久しぶりに会った友人と喫茶店に入った時の出来事です。

私達は、手を洗いに行きました。
先に手を洗う友人を眺めていたところ、ハンドルを回しているのに、水が出る気配が
全くありません。
回してもダメなので、上部を押してみると…水が出ました!
私達は、PUSH式の水洗金具だということに気付きました。

プッシュ式
蛇口のついた洗面台の写真とプッシュ部の拡大写真

なぜ、友人はハンドル式と間違えて回してしまったのでしょう?

まず、水洗金具全体をパッと見た時、ハンドル式の水洗金具と大きさがさほど変
わりません。
また、水洗金具の上部をよ〜く見ると、「PUSH」の文字がありますが、光が反射する為角度によっては見づらいです。ユニバーサルデザインの観点からみても、この文字表記だけでは分かりにくいです。

そこで私は「押す」ということを、うまくアフォードしている例が他にないか探してみました。

こちらは、「押す」ことが分かりやすい形の例です。
水洗金具の形が丸ではない為、回せるようには見えません。手前側に倒せそうだと分かります。

「おす」と
書かれたプッシュ部を持つ洗面台の写真

このように、配慮を重ねることで「押す」ということをもっとアフォード出来ることが分かります。