投稿者: staff (page 39 of 62)

119. あといくら入れればいいの? ~プリぺ時代のユーザニーズ


不足金額210円、投入金額160円

写真は、東急田園都市線の中央林間駅に設置されている精算機です。

ご覧の通り、不足金額と投入金額が表示されています。基本的には投入金額が不足金額に届くまで硬貨を投入し続けろ、という仕様です。

現金で切符を買って乗り越しをした場合、最初は不足金額だけが表示されるので、その金額を投入すれば良いことになります。

ところが、パスネット(関西で言うスルッとKANSAI)のようなプリペイドカードの場合、切符がわりに入場記録を示すのと同時に、カード残高分は料金を投入したことにもなるので、写真のように同時に投入金額が表示されてしまい、結局財布からいくら出せば良いかは、この2つの数字を引き算しなければわからないことになります。現金での乗り越しは(目的までの金額が調べられない視覚障害の方が意識的にとりあえず初乗り運賃を買って後精算するケースがあるそうですが)、それほど頻繁に起こることではありませんが、プリペイドは使っていれば必ずこのような精算が必要な場面に遭遇します。プリペイド方式を励行するのであれば、是非こういったユーザ・コンテクストも鑑みて、精算機のインターフェイスも改善して欲しいものです。

118. イオカードに見るユーザビリティ向上


首都圏では、JRがイオカードというものを発行しています。これはそのまま自動改札を通すことができるもので、オレンジカードのように券売機で切符を買うこともできます。

先日ふと気がついたのですが、このイオカード、こっそりリデザインされていました。

古いイオカード
古いイオカード
新しいイオカード
新しいイオカード

カードの挿入方向を示す矢印が目立つようになっています。些細なことですが、使いやすさを向上しよう、という意図が感じられます。素晴らしいですね。

※自動改札では向きに関係なく挿入することが出来ますが、券売機や精算機では、正しい方向で挿入しないといけません。

117. Microsoft Office Keyboard ~ユーザニーズの読みとり


Microsoftから面白いキーボードが発表されました。

(未購入なので写真がありません。引用の可否もわからないので、下のリンクからご覧下さい)。

「Microsoftってハードも作ってるの?」とおっしゃる方もいるかもいれませんが、ここのハードは秀逸なものが多いです。σ(^^)の周りにもWindowsが嫌いなMac信者であるにも関わらず、マウスはMicrosoftのIntelliMouse Optical愛用、という人多いです。というか気付けばウチの会社のマシンの半数以上にこのマウスがぶら下がってるような…。OS自体のシェアより高い(^^;)。

で、今度のキーボードなんですが、文字通りオフィスユース(Officeユース?)におけるユーザのニーズを的確にぐわしっとつかんでくれたような工夫が随所にされているのです。

σ(^^)的に気に入ったのは、

・Excelでの便を配慮し、テンキーの上に、(、)、=、バックスペースなどが1ストローク(=Shift押さなくて良い)で入力できるキーを設置。

・キーボード左にホイール等の特殊キーが満載。特にアプリケーション切替用の左右ボタンがヨサゲ。Alt+Tabは片方向にしか移動できませんからね(Alt+Shift+Tabは論外)。画面でのフィードバックはAlt+Tabした時のようなものが出るんですかね?アレはAltを押しっぱなしの間だけの表示前提なので、1ストロークキーの場合はどうしたんでしょ?

カット&コピー&ペーストも1ボタンでイケるのもいいかも知れません。ショートカットまでは使いこなしてない、という方もクリップボード系はもっと簡単にやりたいと思っているでしょう。

キーボード上部のホットキー(1ボタンでメーラーやブラウザを1発立ち上げ)は、ノートパソコンとかでも使った試しがないので、個人的には価値未知数。音量調節はいいかも。

以前の日記で紹介したIEとの配列問題はどうなかったと思いきや、アレは廃止になったみたいですね。「戻る」と「進む」だけかろうじて残ってるようです。

うーむ。試したい。ウチはWindowsの他にも、MacやLinuxで共通のキーボード&マウスを切り替えて使うので、そういう特殊環境でどれくらい汎用的にふるまってくれるか次第。テンキーの上のカッコやイコールなんかは、あるOSでは大丈夫でも別のOSでは効かない、なんてことになったらかえって作業効率が落ちてしまうかも知れません。

#うーむ、今月26日発売かぁ。給料日前だよ。

まぁ、そういう特殊環境の人間のニーズや回路設計はおいといて(^^;)、一般的にWindowsやMacをオフィスユースで利用する人のユーザニーズをしっかり研究して作り込まれた製品だという「匂い」がします。キータッチがお好みにあれば、なかなか良い選択肢ではないでしょうか。

キーボードやマウス、モニタってのは、一番基本的で必須で使用時間も長いヒューマン・インターフェイスですので、メーカー製パソコンをお使いの方でも、付属のもので満足せずに、少しこだわってみるのもいいですよね。

#最近、眼精疲労と肩こりがヒドくて、モニタを物色中…

関連ページ
Microsoft Office Keyboard
使いやすさ日記『54. 対応付けって知ってる?〜Microsoft Keyboard』

116. エラー表示のわかりやすさ~Macのプリンタドライバ


このエラー表示は、Macintoshでプリントしようとした時に表示されたものです。

AdobePS
AdobePSのエラー表示

でも、このエラー表示ではどうすればプリント出来るようになるのかさっぱりわかりません。プリント出来なかった原因は何なんでしょう。プリンターが壊れたのかな、接続が悪いのかな、それとも自分のマシンが原因でしょうか、それともプリントしようとしたデータ?

結局、このエラーに直面した人は自分で色々と原因を探し回らなければいけません。

ところで。

以下のエラー表示は、同じプリンター用の別のプリンタドライバ(ソフト)で上と同じエラーを起こしてみたものです。

LaserWriter8
Apple LaserWriter8のエラー表示

こちらは随分とわかりやすいですね。

想定されるエラーの原因と対処方法が書かれているため、簡単にエラーに対応することが可能になっています。

このように、エラー表示ではこれらの

  1. どんなエラーが起きたか
  2. エラーの原因は何か
  3. どうすればエラーを回避できるか

といった情報が適切に表示されることで、エラーへの対処が簡単になります。

但し、携帯電話など画面が小さいものでは、これらの要素全てを表示するのは大変ですので、わかりやすさを維持したままで、どの内容を削るかが腕の見せ所となります。皆さんがエラー表示を目にされた際には、これらの要素がどのように含まれているか、一度注意してみてください。

115. 制約を利用した誘導 ウェストポーチのバックル


ウェストポーチの写真

写真はσ(^^)が現在愛用しているColemanのウェストポーチです。

σ(^^)のモバイル装備(Sセット)(MobileGearII、充電器、CLIE、携帯電話、デジカメくらい)を入れるためのもので、ウェストポーチといってもやや大きめで、バックル(?)部分も下の写真のようにゴッツい目のものがついています。サイズ、色、デザイン、ポケットの多さが気に入って購入したんですが、このバックルだけがちょっと残念なことになっています。

片方裏返してもバッチリはまってしまいます

このバックル、片方が裏返しになっていても問題なくはまってしまうんです。「細かい向きを気にしなくて良いじゃないか」と思われるかもしれませんが、そうではないんです。ここまで大きいウェストポーチだと、ベルトの幅も4cmほどあります。これだけの太さのベルトがひねっていると、やはり収まりが悪いというか、吊ってる腰が落ち着きません。ベルトをひねってつけてしまわないように気を付ける必要がでてきます。こういう時、バックルは裏返しでは噛み会わない設計になっていてくれた方が便利なんです。(さすがに360度ひねってしまった場合は、大抵その前に気付く可能性がほとんどだと想定すれば)裏返しでは噛み会わないという制約をもたせることで、ベルトをひねって装着してしまう可能性はほとんどゼロに近付けられると考えられるからです。

次のモデルをデザインする際には、是非、こういったインターフェイスの自然な制約のもつ力をうまく応用してほしいと思います。

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