先日、腕時計が動かなくなったので裏蓋を外すと、LR44というボタン電池が入っていました。ボタン電池の品番は覚えにくく、サイズも分かりにくいため、古い電池を片手に家電量販店に出掛けました。すると、『SR44』という表記で電池サイズと同じ凹みのある、変わったパッケージを発見しました。

SR44のパッケージ(写真=左) パッケージの凹み(写真=右)

興味本位でその凹みに古い電池をはめてみるとピッタリでした。「あれっLR44じゃなくても、SR44でもいいのかな?」という発見と同時に、本当に大丈夫かと半信半疑に。そこでよくパッケージを見ると、『LR44機器に使えて2倍長持ち』と書かれていたので、安心して購入することができました。

乾電池の場合、同じ単3でもマンガンとアルカリのように性能が異なるものがあります。ボタン電池も同様、“普通のLR44”と、“高性能の SR44”のように、同じサイズでも異なる品番のものが存在することを初めて知りました。メーカに問い合わせると、以前から私のように「この電池も使えるのですか」という問い合わせが多く寄せられるため、このようなパッケージを開発したそうです。

私もこのパッケージを見つけていなかったら、不安でSR44ではなく、LR44を購入していたでしょう。
このパッケージは、ボタン電池の互換性について知らないユーザにとって大変有効だなと思いました。おかげさまで腕時計も長持ちしそうです。