電車内のマナー、特に優先席付近での携帯電話マナーはついつい忘れてしまいがちですね。

かなり目立つ色です

小田急線にて見かけたオレンジ色のつり革です。これ、実は優先席付近のつり革だけがオレンジ色になっています。まわりにある一般席周辺では、従来通り白色のつり革が使われており、優先席を視覚的に認識しやすくしているわけです。

これまでは、シートの色や車内シールによって優先席であることを表していましたが、人が座っていたり、車内が混雑しているとその効力が失われてしまい、優先席だと気付かない場合がありました。

つり革は常に目線よりも上にあるため、混雑している場合であっても見えなくなってしまうことはありません。また、遠くからでも優先席付近であることを、オレンジ色の群れによる「エリア」として認識できるため、乗車時に携帯電話を操作している場合など、瞬時に乗り込む先を判断することができます。

携帯電話のマナーに関する車内アナウンスは、「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください・・・」という内容ですが、「 吊り革がオレンジ色の 優先席付近では携帯電話の電源をお切りください・・・」という方が具体的でわかりやすいですし、何より自分がつかまっているつり革がオレンジ色だったらドキッとしちゃいますよね。