写真は我が家で数年来愛用しているPanasonic製の充電式シェーバー(電気ひげ剃り)です。新しいモノ好きの我が家の中では使用歴が長い部類に入りますが、まだ一度も電池切れで困ったことがありません。面白い工夫がされているのです。
この製品は充電池の残量がなくなりそうになると、一度電池が切れた“ふり”をします。モーターの回転が落ち普通に電池切れの様相です。しかしそこから一度スイッチをオフにし、すぐにもう一度オンにするとあと一度分は元気に動いてくれるんです。実際にメインバッテリーと別にキャパシター的な蓄電パーツを搭載していて切り替えてるのかどうかまでは不明ですが、現象としては一度切れたと見せかけて、あと一回だけ頑張ってくれるのです。単に電池切れ警告ランプがチカチカ光るよりもインパクトのあるアラートですよね。実際にモーターの動きが弱々しくなるので、あぁこれはすぐに充電しなくちゃという気にさせられます。ちょっぴりタンジブルビットな感じ[参考リンク]。でもそこから一度だけは剃れるのですぐにコードをつないで洗面所に縛られなくても済みます(忙しい朝には、ひげ剃りしながら他のことも並行でしたかったりしますよね)。
このシリーズのバッテリーインジゲーターは、最上位モデルは液晶10段階表示、中級モデルはLED5段階、下位モデルは充電催促ランプのみ、という差別化が伝統になっていますが、この機能があれば別に残量メーターは全く不要なんじゃないかって気がしますね。
他にも単なるランプや文字メッセージではない直接「感じられる」インターフェイス事例をご存じでしたら是非ご紹介下さい。
[参考リンク]
- タンジブルユーザインターフェース [Wikipedia]
- MIT Tabgible media Group (英語)
2011.02.04補足:
zundoyaさんからコメントいただきました。ありがとうございます。バイクのリザーブタンクも同様の働きをするそうです。完全にガス欠する前に一度走れなくなって、コックを回すとしばらく走れるんだとか。ほぉ~。バイク乗らないんでそちら方面はノーマークでした。どんなバイクもそうなってるんでしょうかね?
コメントを残す