊飯ボタン」を押し忘れていた時に鳴ったらどうでしょう?
お魚を焼いたグリルを洗い忘れていた時に鳴ったらどうでしょう?

ちょっとした異常を控えめに注意してくれる“つぶやきアラーム”。 家電と賢く付き合うための、ちょっとうれしい機能だと思いませんか?

295. 上から覗ける計量カップ


先日、まとまった休日を利用して実家に帰省したのですが、キッチンに少し風変わりな計量カップを発見しました。

横から見た写真

計量カップは、主にキッチンでテーブルなどの水平な台の上に置いて使用しますが、たいていの場合は腰をかがめて覗き込まなければ目盛りを正確に読むことはできません。

上から見た写真

ですが、このカップには側面の目盛り以外に斜め上向きのもう1つの目盛りがあるため、腰をかがめることなく目盛りを読むことができます。また、そのおかげで分量を量りながら液体を注ぐという使い方もでき、非常に便利です。

計量カップを使う時のふるまいをデザインに活かした良い道具といえるのではないでしょうか。

294. ピントが合わせられない~SANYOのプロジェクター~


打ち合わせのためにプロジェクターの準備をした時のことです。「このプロジェクター、ピントが合わせられないんだけど…」と尋ねられました。私はレンズ付近のダイヤル等でピントとズームの調整ができると思っていたので、早速ツマミをいじったのですが、ズーム操作になってしまいました。「あ、間違えた。」と思い、ピントの操作部分を探したのですが、どうも見当たりません。

ズーム操作部分しか見当たらない

実はピント調整をするためには、ツマミの下にあるダイヤルを回せば良かったのですが、ズームのツマミとピントのダイヤルが一体化して見えるため、わかりませんでした。

ズームとピントの操作部分が一体化して見える

その原因は、ツマミの位置がピントのダイヤルの真上にあることです。実際には奥のダイヤルを操作するための部分なのですが、この位置のせいで手前にあるピントのダイヤルを操作するものに見えてしまいます。

このツマミが奥のダイヤルの真上にあれば、もっとわかりやすかったのかなと思いました。

293. 罪作りな自動ドア


朝、会社に行く前に駅構内にあるATMコーナーに立ち寄った時の事です。 そのATMコーナーは箱形で、中に2台のATMが設置されています。

ATMコーナーの自動ドアの写真

近づくと、2台ともお客さんが使用している様子。このATMコーナーは中に入って待てるほど広くはないので、入り口付近で待とうと思い、その手前で立ち止まろうと考えました。その瞬間、入り口の扉が開き、私は「え?」と驚きましたが、私以上に中にいたお客さんは驚いた様子で後ろを振り返り、暫くの間、怪訝な顔でこちらを凝視しました。

私は「いや、開けるつもりでは・・・」と思いながら、「すいません」と謝るはめに・・・。

このATMコーナーは入り口が自動ドアになっています。後で良く考えたら、驚いたお客さんの気持ちもよくわかります。お金の出し入れをしている時に、いきなり背後から扉が開けばそりゃ驚くのも仕方がないですね。 こういった施設では、自動ドアであれば、高齢者の方や体の不自由な方にとっては出入りがしやすくて良いと思います。しかし、入り口に背を向けてお金を出し入れする利用者の側から考えると、この自動ドアは、時に不安を与えてしまうありがたくないものなってしまうなと思いました。もちろん間違って扉を開けてしまう私のような場合にとっても。

以来、その近くを通る時、待っている人の姿を何げに見てしまいます。みなさん、扉から1.5mくらい離れて待っていますね。あの中には、私と同じ体験をした人が結構いるんじゃないかな。

ドアから離れて並んでる人たちの写真

292. かさばり解消~メガホン~


最近のスポーツ応援では肉声や拍手で応援している様子をよく見かけますが、応援グッズと言えばやはりメガホンでしょう。 メガホンには声を増幅させる効果や叩いて音を出す使い方があり、これがあると応援が盛り上がります。 しかし、かさばるから持って行きにくいのです!

その問題をデザインで解決したのがこのメガホンです。

メガホンの写真

一見すると普通のメガホンと変わらないのですが、実は組み立て式になっているのです。組み立てはとても簡単で、ひもを引っ張るだけで出来てしまうのです。

組み立ての様子

このようにシート状に形を変えられるので、かばんに入れて持ち運ぶときにメガホンが占めるスペースが少なくなってかさばりが改善されます。これなら持っていく機会が増えそうですね。 このメガホンなら購入して使用するユーザがうれしいのはもちろん、メガホンを製造・販売するユーザにとって、輸送シーンで積載効率の向上に繋がるのでうれしいことだと思いました。

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