671. いつまでかかるの? ?100万件から探す書籍検索?


最近、大きな書店に行くと、検索端末が設置してあってタッチパネル操作などで簡単に書籍の在庫や棚の位置を調べられるようになってますよね。結構重宝します。

写真は横浜市内にあるアカデミアという書店に設定された検索端末で検索している様子です。タイトルや著者名を入力しおわって検索結果を待っている状態です。「100万件のデータの中から探しています。」と大きく自慢しているかのように書かれていますが、他にユーザに伝えることがあるんじゃないでしょうか?実はこの写真、検索が始まってからゆうに一分以上経っていて、「日記ネタにしてやる」とiPhoneを取り出してカメラアプリを起動して、とかやってても悠々と撮影できました。これだけの間ユーザを待たせるのなら、プログレスバー(進捗状態を示すバーグラフ)等を表示するなどのフィードバックを出すべきでしょう。データベースの仕組み上、正確に何%の検索が完了しているかを報告するのは難しいかも知れませんが、それでもデータベースとはつながったのかとか、結果を読み込んでるとか表示できることはあるでしょう。最低でも砂時計のアニメーションを出すだけでも、フリーズしてないか判断材料位にはなります。もっといえばローテクに事前にサーバーは店内なのか遠隔地のデータセンターなのかとか、平均で何分くらい待つことになるのかを書いて貼ってあるだけでもユーザ側に心構えができて良いと思います。

100万冊をはるかに超える商品数を一瞬で検索できるAmazonnや楽天といったサービスに慣れたユーザにとって、1分を超える検索時間というのは色々と不安や不満が募るのに充分な長さです。もちろんそれが短くなるのが理想ですが、インターフェイス周りの工夫でエクスペリエンスを向上させる余地も充分にあると感じました。

1 Comment

  1. レスポンス

    人間が操作するものに対するユーザビリティーの鉄則に
    「操作されたら適切な反応を返す」
    「時間がかかるときはそれをわかるようにする」
    というものがあり…

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