投稿者: staff (page 31 of 62)

159. コードレス・ヘッドフォンの意外な盲点


写真は、先日購入したコードレス・ドルビーヘッドフォンです。「なんじゃ、そりゃ?」という方のためにざっと説明しますと、「コードレス」は読んで字のごとく、音声を赤外線などで飛ばしてコードと煩わしさを排除したってこと。「ドルビーヘッドフォン」とは、DVD-Videoなどに収録されたサラウンド効果付の音声トラックを、部屋中にたくさんスピーカーを置くこと無しに、ヘッドフォンだけで体感できるようにしたものです。厳密に書くと、「コードレス型Dolby Headphone対応ヘッドフォン」かな?詳細は後述のURLでどうぞ。

さて、このヘッドフォン、効果の程は店頭で感動して衝動買いしてしまったほどで、非常に満足しているのですが、使い勝手の面ではいくつか不満点があります。

まずこのヘッドフォンの電源制御なんですが、「頭に装着したら自動的に電源が入る」ことになっています。これは下の写真のように、左側のパッドの角度でスイッチがON/OFFする仕掛けによって実現しています(電源が入ると左側の矢印の位置のLEDが点灯)。

これが親切のようで、我が家では不都合を生じています。使わない時にそこら辺に置いておくだけで、このスイッチが入ってしまい電池を消耗してしまうのです。メーカーの意図としては使わない時は最初の写真のように送信機の上にセット、というカンジだったんでしょうが、片手でさっと載せるには微妙にやりにくい設計な上に、置いただけで充電されるワケでもないので、あまりそうするメリットがないのです(ちなみに充電はわざわざ送信機から生えたケーブルを接続する必要があります)。

スイッチひとつ分のコストは上がるでしょうが、せめて両方のパッドが同時に角度ついたらオン、という形にしておいてくれたらなぁ、と思います。

更に、キレーに前後対称なデザインのせいで、どちらを前にして装着すれば良いのかわからないんです。特に我が家はプロジェクターで視聴する関係で、部屋が暗い状態で使うので、ロゴなどによる視認も難しいのです。で、どうするかというと手でパッドを動かして電源を入れてみて、上述のLEDが光る方を確認したりします。例えば、上の2本の接続バーを前後で色を変えておく、くらいの工夫があれば十分だった気がします。ウチでは今度、夜光テープでも買ってきてどちらかにだけ巻いてみようかなどと思っています。

P.S.
 更新が滞ってすみませんでした。ようやく業務が一段落したので、たまっていたネタをいっきに3件ほどあげました。普段、「最新の日記」(latest.php3)しかチェックしない方も少し戻ってみてくださいませ。

関連ページ
DOLBY HEADPHONE(製品情報)(リンク先消滅)

158. 交通状態のグラフィカルな提示


道路のイラストに車がまばらに流れるグラフィック

写真は高速道路のサービスエリアで見つけた、交通情報を表示するディスプレイです。

面白いのは、画面下部の交通量を示すグラフィック表示です。実際にはこの車の
絵は流れています。すごく直感的で良いと思いました。道路が混んでくると、下のようになります。

車の量が増えた状態のグラフィック

車の動きもゆっくりになっています。

実際に何段階くらいの表示パターンがあるのか、妥当性はどうなのか、とかわかりませんが、普段言葉だけで「渋滞」とか「混雑」とか読んだり聞いたりするよりは随分イメージが湧きます。VICSビーコンなどから車の量と巡航速度のデータを独立に取得して、それぞれ反映してるとしたらかなりイケてると思います。「混んでるけど流れてる」みたいな確度で情報が得られるのは、ドライバーにとっては非常に有用ですよね。

カーナビのVICSレベル2でもこれくらいはやってくれるとウレシイと思いました。

157. カランの切り替えレバーの対応付け


写真は所用で利用した母校の同窓会館(卒業生が安く泊まれる宿泊施設)のバスルームのカランです。

手前のレバーでシャワーとカランを切り替えられます。感覚的にはレバーを右に倒すとシャワー、左でカランですよね。物理的に右にシャワー(というよりバスタブ)があるんだし。工具持ってたらレバーを180度回転してつけなおしてやろうかと思ったくらいです。

ところがよく見ると、下の写真のように、文字が彫ってあるではありませんか。こんな手間かけるくらいなら、施工時にレバーの向きにちょっとだけ配慮して、せいぜい矢印を彫っておけば充分で、かつユーザにも直感的だと思うんですけど…

あー、でもこの部品が常に右にバスタブがくるような環境で使われるとは限らないので、そういう訳にもいかないんですかね。というか、常にレバーは上を通って回らないといけない、とか決まりでもあるんですかね?

156. 社内のちょっとしたインターフェイス改善事例~エレベーターの鏡~


エレベーターのドアの操作盤の高さに数センチの丸い鏡

写真は株式会社リコーさんの新横浜のビルのエレベーターです。何故かドアのエッジに丸い鏡が取り付けられています。反対側にも全く同様のものがついています。σ(^^)は最初見ただけではその意図がわかりませんで、一緒にいた社員の方にお尋ねしました。

これは操作パネルの前にいる人が、駆け寄って来る人を見落としてドアを閉めてしまわないようにするためだそうです(実際には写真の操作パネルの前に立った人は反対側の鏡を使います)。なるほど、確かにそれに気付かずに後から来た人を挟み込んでしまいそうになることはありますよね。

しかもこれ、元からこういうエレベーターだったのではなく、社内の人が後から自分達で工夫して取り付けたんだそうです。

流石は、ユーザビリティ研究の歴史が深いコピー機を扱っているメーカーさん、というところでしょうか。

皆さんも、自分のオフィスや自宅でちょっとしたインターフェイス改善の事例をお持ちでしたらお寄せ下さいませ。

#常々、情報をお寄せ下さる方に図書券くらいはと思ってるんですよねー。
#今度上司や総務とかけあってみます(^^)/。

2003/6/28日補足

町田さんから、こういったミラーを専門に商品化しているメーカーさんがあると教え
ていただきました。コレなんてまさにこういうニーズを意図した商品ですね。薄型な分
、人の肩などにあたったりもしにくそうです。

155. カーナビの操作仕様とユーザの気持ちのズレ


趣味に仕事に、色々なメーカーのカーナビを触る機会があるのですが、多くの製品に共通のちょっとした不満点があります。

それは複数の目的地の指定方法です。普通、人は走行プランを特別な理由がない限り現在位置から近い順に組み立てます(よね?)。ところが、カーナビでは基本的に最終目的地を指定し、現在位置からのルートを設定し、それに対して「立ち寄り地点」という形で追加していく、という手順になります。立ち寄り地点同士の順序(立ち寄り順)は後から入れ替えできることが多いですが、最終目的地だけは特別扱いで入れ替えができないことが多いです(知ってる範囲で全てかも)。

ユーザが思い描く走行プランを入力していく、というイメージのインタラクション設計ができたらと思います。

細かい話ですが、こういう小さい積み重ねが製品の使いやすさに影響すると思います。

もちろん、更にもう一歩進めて、行き先を全て入力すると、最適巡回ルートを導き出してくれれば言うこと無し(^^)/。メーカーさん、頑張ってください!

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