投稿者: 古田 (page 103 of 103)

314. 表はどっち?~USBメモリ~


最近、ノートパソコンでプレゼンテーションをする機会がありました。これを機に、手軽にデータを移動できるUSBメモリを購入しようと思い、コンパクトかつデザイン性の良いUSBメモリを探していたところ、丁度いいものを見つけたので購入してみました。

これはキャップ一体型タイプのUSBメモリで、キャップ(グレーの覆い部分)を回転させる事によってプラグが現れるので、キャップをなくしてしまうといったトラブルの心配がありません。この機能を含め、最初のうちは機能的だと思って使っていたのですが、使っていくにつれて不便な点に気づいてしまいました。

本体両面のデザインが同じであるために表裏の区別がつきにくく、いつも差し込みに手間取ってしまいます。区別するためには、プラグ部分のわずかな切れ込みの有無と、サイドに記載された小さな英数字の向きでしか判断できないのです。

本体おもて面 本体うら面

通常、ケーブルタイプのUSBプラグには、表にUSBマークが記載されていて、そこで表裏を区別できるのですが、このUSBメモリも含め、なぜか市販されているUSBメモリの多くはそのマークすらついていません。そもそもUSBの形状は、i.Linkなど他の規格のプラグと違って表裏の区別がつきづらいので、少なくとも本体側にマーク・凸凹などの表裏の区別できる何かがあれば、差し込み時のイライラは解消されるのではないでしょうか。

関連ページ
使いやすさ日記『307.キャップをなくさないUSBメモリ』

313. 対応付けの悪いパワーウインドウスイッチ


私が普段乗っている車でよくある出来事を紹介します。

この車(1993年製のアメリカ車)はパワーウインドウ類のスイッチが運転席のドアの内側についていて、スイッチが6つ並んでいます。

パワーウインドウスイッチの取付け面
パワーウインドウスイッチ

駐車場や高速道路の料金所の手前から、走行中に窓を開けて料金を支払う準備をしようとすると、LF(左前)を操作してしまい、助手席の窓を開けることがよくあります。

何年も乗っている車なのになぜ間違えてしまうのでしょうか?

いちばん大きな要因は、スイッチが運転席側ドアの内側に、路面と垂直かつ、進行方向と垂直に配置されているため、各窓の位置や進行方向との対応付けが悪いことです。窓を操作する4つのスイッチが、運転席に座ったときの各窓の位置と同じように路面と水平かつ、進行方向と水平に配置されていれば操作ミスは少なくなるはずです。

もうひとつの要因としては、同じ形状のスイッチが同じ間隔で6個並んでいることも挙げられます。パワーウインドウのスイッチとドアや窓をロックするスイッチを分け、間隔や形状を変えたレイアウトになっていればミスをする回数は減ると思います。

一方、下の写真は最近の国産車に多いパワーウインドウスイッチです。 このように、各窓の位置や進行方向と自然な対応付けになっていれば、初めて乗った時でも間違うことなく操作できますね。

対応付けの良いパワーウインドウスイッチ

312. 日記コーナーをリニューアルしました。


大変長らくお待たせいたしました。使いやすさ日記コーナーをリニューアルいたしました。

予告通り、今風(笑)にブログ形式にしてみました。 スタッフ達の力作も貯まってますので、当面は更新頻度も高めにキープできそうです。今回のリニューアルは予想外に時間がかかってしまい、ネタ的にはやや古く、もしかしたら「何を今更?」と思われるものもあるかも知れません。が、それらは決して各執筆者のせいではなく、σ(^^)を含めた運用担当チームの責任です。今後は執筆から公開までをよりタイムリーに行っていけるよう頑張りますので、当面は何卒ご容赦下さいませ。

さて、新しいページレイアウトで公開にはこぎつけたものの、まだまだ改善の余地はあると考えています。公開してみて浮上する問題点もあるでしょう。そういった点に関してもご了承いただき、またご意見、ご要望などございましたらお寄せいただきたいと思います。

とりあえず、従来レイアウトをご愛用いただいた方の戸惑いが多少なりとも軽減できればと思い、主な変更点をご紹介しておきます。

■追加、変更になった部分

  • トップページに一定数(現状は最新5件)をまとめて掲載
  • 左上のロゴは使いやすさ研究所トップ、右上の写真ロゴが日記トップへのリンク
  • カテゴリ制を追加。ある日記が複数カテゴリに重複して属している場合もあります。
  • 検索欄は日記コーナーのみが対象
  • RSSのアドレスが変更に(→新RSSは右下から取得してください)
  • トラックバックに対応

■削除されたもの

  • 全件のタイトル一覧ページ(→カテゴリ別一覧をご利用下さい)
  • 上記ページからの著者別、マーク別絞り込み

主だったところはこんなところだと思います。なにかご不明点があればお知らせ下さい。

今回は日記コーナーのみのリニューアルで、トップページや他のコーナーと色々と整合が取れなくなったりってのもあるんですよね…。まぁ、その辺りも追々なんとかしていきたいと思います。

今後とも使いやすさ日記、使いやすさ研究所をよろしくお願いいたします。

280. 重要な情報が目に入らない~浦和美園駅バス案内システム~


今回も以前の日記で紹介した埼玉高速鉄道浦和美園駅にあるバス総合案内システムのお話です。このシステムは目的地を入力すると、そこへ向かうバスの乗り場や発車時刻などの利用情報が表示されるものです。

バス案内システム

目的地を入力し検索が終わった後に次のような画面が表示されました。

検索結果画面

私はこの時点でバスの乗り場などの情報が見られると思っていたのですが、まだ操作の続きがあるように思えたのです。 実はこの時すでにバス乗り場などの情報は(3)の情報表示パネルに表示されていたのですが、それを示す“上の情報表示パネルをご覧下さい”という一文が全く目に入りませんでした。

改めて考えてみると、文章ではなく「情報切替」や「時刻指定」のボタンが先に目に入りました。操作した結果の表示位置を伝える重要な一文であるのに、表現の差別化がされていないため目に入りませんでした。例えば、ボタンを小さくし、操作結果の表示位置を示す一文の上下に余白を設けるなどして、重要な情報が最初に目に入るようにレイアウトして欲しいと思いました。

278. ブラインド操作を可能にする”iPod shuffle”の円形ボタン


iPodは、今最も人気のあるポータブルオーディオですが、私はそのシリーズで唯一液晶がないiPod shuffleを愛用しています。

その理由は、ポケットの中や服の上からでも指先の感覚だけで操作が可能(いわゆるブラインド操作)な点が気に入っているからなのです。

[iPod] [iPod shuffle]

液晶搭載のiPodには、円形のタッチパッドがあり、そこで本体の操作の全てが行えるようになっています。一方、iPod shuffleの円形の操作部分は、タッチパッドの機能は備えておらず、上下左右に4つのボタン(早送り・早戻し・音量+・音量-)があるだけです。

初めて目にしたときには、回転操作を行わないのなら円形である必要があるのだろうか?とか、今までのiPodらしさを表現しただけなのではないか?などと思っていました。しかし、実際に使用してみると、この円形ボタンのおかげで、他のiPodシリーズよりもブラインド操作がスムーズに行えることに気付きました。

■円形ボタンの3つの使いやすさ■

ボタンの厚み・・・円形ボタンに少しの厚みがあり、ポケットの中や服の上からでもボタンの位置が分かる。

ボタンの位置・・・ボタンが本体の端にあるので、本体の向きが分かり、ボタンの上下左右を間違えずに操作できる。

ボタンの配置・・・5つのボタンを1つにまとめてあるので、親指だけで全てのボタンを操作できる。

液晶のないiPod shuffleですが、歩行中や満員電車の中などではそれ以上のメリットを感じられるので、よく考慮された製品だと思います。

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