Googleと言えば、もっとも先進的なWeb技術を持った会社というイメージがありますよね。そのGoogleが作るとクレジットカード決済のWebフォームはどんな作りになるんでしょう?

 先日Androidを搭載したスマートフォンを購入したため、有料アプリ決済用にGoogleアカウントにクレジットカードを登録する手続き(Google Checkout)をしました。写真はそのフォームです。

 結果から言うと、「さすがGoogle!」って部分と、「あれ?」ってところと両方ありました。上から見ていきましょう。

■イケてる点1(図中「○1」以下同様)

 カード番号入力欄です。番号を16桁入力すると、勝手にカード会社が選択されました(該当カード会社以外のアイコンがグレーアウト)。普通は自分でVISAとかMasterとか選ぶ手間が1つ省けてます。またハイフンを抜いても自動的に付加されます。普通は「入れろ」とか「入れるな」とかどちらかを強制していますが、Googleさんは「どっちでもやりやすい方でいいよ」と言ってくれてる訳です。

■イケてる点2

 国際的なサービスのため、最初は住所欄の構成がアメリカ式に番地->市区町村->都道府県->郵便番号となっており、都道府県プルダウンメニューの項目もローマ字表記になっています。国際便のやりとりをしない人にはやや敷居が高いですね。しかし、そこで「国内の形式に切り替える」というリンクをクリックすると、写真の様に日本式の項目順に切り替わり、都道府県名一覧も漢字表記になります。一番上の「国/地域」で日本が選ばれてるんだから、最初からそうなってればいいんじゃないの?という気がしなくもありませんが、そこはやっぱりアメリカ国籍の企業ってところでしょうか。

■イケてない点1(図中「×1」以下同様)

 「おぉ、さすがGoogle、クレカフォーム1つとってみても芸が細かいなぁ」と思いつつ入力を郵便番号欄です。残念ながら昨今当たり前にようになってきている郵便番号→住所の自動変換がついていません。これの有無で手間が大きく違うし、入力ミスも防げるので、これがついてないのは残念です。

■イケてる点3

 次の「ご請求書送付先」欄。ちょっとラベルがわかりづらいですが、流れ的には住所の続き(字名、番地、建物名)を入れるところですね。ここでまた感動。番地や部屋番号などの数字を全角で入れると勝手に半角に変換されます。これもサイトによって「全角で入れるべし」と強制になってたりして、「そんなのシステム側で簡単に置き換えられるんだからエラー出してまでユーザに強制することですか?」と思ってた訳ですが、その場で自動的に変換してくれるのは初めて見ました。

■イケてない点3

 全角半角の区別でユーザを手間取らせないのがGoogle流かぁ、と感心したのも束の間、なぜかこちらの電話番号欄は半角強制でした(笑)。軽く裏切られた気分です。


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