昨年、シンガポールへ会社の人達と旅行した時のことです。 街中を散策していると、道路のある一部にギザギザのペイントが施されているのに気が付きました。

道路の脇に黄色でジグザグのラインが引かれている

最初は「これもお国柄で、何かの模様なのかしら?」などと呑気なことを考えていましたが、ワイワイ議論した結果、「こんなギザギザした所に車で乗ったら痛そうだから、駐車禁止という意味だ!」ということに落ち着きました。  日本に戻って本来の意味を調べたところ、「この先横断歩道があるため、追越し・駐停車禁止。歩行者は横断禁止。」という意味だそうです。歩行者も横断禁止!いやぁ、キビシイ。

それにしても、見た目の印象ってすごいですね。意味を知らない私達が、「ギザギザしてて、車だったら近寄りたくない」という結論に達したくらいです。地元の歩行者ならばここを横断しようという意識も薄れそうですね。なによりドライバーには、「ここには止めたくない」とか「スピードを落とそう」という意識が働くのかなと思いました。

このように、誰もが「したくない」、または「してはいけない」と感じられる視覚的表現を用いた道路標識。国境を越えたすばらしいガイダンスだと思いませんか?

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