少し前、とある動物園に行ったときのことです。
この動物園へは、窓口で入場券を購入した後に、トンネルを抜けて入場するようにできています。入場するときには別段気がつかなかったのですが、動物園から出るときにトンネルの手前まで来ると、あれ?二つのドアがあってそれぞれに「入口」(図1左のドア)「出口」(図1右のドア)とあるではありませんか。
図1 |
結論から言うとここでは「入口」から動物園を`出る´のが正解です。後で調べてわかりましたが、トンネルに設置されたドアは全てトンネルに対しての「出口」か「入口」かという表示で徹底してありました。
しかし動物園から帰ろうとしている人間にとって、出口から出たくなるのは至極当然の選択のような気がするのですが。
トンネルの中から撮影したのが2、3の写真です。トンネルから出るときの「出口」にはドア以外にも周辺に「出口」や「動物園入口」(図3)と一杯張り紙がしてありました。また反対のドアには「入口」でなく「ここからは出られません」(図2)とあります。
図2 | 図3 |
ここでの問題は「入口」か「出口」かということ以上に、なぜ使えないドアに「出口」という案内を行なっているかということです。開かないドアの方には進入禁止マーク(これ自体は免許がない人にとっての認知度がまた問題になるかもしれませんが)などこちらから利用できないことがわかるような案内をつけておけばよいと思うのですが。
1分くらいの撮影中、1組だけ動物園から帰ろうとする家族が通りました。彼らはやはり開かない「出口」のドアの前で数秒間を過ごすこととなりました。
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