カテゴリー: デジタルガジェット (page 4 of 18)

739. 4つの自由を手に入れたUSB Type-Cコネクタ


Appleの新型MacBookなど一部の最新パソコンでは、USB3.1という新規格と共に端子のコネクタがType-Cという新しいのものになりました。現時点では対応した機器、ケーブル、ハブなどの入手が難しくかえって使いづらいという面がクローズアップされがちですが、実のところこれがとても“自由”な規格で将来的にメカ音痴な人でも悩まず使える可能性を感じさせてくれます。

1. コネクタの向きを気にしない自由!

USBの歴史とともの登場した最も有名なUSBコネクタがType-Aです。パソコン側についており、USBフラッシュメモリなどもこの形状です。恐らく誰もが一度は抜き差ししたことがあり、そしてその誰もが向きを間違えてひっくり返して挿し直したことがあるアレです。イラっとしますね。USB Type-Cではあのストレスから解放されます!どっち向きでも刺さるのです。Type-Aでも一部のメーカーからどちら向きでもOKなケーブルやUSBフラッシュメモリなどが売られていますが、今度はUSB規格そのものがリバーシブルなので、最初から全製品が対応になります。

2. ケーブルの向きを気にしない自由!

本体、充電器とも同じコネクタ

本体、充電器とも同じコネクタ

従来のUSBケーブルはパソコンや充電器につなぐ側(Type-A)とプリンタやスキャナ(Type-Bなど)が別形状でした。コネクタの裏表以前にケーブルの向きを気にしなければなりませんでした。しかしType-Cではパソコン側も周辺機器側も同じです。長いケーブルをたぐって、たまたま手にとったどちらのコネクタでも目の前のポートに挿すことができます。

3. コネクタタイプを選ばない自由!

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左からUSB Type-A、Type-B、Type-C

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左からMicro-B、Mini-B

最近のUSBケーブルの役割として、パソコンと周辺機器の接続の他にスマートフォンなどのモバイル機器の充電用途が増えて来ました。あまりパソコンを使わない人はむしろUSB=充電ケーブルの一種、と思っているかも知れません。そしてモバイル機器で重要な薄さを実現する為、コネクタも技術進歩と共により薄い規格が求められてきました。数年前まではMini-USB Type-B(通称ミニB)というタイプが主流でしたね。PlayStation3のコントローラーのアレです。デジカメやHDDビデオカメラでも多く使われていました。ところがさらに薄いスマートフォンで使用する為、ここ最近はMicro-USB Type-B(通称マイクロUSB)というタイプにトレンドが移ってきました。

ガジェットがたくさんある我が家ではこれにiPhoneのLightningまで加わって引き出しや鞄の中がごちゃごちゃ。目的のケーブルを探すのに一苦労です。USB3.1+Type-Cはコネクタの薄さも通信速度も充電用としての性能も次世代規格としてかなり進んでいるので、今後何年かをかけてこれ1つにまとまっていくんじゃないかと思います。同じ充電という用途に、PS3はミニB、PS4はマイクロ、iPhoneはLightning、、なんて使い分けなくてよくなる日がそう遠くない未来に来るんじゃないでしょうか。

4. 目的毎にケーブルを選ばない自由!

この日記を書いている前日に発売された新型MacBookでは、ヘッドフォン端子以外ではこのUSB Type-Cポートが1つあるだけです。外付けHDDもLANケーブルもプロジェクターもそして充電すら、すべてここから(現時点では別売りの各種アダプタを通じて)つながります。USBケーブルが一種類にまとまるだけでなく、ディスプレイケーブル(これまたアナログRGBだのDVIだのHDMIだのありますね)も、RJ-45 LANケーブルも、いつかはType-Cコネクタのケーブル1本で済む時代が来るかも知れません(全て無線でできるようになる日の方が先かも知れませんが…)。

 

USBの”U”はユニバーサル、つまり「なんにでも使える」のUです。その名前と裏腹にすごくめんどくさいことになっていたのですが、ついにUSB 3.1とType-Cコネクタで真のユニバーサルを実現し、「誰にでも使える」ケーブルになれるのかも知れません。

735. ケータイ置き忘れを知らせてくれるカーナビ~Panasonic Strada~


最近のカーナビは運転中により安全に通話ができるよう、Bluetoothヘッドセットとしてケータイ/スマフォとリンクするものが増えています。車内スピーカーとマイクを使って、ケータイ端末を手に持たずとも通話ができるわけですね。その為のリンクは一度ペアリング設定をしておけば、カーナビの電源を入れるだけで自動的につながり、車に乗る度に特別な操作をしなくても待機状態になります。

で、先日PanasonicのカーナビStradaの最新モデルを試用した際、下記の画面が出ることに気付きました。なるほど!そのナビ起動時の携帯電話との再リンクが行われない(携帯電話機が発する電波が見付からない)場合、こうして電話機を忘れて来ていないか警告をしてくれるわけですね。

携帯電話が接続されていません。携帯電話を忘れていませんか?と表示されたナビ画面

ちょっとした気遣いですが、これのおかげで携帯電話を自宅や外出先に置き忘れたまま車を走らせてしまうリスクを減らせるのは大きいと思います。自分の使っているナビにも是非ほしい機能だと思いました。

730. 斬新な電池向き表示 ~Microsoft Xbox One~


メチャクチャなハードゲーマーというというほどではないですが、とりあえず新世代機が出たら買ってみる派です。先日発売のXbox Oneも当然予約して発売に購入しました。新しいKinectによるジェスチャーUIもインターフェイス屋としては気になりますしね。うん、これは必要経費だ。

早速開封してセットアップ。コントローラーの充電式バッテリーは発売が延期になってしまったので当面は乾電池を入れなければなりません。が、しかし、、、どっちがプラスなのか向きに関する表記がどこにも見当たりません。

あなたならどういう向きで電池を入れますか?

いやいや、天下のマイクロソフトさんが書き忘れとかそんな初歩的なミスをするワケが、、、と更にあちこち眺めることしばし。

金属の端子自体にプラス、マイナスがプレスされていました

これか! !

斬新すぎてしばらく気付きませんでしたが、「プラスと書いてあるところにプラス極をくっつける」という意味では大変直観的でいいのではないでしょうか。すり減る心配もないですし。視覚障害の人が指で触って判別はさすがに難しいかな?刻印以外は同一形状なのでかえって厳しいかも知れません。

そういえばマイクロソフトは数年前にバッテリーの向きを気にしなくてよくなる端子形状InstaLoadを開発したはずですが、その後どうなったんでしょうね。自社製品にこそ使えばいいのに。

711. 見たいのはそこじゃない!~iPhoneの「メッセージ」アプリ~


写真はiPhone(iOS7)の「メッセージ」アプリで新着メッセージ(メール)を開いたところです。

auショップから定期的に届くDMで、三画面分位の長文メッセージなんですが、一番最後までスクロールした状態で開きます。最初から読もうと思ったら自分でスクロールしなければなりません。iPhoneは画面上の時計の部分をタップすると一番上まで一気にスクロールして戻ってくれるという便利ワザがありますが、この画面でそれをやるとこの相手から届いている一番過去のメッセージまで遡ってしまうので、ここでは利用できません。

自分でiPhoneアプリも作ったりした経験からすると、この「新着(未読)メッセージの一番最初の位置にスクロールしておく」という至極当たり前のニーズを満たすのはやや面倒であることは想像がつきます。他のメッセンジャーアプリでも結構同じ様な挙動になってたりしますし。でもそこは使いやすさ自慢のAppleさんの純正アプリとしてサードパーティにお手本を見せるくらいのつもりで対応してほしいものです。

703. 一度憶えれば良いことならば 〜Nexus7の梱包フィルム〜


最近のスマートフォンやタブレット端末はシンプルなデザインであること優先でハードボタンが見えにくいことが多いですね。特にAndroid端末は目立つホームボタンもないので、店頭の展示機を触ろうとして電源入れられなくてグルグル回してしまった経験をお持ちではないでしょうか?特に真正面から見た時全く見えないものは、初見でボタンの存在自体に気付くまで苦戦しがちです。

さて、昨日発売のGoogleのタブレットNexus7を買って来たのですが、意外なことに正面から見れるようにボタン位置を示すアイコンが、、、ってこれ、なんと梱包フィルムに印刷されているんです。フィルムを取り去って使い始める時には無地のシンプルデザインなんですが、買ってきて初めて見る時にだけ「ここにボタンやUSB端子があるよ!」って示してあげるわけですね。確かに一度知ってしまえばいらない情報なので、この方法はなかなか賢いのではないでしょうか。

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