私の会社には、社員証でもあるICカードをかざして「ピッ、ピッ」と解錠するセキュリティゲートがあります。
セキュリティゲート |
このセキュリティゲートで、毎日のように起きている問題があります。それは、ある社員がカードをかざしてゲートを開け閉めし、しばらくすると・・・。
「ピッ、ピッ、ピッ・・・・」。
と、アラーム音が鳴りだします。すると出入りした社員に加え、ゲートに近い社員も、かけ足でゲートへ向かい扉を閉めます。このような光景は1日に数回見られます。このアラーム音。実は「扉が開きっぱなしです」という警告なのですが、出入りした社員は当然、「ゲートは完全に閉めたはずだ」と思っています。では、なぜゲートは閉まっていなかったのでしょうか。
少し開いてるゲート |
その大きな要因として、閉まった際に明確なフィードバックがないことが考えられます。解錠の際に「ピッ、ピッ」と音が鳴るのであれば、施錠の際にも何かしらの音が鳴って当然だと思います。実は、このセキュリティゲートでは、扉が開いている際に点灯する緑のランプが、閉めると消灯するというフォードバックがあるのですが、これでは、開け閉めした人には伝わりにくく、十分ではありません。
使いやすいセキュリティゲートを実現するためには、閉まったことをしっかり音で伝えることが必要だと思います。この他にも、そもそもの解決策として、引き戸ではなく開き戸にしたり、自動的に扉が閉まるようにする方法も考えられます。
誰しも開けた扉はしっかり閉めようと心掛けています。そんな心掛けをフォローする“仕掛け”が必要ですね。
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