Search results: "300" (page 1 of 28)

300. お客さんの前では使えない!~踏みボタン扇風機~


みなさんは扇風機のボタンを押すとき、足で「ピッ」っとしてしまうことはないでしょうか。私は腰をかがめるのが面倒なので、行儀悪いと思いながらも、ついつい足で操作してしまいます。

先日、“ビッグスイッチ”搭載で“フット操作でラクラク”な扇風機というのを見つけ、「これは便利かも」と思い、買い換えました。

こんな扇風機です
扇風機の外箱です

しかし、実際使ってみるとなんとも言えない違和感がありました。確かに操作は楽なのですが、やはり「行儀が悪いのでは・・・」という思いが頭をよぎってしまうのです。

この扇風機の操作部分には、

手でないと押しづらい小さなボタンもあり、結局足だけでは操作しにくい

「ビッグスイッチ」もただ大きいだけで、踏み専用ボタンという印象ではない

といった理由で、結局今までの手で操作する扇風機のイメージから抜け出せず、相変わらず罪悪感を持ってしまうのです。例えばごみ箱の足踏みペダルのような見た目なら、人前でも抵抗なく踏み操作ができると思います。そんな扇風機があれば、私は間違いなく買ってしまうでしょう。

825. PayPayにみるQRコード決済考


12月、PayPayというQRコード決済サービスがキャンペーンで話題になりました。加盟店であれば20%還元、一定の確率で全額還元も当たるとあって都心の家電店などで行列ができるほどの賑わいだったようです(現在は終了しています)。
私は元々非接触ICカード式のキャッシュレス決済を積極的に使ってきたので、逆にQR決済は登録しつつもあまり使用してきませんでした。手間としては明らかに非接触ICカード式の方が楽だからです。今回20%還元に釣られて何度か買い物をしてみたのでその感想など。

■QRコード決済とは?

まずQRコード決済とはなにか簡単に。QRコードはご存じ2次元バーコードの1つです。スマホなどのカメラで読み取ってなにがしかの情報を取り出すことができます。QRコード決済ではこれを支払主あるいは支払先を識別するのに使います。どちらのQRコードをどちらのカメラで読み取るかについてはプラットフォーム毎に違います。後述のPayPayのように両方あるものも。例えば、
1) お店が提示している支払先を示すQRコードをユーザが自分のスマホアプリ内のカメラ画面で読み取り、言われた金額を打ち込んで決済する
2) 自分(支払者)の識別用コードをスマホアプリ上に表示させて店員に提示し、お店の機械でそれを読み取って決済(たいていは金額指定はレジ側で行うようです)
などの手順になります。引き落としはクレジットカードを紐付けて都度カードに課金することもできますし、プレイペイドカード的に事前に一定額チャージしておいてそこから引き落とすこともできます。
スマホがNFC(おサイフケータイやApplePay)に対応していない機種であっても利用できる点がユーザ側のメリット。同様にお店もNFCリーダー不要で設備投資が少なくて済むのがメリットです。特に1)の方式は印刷したQRコードを提示するだけなのでお店側はハードウエアも通信回線も不要ということになります。先行する中国などでは屋台やお寺のお賽銭箱みたいなところでも使われているそうです。

■PayPay使用感

私はキャンペーン初日にビックカメラに突撃しました。ビックカメラはキャンペーンと同時に加盟店となったので店員さん達としても初日で不慣れな部分もありましたし、サーバーがパンクしたりといったトラブルもありましたが、それを差し引いてもやはり「ステップが多くて手間だな」と感じました。ビックカメラでは上述の1)の方式なので、レジのあちこちに張り出してあるQRコードをスマホアプリで読み取ります。それ自体は割とすんなり読み取ります。次にレジに表示され口頭でも伝えられる支払金額を自分で入力します。これがいままでにない手間です。1円単位まで注意深く打ち込み念のため店員さんにも見せて確認してもらいます。大きな金額だと緊張しますし、逆にコンビニなどで細々した買い物の時にも煩わしく感じます。決済が終わると確認画面で決済番号というのが表示されるので、それを店員に見せて確認してもらいます。店員さんはその下4桁をレジに出るそれと照合しているようでした。これはビックカメラ特有、または1)手順の時だけのフローかも知れませんが、これもまたスマホを見せたりが面倒です。その表示がまた小さい!(写真)。明らかに見せることを想定したレイアウトではありません。だからといってスマホを手渡したりするのも落としたりしそうでちょっと嫌ですね。さらにさらに、3万円以上の買い物は身分証の提示を求められる場合があります(同じビックカメラでも求められる場合、求められない場合両方ありました)。

支払完了画面

はっきりいって「面倒くさい」のひと言です。店頭で対面取引をしているのに決済だけは銀行振り込みをしているような回りくどさがあります。20%還元という特典がなければわざわざ使う理由が見つかりません。0.5~1%程度の差なら還元率が低くてもクレカやIC決済でいいや、って感じです。またもしシニアである両親に聞かれても「やめておいた方がいい」と答えるでしょう。1)と2)で二通りの操作手順を使い分けられる気がしません。そもそも電子マネー全体でプラットフォームが乱立しすぎていて、店ごとになにが利用可能か確かめたり、店員にどのプラットフォームで支払いたいか伝える名前を覚えさせるのも一苦労でしょう。
現状では、あくまで非接触ICカードに対応していないスマホを使っている人、クレジットカードをもてない未成年、そして海外からの旅行者などでないと、支払う側として使用するメリットは感じられません。店舗側としては初期投資がほとんどかからず三年間は手数料も無償のため、今まで現金決済のみだった小規模店などが加盟するケースは一時的には増えるかも知れませんが、三年後NFC非対応スマホはさらに減っているでしょうし、店舗側にも手数料無料のメリットが消えた時、果たして生き残るだけの魅力が残っているのでしょうか。

808.「今回のお買い物」ってどれ?〜ビックカメラ.comのアンケート依頼〜


ユーザビリティ屋として、利用者アンケートにはなるべくフィードバックしようと心がけていて、ポイントがつくとかつかないとかに関わらず、できるだけ回答するようにしています。

しかし、先日ビックカメラ.comを利用した後に届いたメールはこんなものでした。

全文舐める様に読んでも、何を買った時の「お気付き」について問われているのでしょう?正直、ビックカメラ.comでの買い物は何ヶ月ぶりかだったので「アレのことだろう」という検討はつきます。もしかすると、「一定期間中に他に買い物がない新規または久々の注文客」を選んで送っているのかも知れませんが、もっといえば毎日のように色々なものをあちこちのショップで買っている人なら、いちいちその組み合わせも憶えてないということもあるんじゃないでしょうか。やはり商品名とか発注日とかくらいは入れておいた方が、「あぁあれのことなら言いたい事あるよ!」と回答率も上がるんじゃないでしょうか。

実際にリンクを開いてみたところがこちら。やっぱり商品名や注文日時は表示されません。あるのは「ご注文番号」のみ。

ユーザがメールなどを遡って調べなければどの商品のショッピング体験について聞かれているのかわかりません。ちなみに、実際にメールを遡ってみると、注文確認、出荷連絡、ポイント付加連絡、ご利用ありがとうございました連絡とメールが順次届いてますが、そこの記載は「ご注文番号」「ご注文NO」、「ご注文No」の3パターンがありました。統一しましょうよ(苦笑)。

メール記載のURLの末尾がそのまま注文番号なので、そこから開いたページにそのまま詳しい注文内容が表示されるのはセキュリティ面では望ましくありませんが(数字を適当にかえると他の人の注文内容が覗けてしまう)、そこはダミーの桁増しをする、暗号化(ハッシュ化)する、ログイン後にフォームが出るようにする(回答率が下がる?)などさほど難しくない解決策がありそうですし、そもそもメール側にだけなら商品名くらい記載しても良い気がします。

なんだか統計値だけとれればよく、個別の買い物エクスペリエンスを深掘りしてまでは「今後のサービス向上に活用」する意気込みは感じられないアンケートでした(もちろん回答して、本件も具申させていただきましたよ)。

 

798. 残り時間が離れててもハッキリ見えます!〜Panasonicオーブンレンジのカラー液晶〜


先日11年ぶりに電子レンジを買い換えました。PanasonicのNE-BS1300という去年の最上位モデルを型落ちで半額くらいでゲット。なんとカラー液晶&タッチパネルというユーザーインターフェイスです。メニュー番号を付属レシピ本や一覧表から読み取ってツマミや上下ボタンで選択、とかしなくても画面操作で完結できるて地味に便利です。

しかし本記事で特筆したいのは、加熱中の表示。白地に黒の大きなフォントで残時間のカウントダウンが出ます。

前の機種でも表示自体はもちろんあったのですが、オレンジ色背景でコントラストが低く、表示位置もドア下部にあったので物陰に隠れがちでした。本機のように高い位置にハッキリ大きな文字で表示されることは、シニアにも嬉しいのはもちろんですが、それ以外もメリットがあります。本機はオーブンレンジなので焼き物など比較的調理時間の長いメニューを持っています。また最新鋭のセンサー技術などを駆使しておまかせにできる部分も多く、基本的にはスタートして放置してケースも多いです。実際、ガスコンロで火の通りを付きっきりで見守っていたのと違い、調理中にテレビを観るなど他のことをできるようになりました。そんな時、少し離れた場所からでもチラ見で残り時間が確認しやすいのです。これは購入時点では想定してなかったメリットでした。

カラー液晶、タッチパネルという高額な部材は普及モデルにはすぐには採用しづらいのかも知れませんが、こうしたメリットも広まって徐々に搭載モデルが増えていくといいなと思います。

 

 

789. メガとかギガとか 〜WALKMANのアップデート案内〜


皆さんはよくいうキロバイト(KB)、メガバイト(MB)、ギガバイト(GB)、テラバイト(TB)という単位について違いをご存じですか?

写真は先日SONYの携帯音楽プレーヤーWALKMANのソフトウェア更新をしようとした際に目にした説明書きです。更新作業に際して一定の空き容量が残っていないとならないので、それを事前に確認しましょうというわけで、丁寧に操作手順まで書かれています(赤線はこちらで追加したものです)。ふむふむ「200MB以上あるかどうか」を見ればいいんですね。

そして実際にその通りに操作して表示されたのがこちら。

「0.03GB/12.26GB」と出ました。これってつまり200MB以上あるんでしょうか??

1GB(ギガバイト)は約1,000MB(メガバイト)ということを知っていれば、ささっと計算して30MBであることがわかりますが、 最初から説明書きを本体表記にあわせて「0.2GB以上」と書いておいてくれれば知識も手間もいらないんじゃないでしょうかね。

ちなみにお恥ずかしながら、この時計算違いをして300MBあるから大丈夫だなと更新ファイルをつっこんでエラーになりました…ハイ。

« Older posts