今日、打ち合わせの前に駅前の喫茶店(ド○ール)で朝食をとっていました。トイレに行こうと思い、周りを見渡すと、壁にトイレのサインがあります。

しかし、サインに照明がついています。先客が居るのでしょう。トイレまで行って確認しなくて良いので便利ですね。

仕方ないので、席でしばらく待っていました。ところが、待てども待てども出てくる気配がありません。

もしやと思い、行ってみると、何のことはありません、トイレははじめから空いてました。サインの照明は単なる照明に過ぎなかったんです。

私は、『誰か入っていたら点灯で、空いていたら消灯』というメンタルモデルを適用したわけですが、間違っていたんですね。

では、どうして私は勘違いをしたのでしょうか。

トイレサインの照明に対するメンタルモデル
  使用中  空き  解釈
×モデルA 点灯 消灯 照明は、人が入っていることを知らせるために点灯している
◎モデルB 点灯 点灯 照明は、サインを明るくするために点灯している

まず、これらの2つのモデルは、単に照明が点いている状態を見ただけでは区別がつきません。すなわちどちらのモデルでも「それっぽい」んですね。

そこで私は、

  • 新幹線などでモデルAのタイプはよく知っている
  • 朝の時間帯では使用中の時が結構多い

ので、ごく自然にモデルAだと思ってしまったのです。Bの様なモデルなんて、考えもしませんでした。

更に問題だったのは、誰かが改めてトイレに入らない限りは、このモデルが破綻しないことです。いつまでも照明が点いているのは、いつまでも中に入っているからだと解釈できますから、モデルの再構築の機会をなかなか持てなかったのです。

やはりトイレまで行って確認するしかないんですね。残念です。