投稿者: 古田 (page 42 of 103)

621. 急ぐ前にちょっと待って~USB端子のキャップにはさまれた、接続手順の書かれた紙~


先日、WEBカメラを購入しました。家に帰るなり、どんなふうに映るのか試してみたい一心で、箱からカメラ本体を取り出しパソコンにつなげようとしました。

「ん、何だこりゃ??」

USB端子に見慣れないものが…

USB端子のキャップに、紙がはさまれていました。

それがこの紙

気になって読んでみると、これは「付属のCDをインストールする前にUSBを接続しないでください」という注意書きだったのです!

パソコンの周辺機器には、専用のドライバ(パソコンと周辺機器をつなげるソフト)をインストールする必要のあるものがあります。また、インストールする前に接続すると、不具合が起こったり、設定し直さなくてはならないことがあります。このような周辺機器には取扱説明書に接続の手順が書かれていますが、私のようなせっかちな人は取扱説明書を読まずに接続することはよくあります。(そもそも手順を意識しなくても接続できれば良いのですが…)

この注意書きは、USBを接続する前に必ず目に止まります。せっかちな人にとっても、取扱説明書の中だけで説明されるより断然気付きやすいですよね。ユーザのやってしまいがちなことをよく考えた配慮です。

 

620. 混雑状況が一目でわかる!?~ヘアカット専門店のシグナル~


私がよく利用する駅には、ホームにヘアカット専門のお店があります。

QBハウス店舗

このお店は「QBハウス」というチェーン店で、駅構内やショッピングセンターに多く出店されています。10分間でカットができるという“早さ”がウリで、時間に余裕の無い人にも気軽にカットしてもらえるように、様々な工夫がされています。

お店の混雑状況を示すシグナル

その工夫のひとつが、お店の混雑状況を示すシグナルです。
点滅する色が、緑色ならすぐにカットできる、黄色なら5~10分待つ必要がある、赤色なら15分以上は待つ必要がある、といった具合に、離れた場所からでも待ち時間を把握することができる、というものです。

しかし、私は駅を利用する度にこのお店を目にしていたのですが、文字で書かれた説明を見るまでシグナルの点滅ルールがさっぱりわかりませんでした。
このシグナルからお客さんが混雑状況を察してくれれば、店員さんは接客する時間を減らせるのでありがたい工夫だと思います。しかし、せっかくのシグナルがお客さんに伝わりにくければ、その効果は十分とは言えないでしょう。

もっとお客さんに伝わりやすく、お客さんと店員さん双方が使いやすいシグナルを考えることができれば、電車を待つ間のちょっとした空き時間をうまく利用して、カットする人が増えるかもしれませんね。

619. 「売り」の機能が隠れてしまう。~消せるボールペン~


私のお気に入りのボールペン『フリクションボール』をご紹介します。このペンは特殊なインクを使っていて、筆跡をペンの後ろ側のラバーで擦ると摩擦熱でインクの色が無色透明になるという「消せるボールペン」です。

写真1 フリクションボール

私は書いている途中、書き間違いに気づくことがよくありますが、修正液などを使うのは面倒でついそのままにしがちでした。しかし、このペンは“ペンの後ろ側のラバー素材で消す”ところが、消しゴム付き鉛筆と同じ消し方と消し味!といった感じで手に馴染みやすく、書き直す習慣までついてとても気に入っています。

しかし、ここが惜しい!といつも思ってしまうところがひとつあります。

写真2 キャップをつけて使用している様子
写真3 文字を消している様子

それはラバーがペンの後ろ側にしかないことです。私は、キャップ式のペンはキャップをペンの後ろ側につけて使うので、このペンではラバーが隠れてしまい、消す度にキャップを外さないといけないのです。

そこで、キャップにラバーを付ける予定がないかメーカーに問い合わせてみた所、「他のお客様からも同じ要望がありますが、生産ラインなどの都合で商品の仕様を変える予定は今のところありません。」とのことでした。そして、後から発売されたキャップにラバーが付いた『フリクションいろえんぴつ』(0.7ミリのみ)を紹介されましたが、普段好んで細め(0.5ミリ)を使っている私にはちょっと太すぎました。

一度商品化されてしまうと、仕様の変更は容易ではないでしょう。だからこそ、はじめから消費者の望む要件がわかっていたら、『フリクションボール』も売りの機能が隠れてしまうことはなかったのかなと、愛用しているからこそ残念で仕方ありません。

<関連ページ>

フリクションボールの活用方法
http://www.pilot.co.jp/campaign/frixion/kieruttebenri/

618. 狭いスペースでも機能的な駐車場


駐車場で車を止めた際、偶然にも同じ車が隣に止まっていると、止めた後はミラーも同じ位置になってしまいます。メタボなお腹が邪魔をして狭い所を通るにも一苦労な私ですが、このミラーの隙間を通る時が一番ドキドキします。こんなときは、車に触れて傷をつけたりしないようにお腹を引っ込めて通らなければなりません。

狭くて通りづらいです

しかし、先日利用した駐車場では、なぜかこのように車が互い違いに止まっていました。

1台ずつきれいにズレています

不思議に思って裏に回ってみると、なんと、隣り合った交互のスペースで、車止めが前後にずらして配置されていました。

車止めが1台ずつズレていました

似たような車が隣り合うことはよくありますが、この日は駐車位置がズレてミラーとミラーの位置も重なることがありませんでした。そのため、ドキドキすることなくスムーズに通ることが出来ました。

この駐車場では乗り降りがスマートに出来た私ですが、ウエストも少しスマートになってドキドキしない日常を過ごしたいです。

617. 身近な部分のIT化 ~回転寿司のタッチパネルシステム~


近くにお店ができたので、久しぶりに回転寿司に行ってみました。そのお店は、座席のタッチパネルで注文ができるシステムになっていました。このタッチパネルの画面が、注文以外でも活躍します!

なんと!注文したがネタが座席の近くまで流れてくると、タッチパネルの画面と音で到着を知らせてくれるのです。これならば、うっかり間違って他人の注文品を取ることもないですし、会話や食事に集中してしまって見逃すといったことも、少ないと思います。

注文したネタが近くまでくると…
画面と音でお知らせ

到着を知らせる機能は、お皿の一枚一枚に“ICタグ”が付いたことによって実現されたそうです。さらに、一定時間回ったネタを破棄するといった鮮度管理や、店舗によっては会計の効率化にも利用されているそうです。

しばらく利用しないうちに、回転寿司も「IT化」が進み、ほぼ人が介入しないセルフサービスになっていました。それは、お客の負担が増えるということでもありますが、負担を感じさせない工夫の1つとして、このICタグの存在は大きいと思います。こういった身近な飲食店での注文が、これからの新しい技術によって、どう変化していくのか、ちょっと楽しみになりました。

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