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293. 罪作りな自動ドア


朝、会社に行く前に駅構内にあるATMコーナーに立ち寄った時の事です。 そのATMコーナーは箱形で、中に2台のATMが設置されています。

ATMコーナーの自動ドアの写真

近づくと、2台ともお客さんが使用している様子。このATMコーナーは中に入って待てるほど広くはないので、入り口付近で待とうと思い、その手前で立ち止まろうと考えました。その瞬間、入り口の扉が開き、私は「え?」と驚きましたが、私以上に中にいたお客さんは驚いた様子で後ろを振り返り、暫くの間、怪訝な顔でこちらを凝視しました。

私は「いや、開けるつもりでは・・・」と思いながら、「すいません」と謝るはめに・・・。

このATMコーナーは入り口が自動ドアになっています。後で良く考えたら、驚いたお客さんの気持ちもよくわかります。お金の出し入れをしている時に、いきなり背後から扉が開けばそりゃ驚くのも仕方がないですね。 こういった施設では、自動ドアであれば、高齢者の方や体の不自由な方にとっては出入りがしやすくて良いと思います。しかし、入り口に背を向けてお金を出し入れする利用者の側から考えると、この自動ドアは、時に不安を与えてしまうありがたくないものなってしまうなと思いました。もちろん間違って扉を開けてしまう私のような場合にとっても。

以来、その近くを通る時、待っている人の姿を何げに見てしまいます。みなさん、扉から1.5mくらい離れて待っていますね。あの中には、私と同じ体験をした人が結構いるんじゃないかな。

ドアから離れて並んでる人たちの写真

769. 空き駐車スペースをすぐに探せる電光表示〜EXPASA海老名


先日東名高速道路でEXPASA海老名(サービスエリア)に耐寄ったところ、写真のような空きスペース案内の電光掲示板が設置されていました。レーン毎の混雑状況が具体的にグラフィック表示されていて、どこへ行けば停められるか迷わずに判断できました。

駐車場の各レーン毎に空き状況を示す電光掲示板

ちなみに一番手前のボードに出ている自動車のアイコンは小型車を意味していて、「小型車」という文字とアイコンが交互に表示され、日本語が読めないユーザにも配慮されていました。

サービスエリアといえば休日は大変な混雑です。昔からトイレの空き状況表示板なんてのもあったり、少しでもスムーズに施設を利用できるよう工夫がぬかりないですね。

592. これじゃ線は引けません! Excelにおける罫線の設定


仕事でExcelをよく使います。そんなあるとき、少しでも見やすい表を作るために、下のように黒色で塗りつぶしたセルの間に白い罫線を引こうと思ったのですが、線を引くのに困ってしまいました。

メニューの罫線ボタンからでは詳細な設定ができないので、書式設定の画面を開いて、線の色を「自動」から「白」にすると、線のスタイルの表示が白地に白線となり、スタイルがわからなくなってしまったのです。

(図)Microsoft Office2003 Excel「セルの書式設定」ダイアログ

これでは、スタイルは選べません・・・・・・

結局、線の色を「白以外」にいったん戻して、スタイルの位置を確認してから、「白」に設定し直さなければなりませんでした。Excelと同じように私がよく使う、WordとPowerPointの同様の設定ができる画面を見てみると、下図のようになっていました。 

(図)Microsoft Office2003 WordとPowerPoint「セルの書式設定」ダイアログ

 Wordでは、色を変更すると、「種類」(a)と「線の太さ」(b)と「プレビュー」(c)内の線の色に変更が反映されますが、「スタイル」内のすべての線の色が変るのではなく、現在のスタイルにのみ反映されるので、すべてのスタイルがわからなくなり選べない、ということにはなりません。

 また、PowerPointでは、色を変更しても、「スタイル」(d)内の線やその他の箇所にも変更の反映はされず、設定結果をこのダイアログ内で確認することはできません。そのかわりに、PowerPointには、設定を決定する前に、実際のページ上で設定結果を確認できるプレビュー機能があり、文字や背景色などの罫線以外の内容とのバランスを確認することができます。

 これまでの3つのソフトについて、まとめてみます。

  • Excel: 色を「白」に変更すると、全スタイルに「白」が反映され、スタイルを選べなくなります。
  • Word: 色を「白」に変更すると、現在のスタイルにのみ「白」が反映されますが、他のスタイルは黒い線のままなので選ぶことができます。
  • PowerPoint: 色を「白」に変更しても、スタイルは黒い線のままで、「白」は反映されません。

 今回の場合は、白い線を引こうとしたことにより起こったことですが、「白」以外では、色が反映されたスタイルを確認することができます。一方、PowerPointのように色が反映されなければ、スタイルがわからなくなることはありませんが、色が反映されたスタイルを確認することはできません。上記のことから、設定した「色」と「スタイル」を同時に確認することは、なかなか両立しにくいことなのだなと感じました。

 また、このように同様の罫線の設定画面として見てみると、同じシリーズ間で画面構成は似ていても、設定方法やユーザインタフェイスの仕様が微妙に異なっていることがわかります。合わせて使用することの多い、ソフトのセットなので、メニューやツールバーの見た目だけではなく、細かいところでも揃っていると、セットのサービスとして、より魅力的になると思います。

[補足]

Office 2007のPowerPointでは、このようなダイアログはなくなり、変更後のデザインイメージを表示してくれるライブプレビュー機能がつきました。 

470. 違う機種のマニュアルをインストールしてしまったの?~SONY DSC-T200


先日、タッチパネルで操作できるデジタルカメラSONYのDSC-T200(以下、T200)を使う機会がありました。触り慣れていないタッチパネルの機種なので、マニュアルを読みながら操作しようと思いましたが、紙のマニュアルが付属しておらず、代わりにCD-ROMの電子マニュアルをパソコンにインストールする必要がありました。そこで、CD-ROMをパソコンに入れ、案内画面に従いインストールを進めていきました。

インストールが終了し、デスクトップに追加されたショートカットのアイコンを見ると、タイトルが「DSC-T70 ハンドブック (PDF)」となっているではありませんか。

デスクトップに追加されたアイコン

私は、もう一度インストールする事にしました。その時気付いたのですが、T200のマニュアルをインストールするには、下の写真にあるプルダウンメニューで「DSC-T200」を選択する必要があったのです。

インストール画面

今回のエラーは、「付属のCD-ROMには違う機種のマニュアルは入っていないはず」という私の先入観から起きたと思います。しかし、T200の様なコンパクトタイプのデジタルカメラは、様々なユーザーが使用し、「機種名を気にせず買っているユーザー」や、私の様に「注意深く読まずにインストールしてしまうユーザー」などもいるかもしれません。もし、機種選択のプルダウンメニューが目立つデザインであったり、機種名のみを選択するウィザード画面が表示されたりすれば間違えなかったかもしれません。些細な事ですが、その様なちょっとした工夫で、ユーザーを間違えさせないインストール画面ができたのではないでしょうか。

余談ですが、T200とT70のマニュアルは、共通で使えるモノでした。 

イマニュアルの表紙

369. 工夫が満載! シリコンコーキング剤のパッケージ


先日、我が家のお風呂場の補修で、シリコンコーキング剤が必要になりました。

今まで一度も買ったことがなく、使い方もよく分からなかったので、ホームセンターでいろいろ手に取った物の中に、とても気になるパッケージを見つけました。

パッケージ正面

私はこの手のパッケージを開封するのが苦手で、台紙部分に書かれた説明書きをビリッと破いてしまい、後悔することがよくあります。しかし、このパッケージはどうでしょう。パッケージの裏面の「ここから開けてください」と書いてある矢印の先には、つまみが付いていて、開封しやすいようにミシン目も入っています。これなら説明書きを破らずに開けられますね。

裏面のツマミ

開封してみると、台紙が本のように見開きになっていて、全面が説明書きになっています。左側の上部には「用途」、左側の中部から下部にかけては「関連商品の紹介」があります。 この部分は、コーキング剤やマスキングテープ等、内容物を取り出すための口なので、 破ってしまっても問題ありませんね。続いて、右側には、見開きの中で最も重要な「使い方」が記載されています。

開封中 開封後

さらに、コーキング剤が使い切れなかった場合でも、元通りにパッケージに戻してフタができるようになっています。フタを固定するためのツメがついているので、次回使うときに「パッケージはあったけど、中身はどこだろ?」ということがなくなります。

ツメ

我が家では初登場のシリコンコーキング剤でしたが、よく考えて作られているパッケージのおかげで、安心して作業をすることができました。

関連ページ:使いやすさ日記『269. 説明書がいらないパッケージ